つづれやの人

青森県八戸市に本拠地を置く南部菱刺研究会。青森県伝統工芸士。 先人の知恵を現代の生活に…

つづれやの人

青森県八戸市に本拠地を置く南部菱刺研究会。青森県伝統工芸士。 先人の知恵を現代の生活に活かし、子供達にアイデンティティとして、地元を誇りに生きていってほしいと願っています。 https://hishizashi.com/

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    ドゥエル麻 えんじ、からし

    国産麻100% 幅31×縦50cm カットクロス 目数は1cm四方あたり 横約9目縦7目 古作のような 縦長の模様に 布目が崩れにくく 刺しやすいのり付け加工 #菱刺し #つづれや #麻
    1,400円
    つづれや
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    草木染め糸 5色セット 8本撚り

    草木染め木綿糸 1.臙脂虫 2.藍×鬱金(濃) 3.藍×鬱金(薄) 4.鬱金 5.胡桃 の5色セットになります。 20番手8本撚り 木綿糸 1カセ 30m ×5本です。 合計150m分になります! #菱刺し #こぎん刺し #ダーニング などにお使いいただけます。 ⚠︎長時間の日光照射やライトなどにより退色しますのでご注意下さい! お洗濯の際は漂白剤の入らないせっけん素材をオススメします #つづれや
    2,530円
    つづれや
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    草木染め糸 8本撚り 藍×鬱金 

    草木染め 藍 + 鬱金 = みどり色 になりました 木綿糸 20番手8本撚り 1カセ 30m こちらは1かせのお値段になります ⚠️お写真 実物より若干白っぽい色味になってます #菱刺し #こぎん刺し #ダーニング などにお使いいただけます。 ⚠︎長時間の日光照射やライトなどにより退色しますのでご注意下さい! お洗濯の際は漂白剤の入らないせっけん素材をオススメします #つづれや
    660円
    つづれや
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    ドゥエル麻 えんじ、からし

    国産麻100% 幅31×縦50cm カットクロス 目数は1cm四方あたり 横約9目縦7目 古作のような 縦長の模様に 布目が崩れにくく 刺しやすいのり付け加工 #菱刺し #つづれや #麻
    1,400円
    つづれや
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    草木染め糸 5色セット 8本撚り

    草木染め木綿糸 1.臙脂虫 2.藍×鬱金(濃) 3.藍×鬱金(薄) 4.鬱金 5.胡桃 の5色セットになります。 20番手8本撚り 木綿糸 1カセ 30m ×5本です。 合計150m分になります! #菱刺し #こぎん刺し #ダーニング などにお使いいただけます。 ⚠︎長時間の日光照射やライトなどにより退色しますのでご注意下さい! お洗濯の際は漂白剤の入らないせっけん素材をオススメします #つづれや
    2,530円
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    草木染め糸 8本撚り 藍×鬱金 

    草木染め 藍 + 鬱金 = みどり色 になりました 木綿糸 20番手8本撚り 1カセ 30m こちらは1かせのお値段になります ⚠️お写真 実物より若干白っぽい色味になってます #菱刺し #こぎん刺し #ダーニング などにお使いいただけます。 ⚠︎長時間の日光照射やライトなどにより退色しますのでご注意下さい! お洗濯の際は漂白剤の入らないせっけん素材をオススメします #つづれや
    660円
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伝統工芸士と行く菱刺しツアー

2月11日 ひしざしツアー🇯🇵仕上げはせんべい汁で🍲 八戸市吹上にあります ゲストハウス「トセノイエ」の みのりちゃんとの雑談から 実現されたこのツアー✨ パリに居る間に満員御礼の知らせが! 当日集まるとみのりちゃんパワーに引き寄せられた20代が 半分以上! 八戸市博物館ではこの土地で100年程前に作られたものに感動🥹 私と同世代の皆様とは 薪ストーブのあるお店でランチ🍛 深い話しをしていたらヤバっ!もう時間 その後再度はっち全員集合→見学 そしてゲストハウス「トセ

    • パリ2024あるある

      メゾンエオブジェ2024初日 30周年だからかクッキーが無料で配られていた! 日本がいくら物価上昇と言っても フランスほどではない! ヨーロッパは賃金もそれなりに上がってるから問題は無いだろう。 でも昨年と比べたら随分と路上生活者が目についた。 1年前はシャルルドゴール空港到着すぐにロマの子供達がエレベーターを囲みスリ未遂にあったが、空港はなんだかクリーンアップされたような印象。 しかし駅やビルの間にテント⁈ 夕方の混雑した駅で子供3人と母親が通路に妨げになるように座り込み

      • 物価は3倍?パリ

        ケシの実バゲットサンド な〜んて美味いんだろ! この為に来たー と言っても過言ではない まあ、日本のサンドイッチの感覚では考えられない大きさではあるが、日本円換算すると¥900くらいか ずっと観たかったモスク パリで夢実現 これが100年前に作られた!と思うと すごいなー 青森はその時… ガザの人々へ思いを馳せて アッサラームアライクム🙏 午後からはメゾンエオブジェの準備 そして夜は青森チーム壮行会inオペラ コンセプトは Re ここ数年継続してこのテーマ

        • 再びパリへ

          昨年に引き続き懲りずにまたパリへ。 30年目を迎える見本市 メゾンエオブジェ 伝統工芸を売る 日本文化を紹介する いろいろ目的あるけど 単にパリに行きたい!が一番 しかも今回は夢にまでみたJAL直行便! かなり早い段階でチケット購入して良かった やっぱり食事は日本食繊細で素晴らしいなー 1月16日 この時期、パリはファッションウィークもあり 今回神フライトか!? デザイナーY Yや有名スタイリストT N 有名ブランドUCの一団が列を成していた。 この飛行機は大丈夫安心だな

        伝統工芸士と行く菱刺しツアー

          伝統工芸の位置

          最近東京のおしゃれなお店や企画会社が 47都道府県の工芸や食を 切り口にマーケット、ショップを展開することが多い 大概が30代から40代の若手おしゃれスタッフが 興味を持って連絡をしてくるので 毎度大変うれしくなる しかしやはり求められるのは ちょこっとカワイイ あっさりプチプラ … また地元のお土産品屋さんでは りんごジュースやお菓子と同じ売り場で 並んでる伝統工芸品 棚がいっぱいで並ばないから 大きな商品は出してません とか バーコードシールに不備があるから  並べ

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          パリへ

          5週間に1度、1200文字の試練も今回が最後になる。 年を重ねてから新しいことに挑戦する機会はなかなかないので貴重な経験をさせていただいたと感謝している。  新しい挑戦といえば、1月にパリで行われるヨーロッパ最大級のインテリア、デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ パリ」に出展してきたことである。 戦地と陸続きで治安は悪化していると聞いていた。いろんなことに注意を払っていたが、フランス入国してすぐに空港で危機一髪は起きた。  大きなキャリーケースを持った私と作家仲間との3

          日常から離れて

           パリ行きの飛行機内で書いている。 私はこれまで17年携わってきた菱刺しの仕事で、海外の展示会へ出展できるという機会をいただき、それに挑戦してみたのだ。  本来ならもう少し早めに原稿を済ませる予定だったのだが、出張支度であれは持ったか、これも必要かと、せかせかとしてしまい、執筆が進まなかったのだ。 22年ぶりの海外行きで、しかも仕事ときたら事前準備をいくらやっても不安だ。  もちろん仕事なので子どもたちはお留守番。子は宝、とてもかわいいし、命より大事と思っている。子どもを置

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          インドからの来訪者③

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          インドからの来訪者③

          インドからの来訪者②

          滞在の初日、五戸町立公民館に保管されてある100年ほど前に作られた菱刺し前掛け2点を見るためにお連れした。桐の箱に納められ、和室に並べられたそれは厳かで、触れる時に付ける白手袋も置いてあった。見るなりマニート博士は「イッツアメージング」と連発し、両手を合わせていた。  菱刺し前掛けは明治時代に東北本線開通後、物流が豊かになり、色糸が入手可能になった時に若い娘たちの間でブームになったカラフルなエプロンだ。おしゃれができる、キレイになりたい、手の器用な娘たちは頭と指先を使って非常

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          までっこライフ

          少し前からスローライフという言葉をよく聞くようになった。意味は効率やスピードを重視するのではなく、のんびりと過ごしながら、人生を楽しみ、生活の質を高めようとすることらしい。 東北弁なら「までいに暮らす」ではないか?略して「までっこライフ」 若い人達は最近あまり聞かないかもしれないが、 「色っこぁまでーにまでーに塗れよ」とか 聞いた気がする。  「までい」という独特の響きのある方言は、「ていねいに」、「手間ひまを惜しまず」、「時間をかけて」、「心を込めて」と言う意味で、「食べ物

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          インドからの来訪者

           ある日、私共のホームページに、インド人からダイレクトメッセージが来た。日本へ来て、私のところで菱刺しを見たり、ワークショップを受けたりしたいと言う。インドからはるばるやって来るのだから、相当な関心をお持ちなのだろうと快く「ウェルカム」「はいどうぞ~」と返信した。  すると、本人は「日本の財団へ研究費を助成申請する」という。何やら伝統民族テキスタイル研究家ということだった。しかし、それからしばらく何の連絡もなくなり、例に漏れず、新型感染症の影響で多分来ないだろうと思っていた矢

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          8月を前に思う

          民具を見るのが好きだ。年寄りっ子だったからかもしれないし、もしかしたら、前世の記憶からかもしれない。民具とはその昔、人々が生活の必要から製作して使用してきた伝統的器具や造形物だ。これがあったら便利だなというものを先人たちが頭をひねって生み出し、さらにブラッシュアップしたものだと思う。  生きていく中で、暮らしていく中で、食べていく中で、「あれがあれば」「こんな仕掛けがあれば」と思案して生まれたもの。特に私は大豆を脱穀するための二又棒や麻の茎をたたいて繊維を細かくする横づちのよ

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          あずきちゃんとの出会い

          毎朝早起きして散歩に出かける。芝犬ミックスのあずきちゃんと共に。仕事がら座っていることが多く、 以前は万年運動不足であった。しかもコロナ禍でイベントや講座も無くなり仕事で遠出もしなくなったまま2年が過ぎ、気がつけば体重がそれなりに増えていた。 子供の不調で受診のため待合室にいる時SNSを開くと子犬の飼い主募集の投稿を見つけ、かわいい子犬の写真を子供に見せると飼いたいと言うので早速メッセージした。 「明日見に行きます」と。 しかし、その後はいろんな不安が襲ってきた。 仕事に家事

          あずきちゃんとの出会い

          ここにいながら旅に出る

          写経と聞くと神聖な、厳かなイメージを持たれるだろう。本来仏教の世界で経典を広める為文字を正しく写すことから始まったようだが、それがいつからか功徳(くどく)のある行為とされ、供養や祈願にも用いられるようになったいう。筆に精神集中するため日々の怒りや妬みなどの邪念が払われ、心の安定につながるらしい。心の乱れは文字に表れるとも言う。写経の効果は素晴らしいことは間違いない。 ここまで書いて言うのもおこがましい気もするが、菱刺し(ひしざし)という作業はとても写経に似ていると思う。 精神

          ここにいながら旅に出る

          思いやる心

           思いやる心が当たり前な北東北地方。それは1万年続いた縄文文化のカタチが残る証なのかもしれない。そこからつながる文献は残っていないらしいが、南部菱刺しは250年前ごろには既にあったとされる。寒冷な土地でも育つ麻を材料に、繊維をいくつもの工程を経て糸にし、それを機にかけ平織りの布を手織り、さらにその布目をふさぐように木綿の糸で毎段縦糸を偶数数えながら刺し子していく(ちなみに奇数目すくうのが津軽こぎん刺し)。それがいつの間にかキレイな模様となって発展していく。  模様の名前も

          メゾンエオブジェパリ

          1月の予定が延期になり 無事3/24から開催され 無事1日目が終了したようです。 私も行きたかった… 今回の青森のテーマは Re リメイクやリターンのリ という事で 着古したデニムをリメイクと菱刺しで 作ったバッグや コーヒー豆袋に毛糸で菱刺しした バッグなどを出品しました 思い起こせば 昨年末 かわいい子供のような作品達を 並べて いってらっしゃい を言って箱に詰める際は 感極まってウルウルしたっけ 無事ハレの舞台に 立って 去年一年間の汗が 報われた 元気に

          メゾンエオブジェパリ