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専業主婦、卵1パックの値段に一喜一憂し始めたときに、ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思った。

私の若いころの話です。
結婚するまでは、不動産業界で働いており、毎月もらっていたお給料を好きなように使っていました。
気に入った場所に住み、冬の休日はお友達とスキーに行く。そのために中古車も購入。気ままにお芝居を観に行ったり・・そんな生活をしていました。(私が裕福だったわけではありません。そういう時代でした。)

そして、平成初期に私は結婚し、赤ちゃんを抱えた専業主婦になりました。

お金について・・もっとちゃんと言うと、収入と支出の様態がガラッと変わりました。

自分の収入は0円。でも、旦那さんのおかげで食べていけます。
そして、支出(使うお金)については決まった生活費という中で家族3人分のやりくりを任されました。

はじめは新しい生活に張り切っていたのですが、独身時代の感覚でお金を使ってしまい、月の半ばで生活費が窮してしまいました。
旦那さんに素直に「告白」すると・・・とても気まずい空気が流れました。

「この調子ではまずい!計画的にお金の使い方を考えないと!」

昔から、危機が迫ったときの私の行動はとても速いです。
さっそく、家計簿を買ってきて毎日ちゃんとつけてみました。

「結構楽しい!!」

家計簿をつけるために買い物に行こうとする、間違った衝動すら起きました。
(おいおい私!家計簿に書きたいために買い物に行くのはやめようね!本末転倒だよ~!)

しかし・・・数か月後、あれほど熱心に取り組んできた家計簿に、飽きてしまいました。

食料品を買いに行くことが多かったのですが、スーパーに行って、卵1パックの値段をみて、「今日は昨日より10円も安い!」と喜ぶ。
新聞に入っているスーパーをチラシを見比べ、「今日は卵が安いので、遠いスーパーまで頑張って行こう!」と、8キロの赤ちゃんをおんぶして遠出をする。

「あ~、スーパーで値段を気にしないで買い物したい~!」

「そうだ、お金の勉強をしてみよう!そうすれば、スーパーで値札を見ないで買い物できるようになるかもしれない!」
進むところに道があるように思える、20代の新米ママの妄想が始まりました。

そして、妄想が始まったときの私の行動はとても速いです。
いまでもよく織り込みチラシにある「ユーキャン」でファイナンシャルプランナーの資格講座に申し込みました。
(この講座への支出は、家計簿上は特別支出です!)

今から振り返ると、これが私の初めての「学び直し」でした

資格だけでいうと、不動産業界にいましたので、宅建(宅地建物取引士)は取得しています(取らされました・・)。

でも、本当の学びは、社会に出てから自分から必要だと感じたり、素朴に興味が湧いたことを自発的に学んでいくことだと思います

Hanikoのnoteプロフィールには「50歳からの学び直し」をうたっていますが、「そういえば、私の学び直しの原点を見つめてみよう」としたら、ここにたどり着きました。

ファイナンシャルプランナーの資格を取得した後も、しばらくは卵のお値段は気になる生活でした(笑)。

でも、赤ちゃんが大きくなったとき、もう一度社会に出ようとしたときには大いに役立ちました。








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