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神降臨〜迷える子羊よ読め

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メディア業界・音楽業界の第一線で活躍されている方(神)のありがたいお言葉をまとめました。迷える全子羊ナレーターよ、今すぐ読むべし! ライター:日良方かな(https://twit…
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#ナレーション

「ゴホン!」の前にも。もっと知りたい、龍角散。

「ゴホン!といえば」のキャッチコピーを聞くだけで、誰もが「龍角散」を思い出す。 「龍角散ののどすっきり飴」「龍角散ののどすっきりタブレット」など、シーンや用途に合わせて様々なタイプが販売されており、ドラッグストアやコンビニなどで手に取りやすいのも魅力の一つだ。特に声の仕事をしている読者にとっては、鞄やポーチに常備している方も多いはず。 そんなお馴染みの龍角散。実は平成から令和にかけて、売り上げを倍増させていることはご存知だろうか。1990年代には約40億だった年商が、202

『書く仕事がしたい』から考える、フリーランスの働き方。

ライター、ナレーター、アーティスト…表現する仕事は全般的に、その本質が見えにくい傾向にある。どの案件でいくらもらえるのか、どうやって仕事を受注するのか、家庭との両立は出来るのか。そんなミステリアスなベールを1枚剥がしてくれる本が、2021年10月に出版された『書く仕事がしたい』だった。 「仕事の取り方から、お金の話まで、すべてシェアします」と帯に書かれている通り、ライター・佐藤友美さんが今まで培われた超具体的な実践ノウハウがびっちり詰まった一冊。そんな本を読み進めると、意外

CMナレーションの今、すべて。

私たちが広告物を目にしない日はない。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といった4大マスメディアはもちろん、Twitter・Instagram・Youtube等のSNSでも強制的に目の前に現れる広告を多く見かけるようになった。娯楽とセットになることの多い広告物だが、しばしば娯楽以上の予算と人手を注ぎ込まれて制作される。そこには広告主の存在が大きい。そんな独特な「CM業界」で求められるナレーションは、番組や企業内動画でのナレーションと、どんな点が違うのだろう。 今回はコマーシャルの仕事

最短で売れっ子ナレーターになるには? 

あなたがフリーのナレーターなら、一度は制作会社に営業をしたことがあるはず。練りに練ったボイスサンプルを作り、宣材写真を貼ったプロフィールを準備。SNSで繋がったり、問い合わせフォームからメールを送ったりして、ナレーターとしてどんなに有能かをアピールする。こんな営業方法を数十件、数百件と繰り返し、やっと仕事に結びついたのは1件だった、という話は珍しくない。むしろラッキーな例だろうか。 動画制作を中心としたコンテンツ作り全般を担う「株式会社コアセプト」草野央光社長が提案するのは

日本語教育とナレーション

ナレーションを使った面白い授業をしている学校がある。神田と生田にキャンパスを構える「専修大学」だ。1880年(明治13年)にアメリカからの帰国留学生4人が設立し、経済学と法律学が日本語で学べる国内初の教育機関として誕生した。令和の今では夜間部を含めた8つの学部で質の高い講義と国際交流を多領域で行い、2022年時点で17000人以上もの学生が通う。 2017年から外国人留学生を対象に、日本語学習の一環として始まったのが「ボイスサンプルプロジェクト」だった。ナレーターのボイスサ

宅録初心者必読!良い音を作るコツと心掛け

自宅でナレーションや台詞を収録する「宅録」初心者が、まず頼りにする人物がいる。音響エンジニア・オーディオライターの橋爪徹さんだ。橋爪さんのnoteでは宅録向きの機材や収録方法を詳しく紹介しているほか、宅録した音声を送るだけで改善点や整音のアドバイスをするサービスも「つなぐ」で出品販売している。 本記事ではそんな「宅録ビギナーの駆け込み寺」である橋爪さんに、アドバイス企画が生まれたきっかけや音響エンジニアになるまでの歩み、そして宅録初心者がつまづきやすい注意点などを尋ねた。

テレビ整音のプロに聞く、一流ナレーターの流儀と覚悟。

テレビ番組の「音」を、普段どれだけ注意して聴いているだろう。バラエティ、ドキュメンタリー、ニュース、ドラマ・・・その全ての映像に、セリフやBGMなどの音全般を調整する「MA(マルチオーディオ)ミキサー」が存在する。そんな整音のプロは、テレビの構成要素の一つである「ナレーション」と、それを提供するナレーターのことをどんな風に捉えているのだろうか。 今回は主に地上波バラエティ番組を手掛けるMAミキサー・阿部雄太さんに「一流ナレーターの一流たる所以」、そして「一流を目指すナレータ

”今どき”のナレーションとは?〜「売れる」の作り方

コロナ禍、昨年から「宅録ナレーター」に注目が集まっている。自宅でナレーションを収録するナレーターのことで、機材とネット環境さえ整えればすぐに始められる手軽さから”副業”としてナレーターデビューをする方が増えたようだ。 ナレーターの姿が多様化した一方で、 ナレーションはどう変化したのだろう。 これから求められるナレーター像とは何だろう。 今回はTBS系情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」にて今年2月、”耳活”をテーマに番組出演されたボイストレーニングスクール【ム