会社に慣れてマンネリを感じる若手に、提案したい「ハイライト思考」
今日は「成長するためには、毎日ハイライトを生み出すことが近道だよね」というお話です。
会社に慣れて、マンネリを感じてくる社会人3年目前後の若手社員に、1つの処方箋として参考にしてもらえたらうれしいです。
実はこちらの内容、以下の記事でさらっと触れていますが、今でも続けている大切な習慣なので、もう少し深掘りしてみようかなと。
「ハイライト」は昨日の自分よりを前進させる
まずは先ほど紹介した内容を、こちらで簡単におさらいしましょう。私は新卒時代、野村證券に勤めていて、新卒時代に意識したことを話しました。
野村證券は、ザ・成果主義の会社。新卒や年齢などは関係なく、1人1人にヘビーなノルマを与えられます。
新卒時代、毎日12時と16時に先輩と報告会をしていました。「今日は何もできませんでした」と言うと怒られるので、何かしらを生み出さないといけない状況でした。
そこで頭を捻って編み出した私なりの答えが、「毎日ハイライトを生み出して、昨日の自分よりも前進する」を目標に仕事をすることでした。
これが、意外といい習慣となったんです。
新人時代、ハイライトをゲーム感覚で積み上げたらいつの間にか受注した
野村時代、会社からは「1日100件の訪問をしてきなさい」「1日300件以上のテレアポをしなさい」と、頭がクラクラしてきそうなミッションを与えられました。
しんどいけど、やるしかないのでやりました。ここでハイライト思考を使っていきます。そうすると、こういった現象が起きました(内容を引用しています)
ただ「訪問数をこなさないと」という気持ちでやっていたら、数を埋めるのに精一杯だったと思います。目新しい結果が出ないので、先輩との報告会でも怒られたことでしょう。
でも自分から些細な変化を作ることで、ゲーム感覚でたのしくなりましたし、最終的に受注に繋がったのはとても気持ちよかったです。
転職した時にも活きた「ハイライト思考」
新人の頃に習慣化できたハイライト思考を、ずっと継続していきました。
社会人3年目だった時の話です。父が築き上げた柳井工業(プラント業界)を継ぐため、野村を退職しました。継ぐきっかけが気になる方は、こちらの記事をどうぞ。
未経験のプラント業界に転身した時は、とても不安でした。ただ、ここでも「毎日ハイライトを作ってみよう」という気持ちで仕事をすると、確実に成果に繋がったのです。
まずは入社したばかりの話です。当時はプラント業界のことが全然わからなかったので、まずは職人と仲良くなることからはじめました。
紆余曲折ありましたが、今は柳井工業の常務として働いています。
やってきたことはシンプルで、基本的にはハイライトを生み出してきただけでした。
ハイライトの生み出し方は、「生み出す」と「掘り出す」
新人の頃は何もかもが新鮮で、「アハ体験」な毎日。ただ、社会人3年目となると会社のことも分かってきますし、余裕もでてきて、どうしてもマンネリを感じてしまいますよね……。
何度もしつこくて恐縮ですが、こんな時にこそ「ハイライト作り」がいい感じのスパイスになります。
新しいものを「生み出す」のもいいですし、あえて過去にやっていたことを「掘り出す」でもいいと思います。
例えば、いつも任せている議事録を書いてみるとか。
新人の頃は書けなくて悩んでいても、3年目となればお手の物。その変化を感じると「ああ、確実に成長したんだな」と実感できると思います。
他にも、超トップセラー上司の商談に同行するとか。
新人の頃は、毎日同行していたとしても、受注できてくると同行の機会がぐんと減りますよね。もしかすれば、意外とできていなかった商談テクニックにも気付けるかもしれません。
ハイライトを生み出すと、凝り固まった日常をやわらかくし、新たな発見を生み出せます。また、積み重ねていくと「前進」に繋がります。
最初は小さなハイライトですが、毎日積み重ねれば、1年で240個(月20日×12ヶ月)のハイライトを生み出せます。
意外と程よい刺激になるので、「会社だるいな……」と思ったら、ぜひハイライトを生み出してみてはいかがでしょうか?
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