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10年後に食える仕事食えない仕事 AIロボット化で変わる職のカタチ

2020年3月12日発行 渡邉正裕著 東洋経済新報社

プロフェッショナルキャリアカウンセラーの立場で一気に読みました。1年前発売されていた時に購入し、最近まで積読になっていた一冊のご紹介。

これから社会に出て活躍しようとする大学生の皆さんや、転職を検討している若手のビジネスパーソンなら、関心が無いはずがありませんね。

キャリアカウンセラーの本質はチェンジエージェントですので、「今を生きる」若者たちに、「近未来」を希望的に提示し、その「生き方・働き方」を伴走者として寄り添い、”チェンジ”&”シフト”を支援して参りました。

老若男女問わず、ライフステージごとに直面する「転機」という危機を健やかに軽やかにエネルギーを持って乗り越えていくための支援を得意としているキャリア支援市民団体ARCA®の代表者の立場からしてもおすすめの本です。

発達凸凹の特性・才能・能力を備えた特別なニーズを持つ方にとっては、長時間を過ごす場所でもある「職場」の居心地や、人間関係なども大きな満足度に影響してくるため、一筋縄ではいかない個性を持つ「個人」の方に合わせたきめ細かな支援・助言活動は時代に最も必要な支援活動の一つでもあります。

なかなか、本格的なキャリアカウンセリングを受ける機会が無い方にとっては、読書をおすすめしております。自分自身の性格や強み、これまでの価値観の棚卸をするためには、最良かつ最安のツールでもあります。在宅時間が増えたことで、「学び直し」の時間も増えた人が多いのではないでしょうか?

日本においては、人口減少社会の現在、しかも新型コロナ感染症が世界中に猛威を振るう「非常事態」であるパラダイム転換期において、自分自身の食い扶持くらいは自分自身で稼ぐ!というぎりぎりの精神は、大人であれば誰しもが持っていなければならない最低限の矜持でもあります。

ということで、あなたは、10年後に「食える仕事」に就いていますか?

・・・深く考えさせられるこの本は、当事者にも、支援者にも等しく必要な一冊です。

※写真は10年ほど前にお台場で撮った写真です。都市の形も変化するように、仕事のカタチも激変していますね。

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