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四季があるというのはそれだけで、感情の起伏を表している ~ 「落陽」吉田拓郎

冬ともなれば、夕闇が迫ってくる時間帯が早くなります。

冬至に向かって、日は短くなり、夏至に向かって長くなっていく。この循環はとても興味深いです。

秋や冬は、その気温、風景の様相とも相まって、どこかセンチメンタルな気持ちにさせてくれます。

春や夏は逆に、気持ちを暖かく、ほがらかにしてくれます。

四季があるというのはそれだけで、感情の起伏を表しているようです。

落陽が早い時期。

この歌は、作詞を担当された方が、その時期の北海道を旅し、フェリーで出会った初老の男性との邂逅を描いています。

この出会い自体は、なんてことのないものだったのかもしれないし、これからさき再び巡り会うこともないのかもしれない。

でも、季節と場所、その場所の匂い、そういったものに包まれることで、思い出や記憶は永遠になります。

そんな永遠を感じながら。

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