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苦境を口実にやりたい放題やろう 就職難のコロナショック世代へ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年卒、2022年卒の新卒の採用数が減っていて、就職活動が大変になっているようなので、リーマンショック後に大学を卒業した私の経験を書いてみる。

リーマンショックがあった年の2008年度に就職活動を行っていた人たち(2009年卒)は、内定取り消しなどに遭う人がいて当時はニュースで良く取り上げられていた。

ただ、内定取り消しになったのは限られた学生のみで、企業体力のある大企業に就職内定していた人たちは、そのまま就職していた。

リーマンショック後に就職難だったのは、2009年卒よりもむしろ、2010年卒、2011年卒、2012年卒の学生。

私は2010年大学卒だが、その当時の就活生は、大きく2パターンに分かれていたように肌で感じていた。

1パターンは、リーマンショックにより新卒での就職活動が厳しいから、早めにしっかり準備して就職活動に臨んでいた人たち

もう1つのパターンは、「リーマンショック後なので就活やる気しない勢」

「就活やる気しない勢」は周りの人たちに合わせてちょっと就職活動をやってみたりしたものの、どうしても入りたい企業とかもなく、早々に就職活動をやめてしまって、バイトしたり勉強したり資格取得に励んだり残りの大学生活をエンジョイしたりしていた。

リーマンショック前の売り手市場と呼ばれているときに就職活動をしていた人たちは、「この売り手市場で大卒で就職しないなんてもったいない」と周りの人から言われて、本当はやりたくない就活を何となくやっていたり、「この売り手市場で内定が出なかったらどうしよう」というプレッシャーにさらされながら就職活動をしていたかもしれない。

逆に、買い手市場であったり、リーマンショックや今回のコロナショックで就職活動が苦境である状況では、就職で内定が出なくても言い訳ができるし、就職活動をあまりしていなかっただけなのに、就職難で就職できなかったってことにできる。

大学卒業後に企業に就職することに何となく魅力を感じなかったり、新卒一括採用の就活が自分に合っていなかったり、他にやりたいことがあったりする人にとっては、就職難の時期と自分の就職活動の時期が重なることは好都合。

就職難を口実にして、やりたい放題やる。

というかそもそも、就職難だろうが売り手市場だろうがどんな状況でも、周りの人の言うことを気にせず、自分のやりたいことがあるのなら、敷かれたレールから外れてやりたい放題にやればいいのであるが、なかなか難しいこともある。

そう思うと、リーマンショック後の就職難や、今回のコロナショックとも呼ばれる新型コロナウイルス感染拡大の影響による就職難は、自分の本当にやりたいことに向き合う絶好の機会なのである。

まぁ、リーマンショック後の就職難でも、まじめに就職活動に取り組んでいた学生はほとんど就職内定をもらっていたし、逆に就職活動をしないで自分のやりたいことやっていて、内定がないまま卒業した人たちも、その後、アルバイトなり派遣なり契約社員なり正社員なりフリーランスなり個人事業主なりで働いて、今もどうにかこうにかやっている人たちばかりなので、就活するもしないも自分のやりたいようにやればよいと伝えたい。



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