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いろんな空

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過去の投稿をまとめています。 全部自分で撮った空です。
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#空

あなたへの愛とさよならを伝えよう

あなたへの愛とさよならを伝えよう

例えていうなら?

そうだな
冬の日の銭湯かな

ちょっと寒い日でも、
木枯らしがぴゅうぴゅう吹く日でも
そこに行けば温まれる場所

雪なんか降った日には
喜んで浸かりに行ってしまうよね

行くまでの寒い道のりを越えてでも
ぬくもりを求めて足は動くし
そして帰り道には温まった心と身体で帰路を踏む

ありがとう

疲れも、悩みも
気付けばなくなっていたのはあなたのおかげ

ありがとう

あなたがいる

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空のありがたみ

空のありがたみ

ビルの隙間にのぞく空だったり

コンクリートの狭間に咲く花だったり

ふとした命を感じること、その瞬間は

それがありふれた地元よりも

今のほうが増えた気がする

ないからこそ、気づくんだろうな

きっと、いま気づけていないものがたくさんある

だからもっと、知りたい
そこにあることを
どこかにいることを

そのほうが
今にもっとありがたみを感じられるから

踏みこむことで壊れるのが怖いと思って

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その道の先の空が

その道の先の空が

すごくきれいなことはわかってるんだ
すてきだねって微笑むあなたがいることも

すらっとした輪郭と
無邪気な目尻と
クリアに思い浮かぶ、あなたの笑顔

ただその空を見てしまったとき
わたしたちはお別れの挨拶をしなきゃいけない

そんな気もするんだ

次の道を曲がった先には
それはもうきれいな空がひろがっていて

わたしはその道を進むあなたを見ていたいから
路地裏に佇んでしまうのかもしれない

その風

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空を見上げさせるのは誰?

空を見上げさせるのは誰?

涙がこぼれないよう視線をあげたときに
目に入る夕暮れの空も

あなたをまっすぐに見つめられなくて
被りをふったときに気づいた足もとの命も

たまたま、目に入ったものかもしれない
たまたま、視界が変わったのかもしれない

それでももう一度その景色を見つめるか
その景色に飛び込むかは

自分自身でしかない

そんなたまたまを、必然と呼ぶか、偶然と呼ぶか

輝かしい未来は
わくわくする現実は
人を盲目に

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