チチェンイッツァ入門編
¡Hola! ¿Cómo te va?
こんにちは!インターン生のとわです🐼ついに念願のチチェン・イッツァ遺跡に行ってきたので、その様子をレポートします🌿
まずはじめに、みなさんはチチェン・イッツァをご存知ですか?わたしはメキシコに来るまで、このピラミッドそのものが「チチェン・イッツァ」なのだと思っていました。実はチチェン・イッツァとはこのピラミッドを含む一帯にかつて存在していた古代都市のことなんです。
遺跡に続く道を進んでいくと、すぐに見えてくるのがこの遺跡の目玉である有名なピラミッド、ククルカンの神殿です。メキシコでは「城塞」を意味するcastilloと呼ばれることもあります。この神殿に祀られるククルカンとは、マヤの最高神であり、羽毛を持つ蛇の姿をした神と言われています。
チチェン・イッツァの遺跡群を見て回ると、あちこちにこのククルカンを見つけることができます。古代マヤの人々の信仰心の強さがそのまま現れているように感じました。
少し話が脱線しますが、マヤ文明やメキシコの歴史は芸術と強く結びついているように思います。街中はカラフルなストリートアートで溢れており、遺跡などにも緻密な壁画がたくさん見られます。マヤ族の方が暮らす集落で、はじめてカラフルなお墓を見たときはとても驚きました。
マヤ文明の興隆や植民地時代などの長い歴史の中で、文化を受け継いでいくための選択肢に多くの人々がアートを選んだのかもしれません。
多くのマヤ文明遺跡で見つかっているというのが、↑この球戯場。とても広くて驚きました!ちなみにこれ、なんの絵かわかりますか?わたしはガイドさんから教えてもらうまで全くわかりませんでした😇
実はこの球戯場で行われていたのは、平和な楽しいスポーツではありません。文字通り命を賭けた本気の戦いでした。2つのチームに分かれ、重いボールを腰やひじで打って(痛そう)、球戯場の側壁にあるゴールに入れると勝利、というルールのようです。
なんと、この試合の勝敗によって生贄が決まったとされています。しかし、勝者と敗者のどちらが生贄となったかについては諸説あるようです。生贄が豊作を呼ぶ尊いものと考えられていたマヤ文明では、もしかしたら生贄となることに誇りを持っていたのかもしれません。そう考えると、勝者が生贄となっていたとも考えられますね。上の絵をご覧ください🎨青色で囲った人と、黄色で囲った人がそれぞれ勝者と敗者ですね。そして、ひざまずいている黄色さんは首をスパッと切られています。青色さんの右手には生首が、左手には黒曜石のナイフが握られています。ちなみに赤色は血しぶきなのですが、黄色さんをよく見てください。血しぶきの先が神・ククルカンの顔になっています、、!やはりこの儀式が当時の人々にとって重要な意味を持つものだったことがわかります。
ちょっと怖いこちらは、よく見ると全ての骸骨が横を向いています。四方の角だけ立体的に正面を向いているところに、芸術性の高さを感じました💀
こちらはチャクモール像です。みなさん、これは何に使われていたものかわかりますか?実はこれ、生贄の体から取り出した生身の心臓を置くためのものだったと言われています。怖い、、。
左側が鷲、右側にはジャガーの絵。手に持っているのは、、おにぎり?🍙ではなく、人間の心臓です。やはり生贄の儀式を表す絵柄があちこちで見られます。
チチェン・イッツァ遺跡にはいたるところに壁画や石像が並んでいて、よく見ると当時の文化や宗教的な役割がわかります。マヤ文明や遺跡に興味がある人は特に、ガイド付きで楽しむことを強くおすすめします!🥰
今日も読んでくださり、ありがとうございます!
¡Hasta la vista!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?