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ブリーフセラピストナース

1990年代までのカウンセリング技法

ジークムント・フロイトが創始した
「精神分析」
→無意識に抑圧されていた感情や記憶を意識化し、受け入れることで気づきや症状の軽減を目指す技法。

「認知行動療法」
→ これまでの行動や考えに焦点を当てクライエントと共に積極的に問題解決を目指す技法。


カール・ロジャースが創始した
「来談者中心療法(クライエント中心療法)」
→来談者の話をよく傾聴し、共感的に理解することを大事にする技法

等、これまでのカウンセリング技法は過去や原因にある問題に焦点を当てる技法が主流だった。

ブリーフセラピーとは

パンツのことではない。

「より短期に、効果的に、効率的に」という考えが主流であり、未来志向である。

「何がいけなかった」より「どうなれば良いか」
「何が問題で妨げになるのか」より「今何ができるか」

を考え、表面に出てきた情報が肯定的でも否定的でも活用できるものとして取り扱う。(興味、関心、信念、行動、症状)

ではカウンセラーとして実際に何を意識したら良いのか。

大前提として、

1、一人ひとりの中には、解決する力が既にあると信じて一人の人として関心を寄せること。


→関心を寄せるとは、相手が話すことをカウンセラーの頭の中でイメージした上で「出来事」より「感情」に目を向けることだと私は思う。

2、その人の周りにある「資源」に目を向ける。
(取り巻く環境、親子関係、友人関係、恋愛関係等)

3、対等の関係を構築できたら、目標を明確化する。


→対等の関係とは、その人から自分自身の感情を吐露(悔しい、辛い、嬉しい等)し、カウンセラー側もイメージした感情がその人と合致した時だと私の中では定義付ける。
→目標の明確化とは、
「自分の感情が分かる。」
「自分の感情と表面に出る行動が一致できる」
「解決法を1つ見つけることができる。」
「解決法に向かっての行動ができる。」
「その人の周りの資源をその人が気づける」
「その人が周りの資源を有効に活用できる。」
等と段階的に伝えることだと私としては考える。

4、問題の中で既に解決できている「例外」を探して、その人に気付きを与える。

→目標の明確化と通ずるところがある。
できているところ、これからなところを分ける。

5、うまくいっている思考や行動が続けられているのか気にかける。

→カウンセリング後も見守る姿勢のこと。

よく分からなかった表現。

上に書いたものは、学びを自分の言葉に置き換えた。しかし、自分の中でまだ噛み砕けていない考え方もある。

・従来のパターンとは異なるパターンを作れるような行動やコミュニケーションが生まれることを意図した働きかけをを「Do different」という。
・MRIアプローチ「悪循環を切る」志向性。

→経験がなく、まだまだ定義付けられていない。
ここは伸び代と考えよう。

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