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昔ながらの商店街に、泊まってみませんか?(@東大阪・布施)

2020年8月、NHKのローカルニュース「おはよう関西」で紹介されていた、【SEKAI HOTEL布施】。 

●宿泊するのは、商店街にある元店舗を改装した部屋
●チケットを渡せば、商店街で自由に食べ歩きができる

など、商店街をまるごとホテルにした取り組みがおもしろく「行ってみたい〜!」と思いがムクムク。気がつけば、ニュースを見た1時間後には、通勤電車の中から予約確定のボタンを押していました。

とはいえ、東大阪にある布施は、わが家から普通電車で1時間足らずで行けちゃう距離。コロナ禍であまり旅行にも行けていなかったこと、GO TO トラベルの恩恵が受けられることがなければ、きっと旅先の候補には上がっていなかった場所で「ちょっと気晴らしに〜〜」ぐらいの軽い気持ちでした。

…それなのに!

一泊二日の宿泊を終えた頃には「そう遠くないうちに、絶対また泊まろう!!」と決意する自分がいたんです。(というか、実はもう2回目も宿泊済み)

どうしてそんな気持ちになったのか。
それは、ニュースで知っていたはずの食べ歩きの魅力が想像のはるか上を行き、スタッフさんや商店街のみなさんの「絶対、喜ばせたろう〜!!」精神が溢れに溢れ、滞在中サプライズの嵐だったから。

3度目の緊急事態宣言が出され、観光業界が大きく打撃を受けている今、少しでも布施に、SEKAI HOTELに行ってみたいなと思っていただければと思い、わが家が感じた魅力を発信したいと思います。

(写真はすべてSEKAI HOTELさんに許可をいただいた上で、ホームページよりお借りしています。)

魅力1:昔ながらの外観と、内装のギャップがたまらない

キヨシマ

宿泊したのは2020年の8月末。私と夫、小3、年長の子どもの4人で出かけました。SEKAI HOTEL 布施は、一棟の建物に宿泊する場所をつくっているのではなく、商店街にできた空き店舗を改装して泊まれるようにしています。

フロントもまさにそうなのですが、「婦人服 キヨシマ」の看板までついたままで、外観はめちゃくちゃレトロなのに、中はもんのすごいオシャレに改装されている。そのギャップにテンションがめちゃ上がります!!

部屋


私たちが泊まらせてもらったのは着物屋さんが店舗兼住居として使われていたという建物。外はものすごい普通、むしろちょっと古い感じなのに(すみません…)扉をあけると、なにこれーー!!という格好良さ。鉄の波板など、町工場が多い東大阪の技術を生かしているのも、すてきだなと感じました。


魅力2:アツアツ、ホクホクを頬張れる、食べ歩き。

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お祭りで、あれやこれやと食べ歩くのって楽しいですよね。商店街の食べ歩きもまさに。食べたいものを、食べたい分だけ選んで、アツアツ、ホクホクを頬張れるのがたまらなく幸せ!

しかもそのどれもが地元でずっと愛されている専門店の味。「あ〜、これめちゃおいしい!!」を何度も体験できるのは、食べ歩きだからこその魅力だなぁと感じました。

実は、食べ歩きには、SEKAI HOTELの支配人久米さんがガイドを買ってでてくれたんです。「ここのお肉屋さんはお昼は行列ができててね、このハンバーガーなんか衝撃の安さなのに、めちゃウマなんです!!」「あそこの練り物屋さんには4歳ぐらいの女の子がいて、僕らとよく話してるんですよ〜」と、看板メニューやお店の人のことも詳しく教えてくださるので、食べ歩きをしながらどんどん布施の商店街が好きになっていきました。

魅力3:薪で湯をわかす、昔ながらの銭湯

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ホテルの大浴場とはまた違った魅力があったのが、商店街の近くにある銭湯「戎湯(えびすのゆ)」。常連のお客さんがいらっしゃる中にお邪魔させてもらい、湯船にちゃぽん。
あぁ、私たちいま布施にいるんだなぁ…とこの街の日常に溶け込んだ感じがして、とても不思議な気持ちでした。

ちなみに、銭湯なので備え付けのシャンプーなどはありませんが、部屋のアメニティを持ち出しOKと言ってもらったので、それを持ってGO。常連のみなさんは「マイ銭湯セット」を持ってはり、慣れてる感じがかっこよかったです!


魅力4:喜ばせたい精神がすごすぎる、スタッフさんたち

商店街

最後に、この旅でいちばん心を鷲掴みにされたのが、スタッフさんたちのおもてなし魂。

食べ歩きのガイドを買って出てくれたことに始まり、「よかったら写真も撮らせてください!」と食べ歩き中のわが家の姿を、めちゃいいかんじに撮ってくれたり、食べ歩きの後に行くお店を探して予約までしてくれたり。2日目には、子どもたちが初日に頼んだジュースの味をちゃんと覚えていて、何も言わずに用意してくれたり。。
別のお客さんには、フロントで「このお菓子、ぜひ食べていただきたくて!」とお土産を用意しているのも見かけました。

「ひと組ひと組みに、そんなに尽くしちゃって大丈夫なんですか?」って思わず聞いてしまうほどだったんですが「お客さまに喜んでもらえることが、僕らの喜びなので!」っと、満面の笑顔で返され、もうダメ。

さらに、スタッフさんだけでなく商店街の方もおまけしてくれたり、私たちが「おいしい〜!」と食べる姿を恵比寿さんのような笑みで見守ってくれたり。どんだけ優しいんだ。

想像をぶっちぎる、部屋の格好良さ、食べ歩きの楽しさ、スタッフさん&商店街のみなさんからおもてなしを受け、SEKAI HOTEL、布施の商店街に完全に惚れてしまったのでした。

そして、わが家は7ヶ月後に再びSEKAI HOTEL 布施へ。

2度目の商店街は、食べ歩きですっかり地図が頭に入っていたので、まるで地元のような安心感。おいしかったお店をリピートして、今度こそは!と思っていたお店を訪れ、まったく知らなかった味に出会い。

HOMEのような心地よさと、何があるかなというワクワクが入り混じって、1度目とは違った魅力を感じました。

おもてなし精神にあふれたスタッフさんは、やっぱり相変わらずで。笑
前回行ったお店と今回のおすすめを書いた、わが家オリジナルの商店街食べ歩きマップをつくってくれたり、歩き疲れた子どもたちをフロントで預かってくれたり。「これ、部屋でどうぞ!」とボードゲームを貸してくれたり。

「何度来てもサイコー!」と3度目の訪問も誓いました。

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いちファンとして、応援し続けたいと思っているSEKAI HOTEL と布施の商店街。

もし興味を持ってくださったら、ぜひこちらをのぞいてみてくださいね。
https://www.sekaihotel.jp/area/fuse

​わが家も3度目の旅を計画中です◎

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