自転車から考える 地域と共に生きるスポーツ
見出し画像

自転車から考える 地域と共に生きるスポーツ

K-FITTING 事務局

競技スポーツの振興を図ろうという動きはさまざまなところで議案になります。昨年(2021年)、とあるタイミングで、考えをスライドにまとめました。自分たちの関わる競技スポーツと地域、今できる実現可能なことについてのたたき台になればと思ったのですが、出番がなかったのでnoteに記します。

構想

構想

2021年、私たちは何かの中。うんざりするほど聞かされているので、その言葉をもじって、あえて「このナ禍」と書きました。本当に、数年前には当たり前だった日常生活に、たくさん制限が課され、マスク共々息苦しい日々が続いています…。が!そんな中にも、何か見いだせることがあるのではないだろうか。競技スポーツを取り巻く様々な環境や人、技術を幅広くとらえて発展させていくことはできないだろうか?参加者の自由な考えをそれぞれが活発に意見できれば、議論のきっかけになれば、と、作成したものです。

この状況の中で…

このナ禍

このナ禍で気づいたことがたくさんあると思います。
いつもある、当たり前にあると思っていることって意外と多いのかもしれません。それならその「当たり前」なものに気づくのも、発想の転換につながるのでは?!するなら今!あると思っている物、当たり前の状況を取り払ってみたらどうかな?

発想の転換

発想の転換!

当たり前にあるもの、必要なものを取っ払ってみたいと思ったスライドです。自転車というハードにこだわらない、自転車は屋外という固定概念に縛られない、自転車の利用技術(ソフト)の方に注目する。トレーニング機器の活用、デジタルネットワークの活用について考えていけば、スポーツを幅広くとらえることができるのではないか…?

競技技術をつなぐ存在を育てる

競技技術を一般化する

プロスポーツ・トップアスリートの競技技術の一般化
プロスポーツや世界レベルのスポーツの競技技術のレベルは非常に高いが、一般スポーツとの認識の隔たりも大きい。それらの選手が引退後に自分が会得した競技力を一般競技者に継承していくことが難しいのは、そうした壁があることに起因する場合も多い。
競技に特化する選手を指導するのも技術力継承のひとつだが、技術を分析し、情報を精査していけば、一般的に広く普及する知識となり、一般スポーツ・健康寿命増進といった社会福祉にもつながっていくのではないだろうか?
必要なのは、プロと一般の間の翻訳者のような存在。
コーディネーター・インストラクターの養成

地域と共に生きるスポーツ
ヒトシプランニングオフィス・サクセスチーム

事務局は元競輪選手(菊池仁志)とお仕事を始めるまで、一般社会で生きていました。転職やアルバイトも多くしたので、ある意味多くの職場体験をしてきたと思っていましたが、プロスポーツというもの、プロスポーツ選手という人たちがどのような感覚を持っているのか、というのは、事務局を始めるまで全く想像だにしなかった世界でした。

同じ場を共有しても、その本質を感じる方と、自分とそうかわらないと思う方と様々いると思います。どういうところが「プロ」なのか。目線がなければ気づかない…という現実を目の当たりにしてきました。
実際に、何年も仕事をする中で「あ!そうか!」と気づいたこともあります。その人の経験、言わんとすることを察するには、それなりの知識や経験、感覚というものが必要な時もあります。

・プロスポーツと市民スポーツをつなぐ存在の重要性

外国の方が母国語を話している、その言語を知らなければその方が何を言っているかわからない。そういう状況に似ているかもしれません。高い技術力を持ったプロスポーツ選手が、一般にわかりやすくそのイロハを教えていくには、通訳的な存在が必要なことを実感してきました。プロスポーツ選手が引退後指導者になるために、技術をもっとわかりやすく、簡単に、幅広い世界に伝えていくために、必要な役割もあると思うのです。

・スポーツ選手のセカンドキャリアを考える

このように、プロと一般の間の翻訳者のようなコーディネーター・インストラクターの存在が、スポーツ選手のセカンドキャリアをつなぐ存在にも成り得るのではないかと思います。指導者の育成にもつながります。

地域とスポーツの共生

地域とスポーツの共生

スポーツ界の横のつながりで広げる地域とスポーツの共生
一つのスポーツでの地域おこしは多く存在するが、複合的なスポーツ推進の提案はあまり見受けられない。各スポーツにプロがあり、世界レベルの競技がある。この高い技術力がそれぞれの競技内で蓄積されているが、スポーツ界として共有されている部分はかなり少ない。
とりわけ、競技技術に関連する、トレーニング、メンタル、戦略・戦術といったもの。これらを共有していくことができれば、お互いの競技でも有益なことは多いのではないだろうか。
また、既存の公営施設・設備を活かしながら複数のスポーツが共存し協働することで、地域貢献活動の幅も広がるのでないだろうか。
一つのスポーツで地域を独占しない
地域とスポーツの共生

地域と共に生きるスポーツ
ヒトシプランニングオフィス・サクセスチーム

少し前になりますが、noteを見ていると、関東のとある市でサッカーチームを設立された方が、一つのスポーツが地域を独占してしまうことについて触れていらっしゃいました。同じような疑問を感じる方もいらっしゃるのだなと思いました。自分もある時、自分たちがやっているスポーツのことだけを地域に反映した提案をしていくことに対して、ふと、ためらいの気持ちがわいてくるようになったのです。そして、自分たちのスポーツだけではなくて、多くのスポーツが地域と共生することはできないのだろうか?と思うようになりました。

スポーツ界の横のつながりってできないかな…。。

・スポーツ界の横のつながり

自転車を例にすると、スピードスケートの選手は自転車トレーニングをしています。ラグビーの選手、水泳、スノボー…多様なスポーツの多くの選手がワットバイクを使用しています。そういう風に、まったく違うスポーツでもトレーニングという部分は共通することもあります。そして、自転車界はより効率的な自転車やワットバイク(機器)を利用したトレーニング方法を知っています。そのノウハウは他スポーツにも活かせるのではないか?そういった部分で横につながることはできないか?と、考えるようになりました。

・FC今治、里山スタジアム

私たちが拠点にしている愛媛県の今治市では、FC今治のチーム拠点となる里山サッカースタジアムの施工が開始されました。このスタジアムでは、様々なスポーツが行われることも想定されています。FC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツの代表で、元サッカー日本代表監督の岡田氏は、そのスポーツを「ゆるスポーツ」と表現されていましたので、プロスポーツとは違う意味合いになるかもしれませんが、このように、同じ場所でいろいろなスポーツが楽しめる、というのは、それぞれ独立して存在している各種スポーツが横につながっていくためのとっかかりになるのではないでしょうか?こういった場所って大事だなと思います。
FC今治さんのnote 里山スタジアムに関するマガジンのリンクを貼っておきます(*'ω'*)

あと、JFAってすごいなと思うのが、こういったことはすでに想定して組織が構築されているところですよね。岡田氏の夢も、こうした日本サッカーのビジョンが基盤になっているのかなと思います。始まった時から全体のことを考えている。うーむ深いなー(*'ω'*)。

JFAの理念
サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

公益財団法人日本サッカー協会公式ウェブサイト
https://www.jfa.jp/about_jfa/ideal/

・地域のスポーツ公園…

例えば、松山市には中央公園があります。様々なスポーツが楽しめる場所です。武道館ではコンサートも。今治FCの里山構想のような様々なスポーツ・イベントが共存して発展していく場所(拠点)となるにはふさわしいのではないかと思います。アクセスも良く、イベントのない日も人々が集っています。全国にも、こういう場所って多くあるのではないかと思います。

スポーツをつなぐ存在

スポーツをつなぐ存在

オリンピックは見ていて楽しいです。知らなかったスポーツの楽しさを知ることもできます。それは、テレビなどのメディアが放映・報道してくれるからです。スポーツに興味を持つきっかけづくりになっていると思います。

・興味を持つきっかけづくり

興味を持つきっかけは、様々あっていいのではないかと思います。その一つとして、音楽やチア・ダンスといった活動はその存在になりうるのではないかと思います。スポーツを応援するチア・ダンス、音楽。そのメンバーが各種スポーツの応援に登場すれば、そのファンが各種スポーツの場に来てくれる。そういうきっかけと、循環も生まれるのではないだろうかと。

他県の気になるチア活動のリンクを貼っておきます。
以前、サラメシで紹介されていた福岡のチア

新潟のチア

・相乗効果、プロ活動の場を増やす

そして、もう一つ。お仕事という面から。例えば、ダンスは学校教育の中に取り込まれています。ダンス教室も多くあります。しかし、その中からプロダンサーとして活動できる人は少ないのではないでしょうか?
プロとして活動する場が少ないとも言えると思います。
各種スポーツが共存していく仕組みができることで、ダンサーとしての活躍の場を作ることもできるのでは?と思います。
そういう意味では、PIST6もダンスやってますよね!実際PIST6のダンサーの皆さんは、プロだけでなく、ほかにお仕事を持っていらっしゃる方もいるのだそうです。仕事・働く・趣味・楽しむ、の融合ができそうな気もします。音楽もしかりです。

応援の応援の応援…なんてCMがありましたが、まさに、応援の応援の応援…って輪ができるのでは?なんて考えます。

・全国にある「おどり」

地元の話になりますが、松山まつり・野球拳おどりの商標登録のニュースは記憶にも新しいかと思います。2020年の申請の段階からNHKでも全国ニュースとして取り上げられる注目ぶりでした。2021年に「野球拳おどり」が商標登録されました。

様変わりしていく「まつり」スタイル。全国にも多くある「おどり」の一つでもある松山の「野球拳おどり」。これを全国、世界に、松山の文化として広めていこうという取り組みも始まっているようです。こういった「おどり」の活動も地域スポーツ活性化、スポーツをつなぐ存在として共に活動していけるのではないでしょうか?!

「野球拳おどり」ブランディングMovie。

このナ禍で実現可能な自転車チームを考える

このナ禍で実現可能な自転車チーム運営について

このナ禍、実現可能な自転車チームの運営について
リアルなレースを走るチームの運営は、多額の資金が必要になり、その資金をスポンサーなどから提供を受ける続けることは困難な時代になってきたと思う。そこで継続して実現が可能なチームを考えたとき、その一つのアイデアとしてバーチャルレースを主に走るEスポーツ自転車チームの立ち上げについて考えてみたい。

地域と共に生きるスポーツ
ヒトシプランニングオフィス・サクセスチーム

自分たちは、自転車専門なので、ここで自転車について、考えてみたいと思います。こういう縛りのある状況下での発想の転換からの展開で、実際に運営できそうなチームというものを模索してみました。はい。ebikeならできるのではないか?というお話です。

・ebikeチームに必要なもの

ebikeチームに必要なもの

・場所

場所

機材・場所、共に、初期投資も運用コストも抑えることができるのではないかと思います。

・選手

選手

自転車選手を集めるのではなく、自転車競技に参加できる人たちを選手として集める。例えば、他スポーツのオフシーズン、トレーニングの一環としてebikeチームに参加する、なんてことはできないか?

  • 二足の草鞋(マルチスポーツ)
    以前の社会システムでは、企業の多くは副業を禁止していました。しかし、時代の変化を受け、副業もOKの企業が増えています。企業従事者の副業とは別の話になりますが、現在開催中の冬季オリンピック、モーグル男子の選手2名は、複数のスポーツを行っています。原大智選手は競輪選手!スノーボードの平野選手は夏季オリンピックにも出場!マルチスポーツにも注目が。一つのことに特化しないと結果を出すことは難しい場合もあると思います。しかし、二足の草鞋を履いていくことも、こののちの世界にはあり得る選択肢になっていくのではないでしょうか。

・活動と収益

仮想空間で得る活動と収益

趣味のサークルとして続ける場合は別ですが、チームの運営を考えた場合は、収益化は絶対的に必要です。スポンサー収益にたよるだけでなく、自分たちで稼いでいく意識も必要だと思います。レースの動画・ライブ・サロン等々といったオンラインコンテンツでの収入について考えることができます。

また、今後さらに、社会システムのDX、オンライン化が急速に進んでいけば、場所・資本(資金)・人(労力)に依存しない、新しいアイデアでの収益化が模索できるのではないかと思っています。

プロジェクト・タイムライン

タイムライン

ポンチ絵(草案)とはいえ、長いタイムラインになりそうです。

各期の目標

各期の目標

目標も立ててみました。

ありがとうございます

Special Thanks!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ありがとうございます♪
K-FITTING 事務局
元競輪選手 菊池仁志の自転車道場 https://k-fitting.com/ 事務局です。日本スポーツ協会公認スポーツ指導者 自転車競技コーチ1。スクールの話題やプロスポーツとしての競輪・競輪選手の技術や能力から自転車競技に向き合うためのヒントになる話題を独自目線でお伝えします