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[徒然]職場に足りない"心理的安全性"

こんばんは。
いやー、森さんの発言やらなんやら、色々書きたいことはあるのですが、今日は今週読んだ本から考えた話をさせてください。

恐れのない組織

初版が2021年2月10日となっているので、本当に新刊です。
脱毛に行った帰りの本屋で偶然見つけて購入しました。

最近よく聞く「心理的安全性」という言葉です。
過去記事に書いているように、割と今職場の問題を考えることが多い中、このタイトルに惹かれました。(『上司とのエンカウントバトルイベント発生』を参照ください)

心理的安全性という言葉の意味、それがあることのメリット、
またそれがない会社での事例など、具体的な要素が多く、文字量としてはかなりあるものの1日で読み終えました。

ハーバードの教授が書かれているもので、結構海外の事例が多いのですが、日本だと福島の原子力発電所の事例なども載ってます。
さらに私がより納得できたのは、早稲田大学の村瀬教授の解説がより日本人向けの事例や考え方で追記されていた部分です。

わー、うちの職場これやなー

と思うところいっぱいなのと、上司との次のエンカウントバトルに備える為の学びになりました。

職場は「不安ゾーン」に陥っている

本書の中では、以下の言葉をこのように解説しています。

①心理的安全性…個人が率直な意見を出しても問題がなく、むしろ歓迎される、失敗を恐れなくてよい状態
②業績基準…その仕事に求められる水準、アウトプットの質

このそれぞれの高低差を比較したときに、以下の公式が生まれる。

A:①低×②低…「無気力」ゾーン
B:①高×②低…「快適」ゾーン
C:①低×②高…「不安」ゾーン
D:①高×②高…「学習及び高パフォーマンス」ゾーン

目指すべきはDの状態であるが、私の職場は確実にCだと思いました。

求められるアウトプットの質、量ともに多いものの、必ず「正解」を出さなければならないというプレッシャーがある雰囲気。
また、発言についても「正解」以外はなかなか許されない感覚が強い。
また、上司の考えを汲み取るゲームになっている気がしている。
そして失敗してしまったときに、誰が助けてくれるのか、困っているときに、誰に救われるのかが分からない状況です。

ただ部員は基本的に皆真面目なので、とにかくがむしゃらに頑張ってしまう。
質で補えないなら量で、という感覚が強いのはそのせいなのかもしれない。

でも、このままだと私生活なんて充実しないし、自分のことなんて考えられないだろう。
残業が当たり前、常に仕事を考えていたら、結婚なんて出来ないし、誰かの世話をするなんて考えられない。
うちの職場の女性に独身者が多いのはそのせいな気もしてくる(または結婚してても子供がいない) 。
男性も割と家庭そっちのけで働きまくってる人ばかりなので、そんな旦那嫌やなぁと思ってしまう。

心理的安全性は"リーダー"が要

本書の中ではやはり組織のリーダーがそういったことを意識しないといけない、という旨が中盤大きく書かれている。
リーダー、メンバーという構造がある以上、それはリーダーの責任でもある。
ただ、これをうちの上司が読んだときにどこまで自分ごとにしてくれるかは不安だ。

特にハイパーポジティブ上司でいうと
「上司とか部下とか関係ない!!」
って言い切っちゃうので、その言葉で全部逃げちゃうのは責任放棄だ、というのも言わないといけないのかも知れない。

あとはその下につく我々の直属の上司も
「これは僕らの上司の問題」
と考えてしまったらもう終わりだなと思う。

一方で、本書にはこんなことも書かれている。

「リーダーは決して上司だけではない」

この言葉の本質が、ポジティブ上司の言う「関係ない」という部分なのかもしれない。

感じてた違和感が言語化された

この本を読んだ後の感想はこんな感じでした。
何か嫌だな、違和感あるなと思っていた理由がこれだったかもしれないなと、
すごく納得できるものでした。

先日、Netflixの「No rules」を読んだ時には、
「これは日本の会社では無理」と思ってあまり納得できなかったのですが、この本を合わせて読むことで「その前提を作る」という作業が必要だと感じました。

ちなみにNetflixの本はこれです。

次のエンカウントバトルに向けて

心理的安全性のある職場は上司じゃなくても作ることはできる、とのことなので、
私なりにやることをまず一言ずつで考えてみました。

①「正解」探しを辞めた議論をする
②全員の業務を全員で棚卸しする場を設ける
③無駄な意思決定フローを無くす

それぞれの詳細はもう少し練ってから、来週に控えている予告バトルの場(私から仕掛けている)に備えようと思います。

まずは私が恐れない、ぶつかってみる、というのを体でやってみようかなと。
その時うまくいかなかったらその上を責めるのが良いのかなあ。
と色々考えながら、明日からの仕事頑張ろうと思います。

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