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時間と空間を超えていく英雄たち(の漫画)

フィクションにおいて、英雄は時空間を超えます。

本記事では、英雄たちが「転生」する
漫画を紹介してみましょう!

『パリピ孔明』という漫画をご存知でしょうか?
「三国志演義」における「天才軍師」、
ご存知、諸葛孔明が現代に異世界転生して
「パリピ(パーリーピーポー)」になるお話です。
シャンパンタワー対決などをやります。
(本筋はある歌手に天下を取らせるお話です)。

同じく『食の軍師』という漫画では、
孔明っぽい軍師を(脳内に妄想として)従え、
主人公が食べ歩きをしていきます。
『孤独のグルメ』の原作者、
久住昌之さんの発想(妄想)が爆発している。
理想の餃子を求めて放浪の旅に出たり、
ホテルの朝食バイキングで作戦を練ったり、
焼肉店で鉄板の上に肉を並べて
「八門金鎖の陣」を敷いたりします。

格闘マンガ『グラップラー刃牙』の
シリーズの一つ、『刃牙道』では、
宮本武蔵が現在に転生しました。
「常在戦場」の彼にとっては、
敵を斬ることは日常です。
平和に慣れた現代日本の人にとっては異物。
しかし宮本武蔵にとっては
現代日本こそが異世界なのです。

『新・信長公記 ~ノブナガくんと私~』では
織田信長たち戦国大名が高校生になります。
「どうする家康」の家康像とは真逆の、
恐ろしいほどIQが高い家康が怖すぎる。
信長は、コンビニのチキンを食べています。

『ノブナガ先生』という漫画もあります。
こちらは信長は高校生ではなく、
先生に転生し、生徒たちに説教している。
…織田信長は、非常に
キャラが立っているイメージのために
転生させやすいのでしょうか?

(逆パターンでは現代の高校生が
信長になる『信長協奏曲』
現代のシェフが信長に仕える
『信長のシェフ』などもありますよね!
フィクション界で人気過ぎる信長…)

さて、これらは、過去の英雄が、
現代に転生するパターンでした。

逆に、現代に生きる英雄
(フィクションの英雄含む)または一般人が
過去や異世界にタイムスリップ、または
転生する漫画も、たくさんあります。

『創世のタイガ』という漫画では、
原始時代に大学生たちがタイムスリップします。
ホモ・サピエンスとネアンデルタール人との
生き残りをかけた死闘に巻き込まれます。
製鉄して、剣なんかを作っちゃったり…。
主人公、象に乗って戦ったりします。

『騎士団長 島耕作』では、
サラリーマンの立身出世界の
スーパーヒーローである「島耕作」が、
中世っぽい世界の騎士団の中で
騎士団長への出世を目指しています。

『バキ外伝 烈海王は
異世界転生しても一向にかまわんッッ』

という漫画においては、
現代でほぼ最強の中国拳法の達人、
烈海王が、剣と魔法の世界に転生しました。

…まあ、なんでもあり、ですね。

この「なんでもあり感」が、
異世界転生もの、
時空間を超えるフィクションの真骨頂、
と言えるかもしれません。

「ふん、荒唐無稽、妄想だ、読む価値なしッ…!」

そう断ずる人も、いるでしょう。
しかし、ちょっとだけお待ちください。

「思考訓練」的に考えれば、
この「時空間を超える」という
フィクションは、
なかなかに使えるものではないでしょうか?


なぜならば「想像力」や「創造力」を
フル活用しないと、このような物語の
設定と展開は、考えられないからです。

…例えば、読者の皆様がいま、
江戸時代の大名家に「転生」したとしたら、
どのように活躍をしていきますか?

例えば、皆様のいまの会社に、
諸葛孔明が、宮本武蔵が、島耕作が
入社してきたとしたら、
どのように活躍してもらいますか?
どのようにその個性を発揮させますか?


ありえない、夢物語、時間の無駄…。

繰り返しになりますが、
そのようにバッサリ斬るのは簡単です。
しかし、夢物語を見ることができるのもまた、
人間の特殊能力であり個性、
かつ特権なのではないでしょうか。

考えてみればその昔は
「大空を自由に飛び回る」とか、
「宇宙空間に飛び出る」とかも
ただの夢物語でしたよね?

荒唐無稽、時間の無駄だ、と言われた。
その荒行を、飛行機や宇宙船をつくって
一つ一つ実現してきたのが人類なのです。

さらに『ドラえもん』などの
優れた漫画作品が、
「未来のひみつ道具」を使って
イキイキとその様を活写することにより、
人々の想像力はさらに
搔き立てられていったように思います。
ドラえもんに接して、
理系や研究職を志した人も
多いのではないでしょうか。

そう、人間には「夢物語」を
現実のこととして夢想し、考え、表現して、
いつの日か実現しようとする力が
備わっている
ように思うのです。
(すぐに実現できるかどうかは別として…)

色々な「壁」が溶け出している昨今です。
たくさんの多様性に触れることができる昨今。

固定観念を取り外し、思考訓練として、
「このお話はフィクションです」
という前置きの中で
色々と想像(妄想)を広げてみるのも、
また面白いことなのではないでしょうか?

それが、いつの日か夢を実現する
第一歩になるのではないでしょうか?


最後に、まとめます。

本記事では、色々な「異世界転生もの」の
漫画を紹介することを通して、
フィクションによる想像力や創造力
について考えてみました。

転生もの、とても流行っています。
ドラマ化したものもたくさん。

流行るものには、理由があるものです。

もしちょっとでも興味がございましたら、
チラ読みをしていただければ、と思います。
以下に、本記事で紹介した漫画の
リンクを貼っておきますので、ぜひ。

※本記事は以前に書いた記事の
リライトになります↓

以下、本記事で紹介した漫画です!

◆パリピ孔明↓

◆食の軍師↓

◆刃牙道↓

◆新・信長公記~ノブナガくんと私~↓

◆ノブナガ先生↓

◆信長協奏曲↓

◆信長のシェフ↓

◆創世のタイガ↓

◆騎士団長 島耕作↓

◆バキ外伝 烈海王は異世界転生しても
一向にかまわんッッ↓

◆ドラえもん↓

合わせてぜひどうぞ!

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