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魅惑のコーヒーゼリー ~漆黒の食べるコーヒー~

飲むコーヒーをゼリーにする…!?

…よくよく考えると、これはかなり
凄まじいアイディアだとは思いませんか?

そもそもコーヒー、と言えば
アツアツホットなアレが起源ですよね。
アイスコーヒーもありますけれども、
これは日本発祥の飲み方だそうです。
明治時代に「冷やしコーヒー」として
生まれたんですね!

この液体であるコーヒーを
「ゼリーにしてしまう」という発想。
もう素晴らしい、と私は思うのです。

ふつう、そんなことは考えもしない。
その発想は生まれない。でも、生まれた。
今や、日本全国に普及しています。

本記事では、そんな
コーヒーゼリーに関する
お話をまとめてみました。

…そもそも、どの国で生まれたのか?

諸説があります。
19世紀のイングランド(イギリス)で
レシピがつくられた、とも言われる。
アメリカでも作られていそうですよね。
また、ゼリーと言えばフランス料理で
よく使われますから、
フランス発祥もあり得るのでは…。

しかし、一般に言われているのは
「日本発祥説」だそうです。
1914年、第一次世界大戦が起こった頃の
大正3年に、読売新聞の家庭欄で
コーヒーゼリーのレシピが紹介されている。

実際にお店で
販売され始めたのは、戦後のこと。

1963年の「ミカドコーヒー軽井沢店」
最初だ、と言われています。
ホームページから引用してみましょう。

(ここから引用)

『弊社の創業者、金坂景助は、
アイデアマンであり、
「コーヒーを食べることができないか」
日夜工夫をこらしておりました。

1963年、「食べるコーヒー」として、
軽井沢の旧道店で
「コーヒーゼリー」の発売となりました。

ガムシロップとクリームに加え、
ブランデーをいっしょに提供するという
贅沢な大人のデザートの誕生です。

その香りと爽やかな喉ごしは、
お客様をとりこにしました。


当時店舗での製造方法は、
現在の4倍もの大きさの
特性ドリップ用ヤグラを使って、
大量に原液を作っていました。
コーヒーゼリー用にブレンドした
コーヒー豆を細かく挽き、一晩かけて
ゆっくり水出し抽出していました。

さらに、板状の
ゼラチンしかなかったため、
非常に手間がかかり、
1日100個の限定販売でした。

試行錯誤の末、時間をかけてゆっくりと
味を閉じ込めながら固めて、
クリアな色合いと味わいの
コーヒーゼリーが出来上がりました。

スプーンで触れるとプルプル揺れる固さは
見た目にもおいしく、
口に含んだ時の食感は適度に弾力があり、

すっきりとしたのど越しで香りのよい
「食べるコーヒー」が誕生しました。

(引用終わり)

ブランデーも添えられていた。
スプーンですくうとプルプル揺れる…!
すっきりしたのど越し。よい香り。
漆黒の美味が目に浮かんで、
食感が喉を駆け抜けそうな記述ですね。

いいですよね、
夏の冷菓、コーヒーゼリー!
軽井沢のダンディズム!

さて、こんなにも美味しい
コーヒーゼリーではありますけれども、
意外にも海外では
ほとんど見かけることがないそうです。

日本料理店で見かける程度…。
(もちろん私が知らないだけで
密かなブームになっているかもしれません)

ネットで検索してみると、
「コーヒーゼリーを食べた世界の反応」
というページがいくつか出てきました。
皆さん、仰天しています。
その一部のみを引用してみましょう。

(ここから引用)

『デザートにしてはメチャクチャ
苦そう
なんですが…。

コーヒー好きじゃないのに、
何でこんな美味しそうに見えるの?

食べたことない。
っていうか今まで聞いたこともない!

ゼリーをコーヒーで作るって?
そんなゼリーが
あるなんて知ってるヤツいた?

これはコーヒーが
一番美味しくなる調理法かも。

この発想はなかったwさすがは日本人!

さっそく作ってみた。
作るの超簡単なのに超おいしい!
たった3つの食材で
こんなにおいしくなるなんて!

仲の良い友達と一緒に作ったんだけど、
超おいしかったよ~。

コーヒーからゼリーを作るなんて
発想が凄くない?
私も作ってみるつもり。

コーヒーゼリー?
考えた人、天才だろ!

私は同級生の前で作ってみるつもり!
コーヒー三杯に一杯はこれを試してみたい。

コーヒーゼリーに釘付けにされたわ!
とてもおいしい。

Oh~!とてもおいしそうに見える!

珈琲はあまり好きじゃないけど、
コーヒーゼリーを試してみたい!
とてもいいアイデアね。すぐにでも試すわ!

コーヒーゼリー、すげーうまそうじゃん!

とてもいいレシピ! とてもさわやかで甘い。

私のお母さんがよく作ってくれるよ。
おいしいよね!

見た目は良さそうだけど
味がどうなのか気になる。

こないだ作ってみたよ!
砂糖の代わりにコンデンスミルクを使って、
冷やす前に挽いたシナモンを入れたけど
スターバックスの
ラテのような味がして美味しかったよ^^

30年前に日本の会社に
勤めていたけどそこで食べたよ。

懐かしいなぁ。

ゼラチンでコーヒーを固めるだと!
コーヒーが固まるまで
どれぐらいかかるのかなぁ?

だいたい30分ぐらいで固まるよ!

トッピングでヴァニラアイスを
のせてもおいしいよ!


作り方がシンプルでおいしいのはいいよね。

見た目がグラスゼリーに似てるけど
こっちのほうがおいしそう。

私はインスタントコーヒーで作ってみるわ!

美味しそう!作ってみます!
発想がクールだ!

(引用終わり)

最後に、まとめましょう。

本記事ではコーヒーゼリーについて
その歴史と海外の反応を紹介しました。

「あんパン」や「カツ丼」など、
海外発祥の飲食物をアレンジするのは
日本のお家芸の一つ
、と言えるのでは。

…さて、読者の皆様もそろそろ、
美味しいコーヒーゼリーを
食べたくなってきた頃ではありませんか?
今日のおやつはコーヒーゼリーで決まり
ではないでしょうか。

日本では家、コンビニ、ファミレスやカフェ、
果ては回転寿司店でも
お手軽に食べられる人気のスイーツです。

もし「ここのコーヒーゼリーが絶品!」
というオススメや、
コーヒーゼリーに関わる苦くも甘い記憶
などがございましたら、

密かに教えていただけますと幸いです。

※ミカドコーヒーの
コーヒーゼリーのページもぜひ↓

※コンビニのコーヒーゼリー3社の
食べ比べの記事はこちら↓

※コーヒーゼリーに対する
海外の反応の動画はこちら↓

※私がコーヒーについて書いた記事もぜひ↓

◆『スタバのNOWと、ビフォー/アフター』

◆『魅力と魔力のブラジルコーヒー』

◆『ゲマレディン・コーヒーハウス・可否茶館』

合わせてどうぞ!

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