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\現役デザイナー4名に聞く!/「修正地獄」を防ぐためのポイントや上手な進め方を紹介!

hitch+(ヒッチプラス)編集部の前田です!
 
今回はデザイナーのお悩み特集!
ということで、弊社で活躍する現役デザイナー4名にインタビューをおこないました!
 
デザイナーと依頼者の双方にとって避けたい「修正地獄」について、
修正を少なくこなすためのポイントや、ざっくりとした依頼の進め方を深掘りしています。
 
デザイナーとしてキャリアアップを目指している方は要チェックです★
ぜひ最後までご覧ください!

\弊社デザインユニットを紹介!/

個性豊かな男女4名のメンバーで構成された、株式会社ファングリーのデザインクリエイティブユニット。WebデザインやDTPデザイン、ホワイトペーパーやロゴデザインの制作を幅広く対応。さらに、ブランディング案件では企画・提案の段階からデザイナーも参画し、ロゴ、名刺、封筒、パンフレット、Webなどを一貫して支援している。

Q.1 ざっくりとした依頼がきたときはまず何から取り組みますか?


デザインの依頼でよくあるのが「今よりかっこいい感じで!」「売れるデザインでお任せします。」などのざっくりとした依頼。依頼者側も頭の中で思い描いているイメージをうまく言葉にできず、このようなざっくりとした依頼になってしまうことが多いです。

ざっくりとした依頼であっても依頼内容や業種からある程度推測することはできるので、デザインを作成しながら提案とヒアリングをしつつ、ブラッシュアップして進めることが多いです。あとは提案するときに「どうしてこういうデザインにしたか」という説明がしっかりできると、依頼者とより親密に意見交換しながら進められるので、最終的にお互い納得のいくものができることが多い気がします。(デザイナーC 女性)

デザインの依頼でよくあるのが「今よりかっこいい感じで!」「売れるデザインでお任せします。」などのざっくりとした依頼。依頼者側も頭の中で思い描いているイメージをうまく言葉にできず、このようなざっくりとした依頼になってしまうことが多いです。
 
そういう場合はまず、依頼の目的とターゲットを明確にするとのこと。目的とターゲットが把握できたら、競合他社のデザインに目を通し、方向性を見定めてからデザインに着手することが多いそうです。依頼内容がざっくりしている場合は、方向性のすり合わせと依頼者との綿密なコミュニケーションが重要という声が多くあがりました。

依頼者が自分たちの会社やサービスをどのように見せたいのかもしっかり確認します。現在の姿というよりも、今後どうしたいのかということを重視して話を伺うことが多いです!(デザイナーM 女性)

「どういうデザインにしたいか」も大切ですが、「そのデザインを見た人にどんなイメージを持ってほしいか」を深掘りすることはもっと大切。そういう視点からイメージを掴んでいくのもポイントのようです。

Q.2イメージをうまく表現できないときはどうしますか?

今まで対応したことのない業種だと、よくこの壁にぶつかります。競合他社のサイトデザインをみたりして、まずはこの業界でどういったデザインテイストが鉄板なのかを調べますね。それを踏まえたうえで、依頼者の伝えたいことや強みをどう表現するかを考えます。(デザイナーM 男性)

まずはデザインの参考サイトや競合他社のサイトデザインをしっかり見るという意見がほとんどでした。また、業種が違っても理念やテイストが近いサイトを見て、雰囲気づくりのヒントを得るという回答も。たくさんのデザインを見ながらとにかく手を動かして、ブラッシュアップしていくようです。

まずはデザイン参考サイトやピンタレストなどを見て参考にします。うまく表現できず、考えこむとどんどん作業が詰まっていくため、あえて他の業務に切り替えたり、気分転換を挟んでいます。(デザイナーI 男性)

作業が詰まってしまったときは休憩も大切。一旦手を止めてみることで、今までつくっていたデザインが違う風に見えたり、新しい発想が浮かんでくることもあるそうです。別のデザイン作業に取り掛かることで、そこから新たなヒントを得られるかもしれません。

Q.3 制作したデザインが「イメージと違う」と言われてしまったら?


制作したデザインが「イメージと違う」と言われてしまう多くの要因はヒアリング不足です。依頼者が求めているものと制作したデザインのズレを探し、どこで履き違えてしまったのかを理解した上で制作し直すという意見がほとんどでした。

まずは素直に受け止めて、どの部分がイメージと違かったのかをヒアリングします。ここでよく起きがちなのが、依頼者とエンドユーザー(依頼者の顧客)の求めているものがズレていくことです。初稿デザインを見たあとに依頼者のイメージがどんどん膨らんでいき、次第にエンドユーザーの見やすさや知りたいものから遠ざかっていってしまうことがあります。その場合は、依頼者のフィードバックを踏まえつつも、再度しっかりとすりあわせおこなって、どこまで要望通りに修正するのかを判断します。こちらもデザイン意図をできるだけ説明し、双方が納得いく形でゴールを目指します。(デザイナーM 男性)

また、デザインを見た途端依頼者のイメージがどんどん膨らんでいってしまい、当初の方向性やエンドユーザーからどんどん遠ざかってしまいケースも。その場合は、依頼者からの要望をただ受け止めるだけでなく、こちらから軌道修正を提案する必要がありそうです。そういった気付きを得るためにも、やはり依頼者の目的や「そのデザインを見た人にどんなイメージを持ってほしいか」を、事前に明確にしておくことが大事ですね。

Q.4 修正を少なくこなすポイントがあれば教えてください。

■ デザイナーM 男性

まずは依頼者のことを深く理解することですね。どういう目的で依頼したのかとか、どういった人たちをターゲットにしているのかとか。そこがブレていなければデザインも大きな修正が発生しづらいと考えています。

■  デザイナーM 女性

デザインの意図を説明できるようにすることが大事だと思います。修正の指示がきても、意図を説明することで納得いただけることも多いです。

■ デザイナーI 男性

事前のヒアリングでデザインの方向性を正しく汲み取り、依頼者に逐一フィードバックをいただきながらブラッシュアップしていくことが重要だと思っています。

■  デザイナーC 女性

① 依頼者と綿密にコミュニケーションをとる
② 要望や修正はすぐ対応

①は認識合わせをしっかりすること、②は「鉄は熱いうちに打て」ってやつです。特に②は、時間をあけると依頼者の考えが変わってしまったりするので、基本的に2時間以内でできる要望や修正は即対応するのが良いと思っています。

まとめ

・ 目的とターゲットを把握して、今後どうなりたいかをヒアリングする
・ デザインの意図を説明できるようにする
・ 依頼者とは綿密なコミュニケーションを
・ デザインではなく依頼者を理解しよう

キャリアアップのコツは”コミュニケーション”にあり!


デザインは正解がないからこそ、ヒアリングと提案を繰り返して依頼者に納得してもらえるものを一緒につくりあげていくことが大切です。小さなことでも「きっとこうだろう」と勝手に解釈せず、依頼者に確認しながら進めることで修正が少なく済みます。目的やターゲット、依頼者の好みを聞き出し、デザインの提案や制作物の意図をきちんと伝えることで、双方にとって気持ちのいい仕事ができるでしょう。ぜひ、キャリアアップの参考にしてみてくださいね。



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