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【応募の手引き #2】 2023年度秋季服部奨学生選考 【服部奨学生の一年編】

前回の記事では、服部奨学生になるための応募・選考プロセスに焦点を当てました。今回は、実際に服部奨学生として採用された後、どのような行事・イベントがあるのか、一年間の流れをご紹介します。

先日、応募用のGoogleフォームが公開されましたが、このなかにも「服部奨学生として、どのような活動に参加したいか」を記入する欄があります。この記事を参考にして、採用後のイメージを掴んでいただければ幸いです。


公式行事

説明の都合上、年度初めである春から行事を紹介していきます。秋募集の方は、10月から奨学生としての一年が始まると考えてください。

5月:春季服部奨学生証書授与式

服部奨学生として最初の公式行事が、服部奨学生証書授与式です。例年、名古屋市内のホテルを会場として執り行われます(秋採用の学生についても、10月に授与式を開催します)。今年度の様子については、こちらの記事をご覧ください。

ここでは、現役奨学生が一堂に介し、新奨学生を迎えます。自己紹介を終えた後は、円卓あるいは立食でのパーティーもあり、さらには二次会も企画されているため、奨学生同士の仲が深まります。年間を通して多くのイベントがあり、はじめは不安に思うかもしれませんが、この授与式をはじめ、奨学生の友人を作る機会は多数あります。

6~9月:研修旅行

これまでに公開された奨学生インタビューや、OBOGインタビューのなかでも、たびたび取り上げられていたイベントが「研修旅行」です。服部国際奨学財団では、年に2~3回、奨学生全員を何班かに分けて、研修旅行を開催しています。経費はすべて財団が負担するので、交通費も参加費もすべて不要です。

行き先は、京都・伊勢・高山・箱根・神戸・広島・東京など、年度によってさまざまですが、毎年「ここでしか得られないような学び」を提供するために企画されています。また、何より、研修旅行は奨学生同士の交流が最も深まるイベントでもあります。研修旅行がきっかけで、財団での公式行事やイベント以外の場で一緒に遊びにいくような友人ができた、という話も毎年あります。

10月:秋季服部奨学生証書授与式+文化講演会

秋採用の学生は、これが最初の公式行事になります。ここでは、同時に「文化講演会」と呼ばれる行事も開催します。文化講演会では、各所から講師を招いて、ご講話いただいています。スポーツ選手、経済アナリスト、選考委員の先生方をはじめとする研究者の方々など、貴重なお話を聞くことができる機会です。

なお、今年度は服部国際奨学財団15周年にあわせて、11月に開催されます。

11~2月:研修旅行

6~9月の研修旅行に参加できなかった学生を対象に、11~2月にかけても研修旅行を実施しています。短期留学などで参加できなかった学生も、この機会に参加できるようになっています。

3月:修了式

服部奨学生として最後の公式行事が修了式です。春採用の場合は3月に開催、秋採用の場合は、時期的に10月の秋季服部奨学生証書授与式に合わせて開催しています。

修了式では、服部財団を巣立つ奨学生たちが、それぞれの進路や今後の展望を語ります。証書授与式と同様に、ホテル等を会場として開催され、食事会や二次会も設定されています。

★:研究発表会

これらの公式行事のなかでは、講師を招いた講演会のほか、奨学生による「研究発表会」も開催されます。研究発表会は、文字通り、奨学生がそれぞれの研究について発表し、知見を提供する場です。昨年度も、医学・宇宙工学・言語学・歴史学・国際法・人権問題など、さまざまな分野での発表がありました。

発表を聞く学生にとっても、普段の生活では触れることのない領域の研究について学ぶことができ、多角的な視野を養う機会となります。発表者にとっては、自身の研究内容を分かりやすく発表する技術を磨くことができるほか、褒賞として研究に役立つ機材が贈呈されます。例年、windowsのラップトップや、macbookなどが褒賞品として贈呈されています

交流イベント・セミナー

就活セミナー

多くの学生にとって、就職活動は悩みの種だと思います。「いつから・どうやって準備したら良いのか分からない」「なかなかESが通らない」「面接が上手くできない」「志望業種が決まらない」…誰しもこんな悩みを抱えているのではないでしょうか。

服部国際奨学財団では、全国の大学・大学院から集まった学生が在籍していることや、OBOGとの関係性が強いことを活かして、就活セミナーも開催しています。大手企業で早期内定を掴んだ奨学生や、現場で働く先輩OBOGを講師として迎え、実際の就活フローやESの書き方、やってよかったこと・やればよかったこと等々、役立つ知識を教わることができます。さらに、参加者それぞれが悩みを相談できる場も設けています。

コロナ禍には、オンラインで開催されました

また、医薬品開発系など、OBOGの層が特に厚い分野では、業種ごとの就活セミナーも開催されています。ちなみに、今年度から来年度にかけては、法曹系の就活セミナーも計画されています。

学振セミナー

言うまでもなく、すべての学生が、民間企業や行政に就職するわけではありません。服部国際奨学財団には、研究キャリアを目指す学生も多く在籍しています。実際に、OBOGには、大学・大学院で教鞭をとっている研究者もいます。

研究キャリアを歩むうえで、合格すれば金銭的に大きなアドバンテージを得ることができ、若手の登竜門とも見なされているのが「日本学術振興会特別研究員(通称、学振)」のポストです。「学振」の倍率は非常に高く、採用者もノウハウが蓄積された最高学府に偏りがち。しかし、服部国際奨学財団からは、毎年コンスタントに「学振」採用者が輩出されています。

オンラインと対面のハイブリッド型で実施されました

そこで、今年度から、実際に採択されたOBOGから、合格のために必要なノウハウを伝授してもらうためのセミナーを開催しています。今年度は、4人のOBOGが講師として参加し、集まった現役奨学生たちに知見を提供しました。セミナー終了後も、重要な応募書類である「申請書」の添削を依頼することもでき、研究キャリアへ向かうための環境が整っています。今年度の様子は、こちらの記事をご覧ください。

留学相談会

限られた学生生活のなか、誰もが一度は「留学してみたい」と考えるのではないでしょうか。とはいえ、はじめは誰もが不安で、分からないことばかりだと思います。「留学したいけど語学力が不安」「長期留学のためにはどんな準備が必要なのか知りたい」「そもそも行きたい国が決まりきらない」そんな相談が毎年多く寄せられていました。

一方で、服部国際奨学財団には、たくさんの留学生が在籍しているだけでなく、日本から海外へ留学する学生も毎年大勢います。学会とあわせて海外へ渡航する学生も多く、今年だけでも、ヨーロッパ・アメリカ・アジア・アフリカと、全国に学生が飛び立ちます。

服部国際奨学財団では、留学に対する不安や悩みを抱えた奨学生たちが、先輩奨学生に相談できる場を設けています。特にコロナ禍以降は、ビザの取得など、何も知らない状態で一人準備するには限界があることも増えてきています。準備段階から、実際に渡航経験のある先輩に相談できる環境が整っていることも、この財団ならではの特色だと思います。

こちらも、コロナ禍ではオンラインで開催されました

美術館ワークショップ・ツアー

服部国際奨学財団では、こうしたセミナーだけでなく、文化体験のイベントも開催されています。昨年度は、現役の美術館学芸員を講師としてお招きして、アート鑑賞のワークショップを開催し、実際に美術館やアートフェスティバルに足を運び、ワークショップの学びを実践に活かす鑑賞ツアーも実施しました。

このワークショップ・ツアーで初めて現代アートに触れ、美術館見学が趣味になったという奨学生もいます。分野や専門によっては、大学・大学院では得ることのできない学びもあるなかで、イベントや公式行事を通して、多彩な学びを提供することが、服部国際奨学財団のポリシーでもあります。

各地区の懇親行事

一年を通して、小規模の懇親行事も開催しています。事務局近隣の学生が中心にはなりますが、春にはお花見、秋にはハロウィンイベント、冬にはクリスマス会を開催しています。

事務局オフィス近くのお花見名所にて
クリスマス会ではプレゼント交換も行いました

関東・関西地区についても、大学訪問懇親会など、交流の機会は多数設定されています。先日の関東OBOG会でも、早稲田大学を訪問したり、東京在住の学生を集めた懇親会を開催したりして、交友が深まりました。

メンターイベント

今年度から、服部国際奨学財団では、奨学生間のメンター制度が始まりました。大学ごとにメンターグループが作られており、所属大学の先輩奨学生に、大学生活や奨学生としての提出物について相談することができるほか、それぞれのグループで交流イベント・懇親会も開催されています。

有志企画イベント

また、奨学生有志が企画するイベントも開催されています。先日記事があがった「ビブリオバトル」もその一つ。今年は、有志イベントとしての就活セミナー開催も決まっており、奨学生自らがイベントを発案できることも、服部国際奨学財団ならではの特色になっています。

おわりに

年間の公式行事については、ここで紹介した「授与式」「研修旅行」「文化講演会」「修了式」が基本になります。一方、イベントについては、毎年多数のものが新たに企画されていますし、年度によってさまざまです。ご応募の際は、ぜひ、採用後どんなイベントに参加してみたいかも考えてみていただけると幸いです。

秋の選考は9月1日より受付開始です。皆様のご応募をお待ちしております。

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