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夏のはじまり [7/11〜7/16]


おはようございます〜。

梅雨明けして、一気に夏っぽさがでてきてうれしい気持ち。晴れてるってだけでテンション上がるのなんでだろう。

晴れてる朝の海が最高すぎて、毎日晴れててほしさ。

 

7月11日

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明日の撮影のために、職場への出勤前にさみちゃんと一緒にロケハン。
ここ最近でいちばん晴れてて、めちゃくちゃきれいな朝だった。

前回ひとりで行ったときはビーチへの降り方が分からなくて、崖みたいなところに降りちゃったけど。今回はさみちゃんの案内もあって無事に普通のルートから出られた。

生い茂りすぎて途中から歩ける道が消えてて鎌で草刈りをしながら進んでいたら、後ろでさみちゃんが「ひーさんがみんなの道を切り開いてる」って言ってて思わず笑ってしまった。

諸々の段取りは済んだと思うので、無事に明日できますように。

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私の船外機を海に降ろした。
先週頭に降ろそうと思ったらアクシデントがあってすぐに降ろせなかったんだけど、やっと降ろせてホッとした。

職場の船は、船の前方に立ってレバーと車のハンドルのようなものを回すラットタイプで、体はそんなに動かない。

私の船外機の場合は、船の後ろ側でバイクみたいにアクセルを握って回していくバーハンドルタイプで、右手、右腕、体で動かしていく形のもの。
(私的には、全身運動タイプだなと勝手に認識してる)

職場の船とは操船方法も感覚も違うので、とにかく練習あるのみだなと思った。5分でも10分でも、すこしずつ運転して慣れていこうと思う。


7月12日

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撮影日。早朝の集合だったけど、みんな朝早くから集まってくれてありがとうの気持ち。

昨日とは打って変わって、霧が立ち込めていてくもり。もしも雨が降ったとしても小雨程度だとは思っていたけど、こんなに霧っぽくなるとは思わなかった。まあ、幻想的ではあるよね。

これ以上待っても景色は変わらないだろうなというタイミングで小雨が降ってきたから、そこで撮るのはおわりにして。待機場所として移住者友達が開いているカフェの建物をまるっとお借りしたので、みんなで朝ごはん。

みんなそれぞれ住んでいる地域も違うし、オンラインで話すことが基本だから、全員で直接会う機会がなかった。今回会えて、話せてよかったなと思う。

仕事にしろオフにしろ、なにをするにしても一緒にごはんを食べられるかどうかって私の中では大事だよなって思ってて、やっぱり私はごはんを食べるときのコミュニケーションを重要視してるなってあらためて思った。

みんなで話せたことでいろんなアイデアをもらえたし、ほんとによかった。やっぱりひとりで考えると煮詰まる。
すこしずつやっていこ〜。


7月13日

岸壁に野生の牡蠣がくっついているんだけど、ボスから呼ばれて岸壁を見てみたら、野生の牡蠣たちが抱卵して出産をしていた。

なかなかそういった光景を見られる機会ってないので、ちょっとびっくりした。
もう夏なんだなあと感じた。


7月14日

仕事おわりに、ずっと一緒に働いていて、毎回お弁当をはんぶんこしているおばあちゃんの畑にある竹を切ってもらった。

明日はウニ漁をしてもいい日で、同じ漁港内にいるむき身のじーちゃん漁師さんから「竹を切って持ってけ、それを刺して船を固定したらいい」というアドバイスをもらったので、竹がほしいという話をしてたら、「おらいの畑のところに竹あるぞ」となったのでした。ありがたや、、!

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そのおばあちゃんの畑は漁港のすぐそばの高台のところにあって、震災前に自宅があったところのすぐ上の場所。
結構高い位置だと思うんだけど、ここまで津波がきたんだよなあと思った。

良さそうな太さの竹を見繕って竹を切ってくれて、最後に畑から大根とトマト、ネギを抜いて渡してくれた。
目の前で収穫してくれたものを食べられるのって実はほんとは当たり前じゃなくて、すごく豊かなことなんだよなって思う。ほんとにありがたい環境だよね。

帰り際に、「あんたが手一杯なくらい獲れたら、土曜日ウニむき手伝いさいくから電話けろ」って言ってくれたのうれしかった。
どれだけ獲れるかわからないけど、明日の朝楽しんでやっていこうと思った。


7月15日

今日はウニの開口日。デビュー戦。
すごく楽しみなのに、ちょっと疲労が抜け切らなくて朝からどよんとした気持ちになってしまった。なので、朝早くから漁港に来てたけど、いったん家に戻ってすこし休んで回復。

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出発前に漁港内の漁師さんたちに声をかけてもらったり、隣の漁港にいてわかめ養殖をしている漁師さんたちに海の上で「獲れたかー?」と声をかけてもらって、ちょっとずつ元気がでたし、それぞれ気にかけてくれてすごくうれしかった。

結果的にやっぱり全然ウニは獲れなかったけど、漁に出るのめっちゃ楽しかった。

船を動かしながら、箱めがねで海中を覗きながら、鉤でウニを獲る。みんなひょいひょいとってるけど、実際にやるとめちゃくちゃ難しい。頭を下げてずっと海中を覗くから、頭の血が頭のてっぺんに向かってのぼっていく感じがした。

みんなの姿を見て参考にしながらひとりでウニ漁をしたら、ひたすらドッと疲れてしまった。

開口時間が終わって職場に戻ってから思わず「めっちゃ楽しかったけど疲れた…」って言ったら、「普段疲れたなんて絶対言わない人がそういうこと言うのめずらしい。よっぽど疲れたんだな」と後輩じーちゃんたち。

みんなからの言葉で、私は実は普段「疲れた」って言ってないのかと気づいたし、職場は気楽にほっと一息つける場所なんだなというのもあらためて気づいた。


7月16日

職場で朝ドラを観ていて、気仙沼に戻って家族に話したモネの心苦しさに涙が出そうになってしまった。

「あのとき、私は一体なにをしていたのだろうか」

あれからどんなに時間が経ったとしても、そういうことを思っている人はきっといて。
私もそのひとりなのかもなと、朝ドラを観ながら感じてしまった。

私の仕事は天気ではなくて、食にまつわることだけど。「食」は人が生きる上でなくてはならないもので、大事な部分を担わせていただいている。

私の日々の出来事がまわりまわって誰かにつなげられるなら。そうなるように、これからも全力でやっていこうと思う。


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すこし話は変わる気がするけど、私はひとつひとつの物事にしっかりと取り組めているだろうか、なんてときどき思う。

やりたいことを全部やれているのはほんとにありがたいけど、全部やろうとして実はすべてが中途半端になっていないだろうか。
それが、ときどきだけど頭の片隅をよぎる。だからこそ、誰かに相談をしながら行動して進めていくんだよなとも思う。

やりたいことをやるためにはやっぱり私ひとりでは難しいことも多いので、周りにいてくれるいろんな人たちの手助けがあってこそ。
私はどこまでも、周りにいてくれる人たちにひとつひとつを生かしていただいている。ほんとにありがたいことだなと思う。

忙しなくなってしまって焦ったりすることは多々あるけど、周りにいるみんなへの感謝の気持ちだけは絶対に忘れないように、日々を過ごしていきたいなと思う。

なんだかしっとりとした日記になってしまったけど、大事なことだからここに言葉を置いておこうと思った。


今週の日記、いつもより文章量が多い感じがする。残しておきたい気持ちが多かったのかもしれない。

夏にむけてひとつひとつ、全力でやっていこう〜。
今週もおつかれさまでした!


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