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編集はコミュニケーションデザイン!

仕事に慣れてくると、仕事への向き合い方や方法論などを言語化してまとめておく人もいるのではないかと思います。頭の中ではまとまっていたとしても、いざというときに思い出せなかったり、人にうまく説明できなかったりするので、言語化することは非常に大切なのです。

もちろん自分でも編集作業の方法論をまとめて言語化していて、編集チーム内に共有しています。これをベースにすることでブレがなくなり、原稿の指摘などにも説得力が増すのです。まだ自分の仕事への向き合い方や方法論などを言語化していない方は、早い段階で言語化することをおすすめします。

が、自分がどう言語化してまとめているかは別の機会にお伝えするとして、今回はそれらを一言で伝えられるフレーズを見つけたというお話です。

読者とどのようなコミュニケーションをとりたいかを考える

結論から言うと、タイトルに書いたとおり、「編集はコミュニケーションデザイン」だということ。

昔から、編集の仕事をしていない人や編集者になったばかりの人から、「編集ってどういうお仕事なんですか」「編集で大切なことはなんですか」と聞かれることがよくありました。質問されたらその時々で考えていることを伝えていたのですが、一言でうまく説明できたらいいんだけどな…と思っていたのです。

こういうときって、核心をついたフレーズがひとつあると強いんですよね。それを伝えることで、大まかに理解してもらって、その後に詳細を伝えるとより理解しやすくなります。

そういう意味でフレーズが欲しいと思っていたところ、何かの記事を読んでいたときに「コミュニケーションデザイン」という言葉に出合ったのです。調べてみると、コミュニケーションデザインという言葉は下記のようなことらしいですね。

「コミュニケーションデザイン(Communication Design)」とは、「人と人との間のコミュニケーションをデザインすること」や、自社がどのように顧客とつながり、関わりを持てるかといった「企業と顧客との間のコミュニケーションをデザインすること」です。

コミュニケーションデザインとは|本科UI/UXD専攻|デジタルハリウッドの専門スクール(学校)

あまり編集の文脈で使われる言葉ではないようですが、これはまさに編集する際に意識しなければならないことだなと思いました。実際、こういうことを考えて編集してきたな、と。

紙媒体でもWeb媒体でも同じです。ただ読みやすい文章を作ればいいというわけではないですし、カッコいいデザインにすればいいわけでもない。とにかく相手のことを考える。この文章を読んでくれる人は何を考えているのか、その人に何を伝えて、どう行動してほしいのか。根底には自分の伝えたいことがあるものの、それを理解してもらうためにどうしたらいいかを、編集の際によく考えていたように思います。

読者とどのようなコミュニケーションをとりたいかを考えたうえで、それを狙って編集することが大切なんですよね。その上で、読者とうまくコミュニケーションをとれる文章がよい文章なのではないでしょうか。

編集はコミュニケーションデザイン。

今後はこのフレーズを使っていこうと思います。

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