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子どものPTSD-診断と治療-

診断と治療社出版 友田明美、杉山登志郎、谷池雅子編集 2014年5月29日初版

こちらも、大好きな友田先生が書かれているということで、我が子のホームケアのために、即買いした一冊。定価としては専門書なので5500円+税で、個人で買うには痛い出費ではありましたが、迷わず購入。今でも非常に役に立っています。

「児童精神科」という診療科について聞きなれない方も多いでしょう。長男のASDを疑ったのは、長男が慢性中耳炎で2年間もの間耳鼻科へ毎週通院していた頃。高機能自閉症の傾向は、母親である自分にしかわからないものでしたが、振り返ってみれば本当にいくつものサインが出されていました。

今は、12歳になったので、経過は順調ではありますが、不登校も乗り越え、はてさてこの先どのように社会適応していくのかな?とまだまだ不安は山ほど残っています。

挙句の果てに次男はADHDでしたし、転勤族で孤立無援の完全ワンオペの状態で、第三子流産、挙句の果てに4人目の妊娠の際には、NT(後頚部浮腫)の指摘で中絶も考えてくれと言われ、産後鬱にも育児ノイローゼにもなっていた、はるか遠い昔のような記憶に刻まれた日々。。。水子供養に太宰府天満宮に行きたいのですが、いけないし。

どうにかこうにか自分自身のADHD(軽度)と、パニック障害と不安障害を克服し、今またコロナウィルスによる自宅待機をケセラセラでやり過ごしているところです。

迷ったときには、この本を辞書代わりにして、セルフカウンセリングと、自宅内心療、そして、ケアまで完全に回しています。。。

教師の役割と、保育者の役割と、療育の専門家の役割と、経済的な大黒柱とは言わないまでもそれなりの経済的支柱にもなりながら、介護や地域活動もとこれば、、、、発狂したくもなりますよね。ため息しか出ません。

ため息が出るだけマシな状態ではありますけど、「治癒しない」障害、グレーという境界線である思春期にも突入した我が子たちの命の安全は結局は親が守るしかないわけです。

絶望的に考えるというのではなく、やはり、「ギフテッド」として前向きにとらえ、障害は個性として完全に受け入れ、寄り添っていくしか未来と希望はないということは断言できます。

いつまでたっても、上達しない自分の文章力も情けないのですが、繰り返しても繰り返しても、教えても教えても上達しない我が子たちにイラつかないはずもなく、何の苦行か、何の修行かと思うような永遠に続くかのような24時間365日のライフワーク。

どうやって喜びと楽しみを見出せばいいのかわからなくなることばかりです。それでも、「今」を生きています。やるしかない。仕方ない。・・・好きなことだけして生きていけるならどんなに幸せなことでしょうか。でも、「生きててくれるだけで価値があるよ」と本音で心から生まれてきてくれてありがとうと、言えるのは、やはり母親だからなのかな。

付き合っていく、受け入れる、愛そうと決める、そんなことをこの本を読みながらつらつらと考えたりもしています。頑張ってます☆彡

※写真は、約2年前家族で北海道旅行へ行ったとき、旭山動物園で撮りました。なんだか、ほわほわして楽しかった思い出が心を癒してくれます。家族っていいよね。



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