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ゆったり構えて時を待つ

小学校で愛情あふれる学習支援を長年続けてこられたmaaさんが、
私の新著『言葉を楽しく プロジェクト・翻作・同時異学習のすすめ』について、
私とmaa様ご夫妻のかかわりに言及しながら、すばらしい書評を書いてくださった。
真情あふれる書評に目頭が熱くなった。
その書評は次のような文章で始まる。
 
「実に面白い!」って、福山さん扮するガリレオ先生がいうのだが、その言葉が1番当てはまる教育書に出会った。
 表紙の「楽しく」を見る前に、裏表紙からパラパラと捲ると
「ニ おおらかに見守る」
の太いゴシックがブシャと真愛のシャッターを切らせた。
幼児期に自然に始まる読み書きには、誤りも出現する。
 しかし、それをいちいちとがめる必要はない。正しく読み直させたり、書き直させたりする必要もない。
 むしろ、そのまま受け止めて
「すごいね!」
と喜んだ方が良い。
 子どもは、誤っても叱られないというおおらかな環境で自分流に読み書きするうちに、相手に通じなかったり、誤りを友達から指摘されたりする経験をする。
 そして、自分から直したくなって自分で直すときが来る。
 大人は、ゆったりおおらかに構えて、その時を待てば良い。
 それが、最も効果的な発達支援になる。
 
 本書内の行数とすれば、たった7行の文章であるが、著者・首藤久義先生(千葉大学名誉教授・日本国語教育学会常任理事・言語教育研究会会長)の人柄を表している。
 裏返しに読みながら、懐かしい「先生との出会いの頃」を思い出した。
 40年前と変わらない。
 言葉に対する思いとそれを取得する人間への愛情の深さは、全く変わっていないのだ。
 
以上がmaaさんが書いてくれた書評の冒頭です。詳しくお知りになりたい方は、
以下のURLをどうぞ。
https://note.com/am4234/n/n51b4f2cd8aad

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