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SNS環境における『ジッグラト・スペアリブ』モデル

情報空間でいかに生きるかが大事になってきました。

現実社会、アナログでリアルなオフラインで
生活を充実させる!
これはもちろん、大事なことです。
ですがここまで情報爆発、情報網が発達すると、
仮想社会、デジタルでバーチャルなオンラインで
生活を充実させる!
これもまた、大事なことではないでしょうか?

リンクトインなどを使いこなしている
読者の皆様にとっては、
すでに耳タコかもしれませんが、

SNSなどでいかに発信して、自分の存在を
世の中に表現するか?

これが死活問題となる時代。
(メタバースなど、その技術や空間は
どんどん進化していくにしても)。

ただし。

あまり良い言葉ではない言葉をあえて使うと、
「情報弱者(情弱)」と言われるように、
そういうデジタルでバーチャルでオンラインな
ことに疎い人がいるのも事実。
「デジタルデバイド」、いわゆる
「情報格差」の問題です。

また、周りの環境が
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」
デジタルによる変容が行われているかどうか?
これが大きく個人のQOL(人生の質)
影響してくると思われます。

…すみません、アメリカ帰りのドロンパのように
アルファベットやカタカナ英語を
連発してしまいましたが、

要するに「いま、自分がどんな情報環境にいるか」
「その情報環境にいない人のことを想像できるか」
この立ち位置をメタ的に把握して、
どのような象限に今いるのかを
自覚的にしておくこと
が大事だと言いたいのです。

立ち位置の把握。

そんな時に使えるのが、私の提案している
『ジッグラト・スペアリブ』モデル、です
(あざとかわいい?誘導ですみません)↓

このモデルにおいては

◆縦軸と横軸により、四つの象限に分ける
◆縦軸は柔軟的(ジグソー)か固定的(ピラミッド)か
◆横軸は標準的(スペア)か属人的(アドリブ)か
◆四つの象限に分けて、立ち位置を分析

軸によって四つに分けます。
情報空間、発信、SNSにおいて、
あてはめると、以下の通り。

①「ジグソー」で「スペア」
→柔軟的なSNSで、標準化された発信を行う
②「ジグソー」で「アドリブ」
→柔軟的なSNSで、属人化された発信を行う
③「ピラミッド」で「アドリブ」
→固定的なSNSで、属人化された発信を担う
④「ピラミッド」で「スペア」
→固定的なSNSで、標準化された発信を担う

さあ、いま、読者の皆様は
どんな象限で発信を行っているでしょうか?
複数の象限にいますか?

私はこれまでに「仕事」「家庭」「地域」について
このモデルを援用してみました。

本記事では「情報」について、援用してみて
深掘りしてみましょう。

≪「ジグソー」か「ピラミッド」か≫

各SNSは、環境も千差万別です。

ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、
TikTokにYouTube、それぞれ
短文、動画、日常的な内容、
様々な投稿がありますよね。

ここで見ておきたいのは、
「ジグソー」=縛りの少ない環境
「ピラミッド」=縛りの多い環境

のどちらか、です。

例えば「会員制」「課金制」のマッチング的な
SNSであれば、ルール、縛りは多いでしょう。
逆に「誰でも登録」「無料」のSNSであれば
縛りは少ない、と言えます。

また、「〇〇に特化」しているかどうか、
投稿の内容に制限があるかどうかによって
固定的か柔軟的かが分かれます。
文章も画像も動画も投稿し放題!なら自由。
文章オンリー、動画オンリーなら固定。

そう考えていきますと、リンクトインは
「ビジネス特化型」ですので、
例えば匿名が多く投稿もフリーダムな
ツイッターに比べると「固定的」とも言えます。
ただ、良い悪いではなく、
その「固定的」な部分が「心理的安定性」
生み出し、炎上リスクを減らしている点も
見逃せません。

(このあたりの分析は 松本 淳 さんの書籍
『LinkedIn活用大全』をぜひお読みください)。

◆自由=自由に表現=なんでもできる
◆固定=縛りが多い=表現が狭い
◆自由=弱肉強食=時に人を傷つけやすい
◆固定=抑止力=統治しやすい、安全

そういった表裏一体の長短が、あります。

≪「スペア」か「アドリブ」か≫

その環境でどんな投稿をしているのか?

例えば「おはよう」という投稿を
ひたすら繰り返すアカウントがあります。
代替的、誰にでもできる発信。
これは「スペア」、代替的で標準化されたもの。

その一方で誰にでもできないような
個性的な発信もあります。
これは「アドリブ」、即興的で唯一無二。

もちろん「自分を表現する」という点においては
アドリブのほうがいい。しかし
スペアが悪い、とも私は思いません。

なぜなら、代替的で標準化された投稿は、
「とてもラク」。負担が少ないのです。
文字通り、自分でなく
他の人が「代替」しても問題なし。
これは「継続的な発信」という点では
大きな強みになるのではないでしょうか?

一方、唯一無二の発信をしようとすると、
かなりのコストがかかりますよね。
特に動画などは、文章に比べて大変…。

そう考えると、継続発信という点では、
良い意味での「使い回し」「投稿の資産化」
「コンテンツアセット」の考えを
うまく援用して「自分なりの標準化」していくのも
良いかもしれません
(このあたりも 松本 淳 さんの
『LinkedIn活用大全』に書いてあります)。

いわゆる「会社のアカウント」で
「中の人」が会社の商品の宣伝ばかりを
ひたすらつぶやくのも、スペア的な投稿。
これは、けっこうラク。

ただし、発信する側はラクでも、
情報の受け手は飽きるかもしれない…。
やはり「そのアカウントならでは」の投稿、
アドリブ的な投稿も「こき交ぜて」、
投稿していく
のが良いと思います。

≪まとめます≫

以上、本記事では、
SNS環境に『ジッグラト・スペアリブ』モデルを
援用して、その立ち位置を分析してみました。

最後に、私自身の立ち位置の変遷を
分析してみて、まとめます。

私は40代でSNS発信を始めて、
現在、三年半くらいが経過しました。
まだまだ初心者です。

最初はツイッターから始め、
次にnoteでも投稿し、
2021年からリンクトインを始めました。
一つに固定化せず、
ジグソー的に組み合わせて使っています。

「即興的」で「唯一無二」の投稿を!と
おおいに頑張ったこともありますが、
負担が大きくなり路線変更、
今ではリライト記事なども含めて
「代替的」で「標準化」された投稿も
こき交ぜています。


リンクトインの投稿を、
noteに転載する「noリ弁」(のりべん)とか
ツイッターに転載する
「ツインLink」(ツインリンク)などの
「標準化」された「型」で、
ラクに継続発信しようとしているところです。

…と言いながら、本記事のように
ちょっと時間をかけて、アドリブ的な記事を
書いたりすることもありますが。

さあ、今度は読者の皆様の分析ターン。

あなたはどのようにSNSを使っていますか?
ジグソー的、あるいはピラミッド的?
スペア的、あるいはアドリブ的ですか?

他の象限にいる方のことを、
きちんと「想像」できていますか?

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