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卒論・修論研究の攻略

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卒論・修論研究に挑もうとする学生さんにおすすめの記事をまとめていきます。諸先輩方がどう挑み、いかに悩み、どうやって乗り越え、何を学んだのかを知ることで、経験値を積んだような状態で…
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2021年1月の記事一覧

卒論

まさか、自分が卒論を書くとは思いもしませんでした。 (1年生の年末年始の帰省の時に、姉が卒論を書いていて、”絶対卒論やらん”と言ったのを覚えています。) せっかく、卒論を書いたので、感想などを記そうと思います。 メモも残っているし、忘れないうちに。 計画コロナの影響を受けまくりました。 最終的に行った実験は、3つ目の研究計画でした。 ”先行研究を読んで、明らかになっている・明らかになっていないことをおさえて、目的を決めて、仮説を立てて、その研究の意義を明確にする!

そもそも 「論文」ってなに?とフリーズしてしまったあなたのためにー社会人大学院生のための研究・論文マニュアルー

2019年 5 月 7 日 「そもそも 「論文」ってなに?とフリーズしてしまったあなたのために」 名古屋市立大学大学院人間文化研究科地域文化と共生 M2 (4回生) 柴田英知 Email: bxf00517@nifty.com 1.はじめに社会人院生の 柴田英知です。 「 地域開発と参加 」 が研究のメインテーマで、修士論文では日本の戦後初の地域総合開発事業である愛知用水の歴史について一次資料の取りまとめをおこないました。 特に、社会人院生のみなさんは、 現場の経験をまと

#54 やっぱり研究が好きなんだなぁ

1月19日。火曜日。今日は、寒かった。今日以上に寒い日が来ないことを祈る。 そんな今日の話題は【やっぱり研究が好きなんだなあ】ということで。レポートと報告に追われているので手短に書きます。まあただの雑感やね。 今日の記録午前、起きれず。12時起床。朝食、昼食、身支度。13時からオンライン授業。自宅で受講。 今回もまた、先輩の修論発表を聞く。すでに何回か聞いている議論。それでも新しい話題が出てくるのが面白い。年休の取得要件の一つ、継続勤務要件の話。労働法って大変だ。 1

修論プレゼン道場(オンライン版)

はじめにWBSでは、修士論文を提出した後は、審査会があります。夜間主総合の場合は公開審査会なので、多くの聴衆の前で自分の研究を発表します。一般的に、日本の人はプレゼンテーションが本当に下手で、プレゼンテーションを聞くのは、忍耐力を養う苦行のように思うことが多々あります。 MBAの学生には、ぜひ優れたプレゼンテーションとは何かをしっかり学んで欲しい。そのために、この修士論文を提出してから、公開審査会までに間に真剣に良いプレゼンとは何か、を身につけて欲しいと思っています。 僕

卒論執筆を振り返る〜こうすればよかった!

卒論執筆について振り返るコーナー第3弾は、「こうすればよかった!」と感じたことについてです。卒論を書きながら、「これはネタになる」と思って書き溜めておいたものです。来年度以降に卒論を書く人が読んでくれると泣いて喜ぶよ! 文献の読み方には注意やりがちなのが、「使えそうな言葉」を抽出しながら読む、ということではないでしょうか!私は最初の二ヶ月間くらいは文献を読む際に、自分の論文で使えそうだと思った「いい感じの言い回し」だけを抽出してエクセルにまとめるという作業に勤しみました。

卒論アンパイ化マニュアル

卒論提出して高みの見物してる山本です。 今日は何か知らんけど大学生がみんな怯えてる卒論について書こうと思います。勘違いは早く気づけた方がいい。若ければ若いほどこのnoteの価値は高いです。 ということで今日は 卒論に対する誤解を解き、卒論をアンパイ化する ためにこいつを書きます。 まずこれを読むにあたって「ある程度自由度がある中で卒論を書ける」ということを前提として話します。 世の中にはゼミや研究室で縛られてる人たちやゼミが途中で解体されたりというある種被害を受けて

序論、背景を作り込みを通じて論文の質を上げていく:序論⇒背景⇒検証⇒考察

研究論文の書き方についてです。 これは会計に限らず、ですが研究の書き方は研究の全体像が見える、序論、背景の二つが大変重要になると感じています。 おおよその論文は、 序論⇒背景⇒検証⇒考察 といった順番で始まると思います。 論文においては序論、背景の作り込みが大事です。 つまり、本論文が取り扱う研究対象全体が分かる形で序論を書き、さらに背景で取り扱っている対象に関するバックグラウンドを書いていく。 この二つの要素がしっかりしていないと、論文の全体像が見えてきません

検証⇒考察の書き方「研究に対して『謙虚であれ』」:序論⇒背景⇒検証⇒考察

前回のnoteでは序論、背景の作りこみを通じて論文の質を上げていくお話をしました。 さて、今回は検証、考察について考えます。 1.論文のタイプによって書き方は変わるまず、検証、考察ですが、論文の中核ともいえる部分です。 検証⇒論文の問題意識を実証するところ。もしくは検証するところ。 考察⇒検証されたことに基づいて考察するところ。結果から分かる意義などを書くところであり、論文の限界についてもこちらで言及する。 問題は論文のタイプです。 論文には大きく分けて3つのタイ

[研究室運営] Scrapboxを使った研究室の情報共有のススメ

研究室でしっかりと情報共有がなされているところは思った以上に少なく、先生だけが重要な情報を知っている、秘書さんだけが全容を把握している、あの先輩だけがあの高価な機器の使い方を知っている、しっかりもののあいつだけが頼りみたいなことになりがちです。 で、先生が忙しくなりすぎると情報が降りてこなくて困る、秘書さんが辞めると情報が消失して破たんする、先輩が卒業すると誰もあの高価な機器を使えず廃棄まっしぐら、しっかりものの学生さんに負荷が集中して不満がたまるみたいなことになりがちです