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明清交代人物録

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台湾に関わりを持つようになってから、言葉の勉強を兼ねて中国語による台湾の歴史の本を読むようになりました。その中で特に興味を持ったのは歴史家曹永和氏の著作です。17世紀の台湾の歴史…
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#明朝

【明清交代人物録】洪承疇(その十五)

明朝から清朝に王朝が交代する際、山海關における吳三桂の動向が戦況に大きな影響を与えます。…

【明清交代人物録】洪承疇(その十三)

今回、洪承疇がどの様にして明朝への忠誠心を翻し、清朝の元で働くことを決断したのかという、…

【明清交代人物録】洪承疇(その十二)

ここで、清朝に降った一人の明の文官のことを説明します。名を范文程と言います。彼は三国志で…

【明清交代人物録】洪承疇(その十)

明朝の戦い方は、城を盾にした防御戦では強みを発揮し負けない。一方野戦に持ち込まれると、清…

【明清交代人物録】洪承疇(その八)

明朝と後金軍の戦いは、新しいフェーズに入っていきます。明朝の皇帝は崇禎皇帝、ラストエンペ…

【明清交代人物録】洪承疇(その七)

満州民族(女真族)を統一した後金王朝は、本格的に明王朝に対しての戦いを始めます。ここで繰…

【明清交代人物録】洪承疇(その六)

洪承疇が新たに対峙することとなった清王朝の軍隊は、彼がこれまで戦ってきた農民反乱軍とは質を異にしています。いずれも明王朝の統治に対して反旗を翻すという点では同じですが、満州民族を核にした、今はやりの言葉でいえばサスティナブルな組織、持続可能な体制を持っているという点が大きな違いです。 この清王朝の物語については、別途人物を選んで描こうと考えていますので、ここでは洪承疇が立ち向かうことになったのはどのような集団であったのかという点に絞って、概略を説明します。 分断される辺境民

【明清交代人物録】洪承疇(その五)

陝西で洪承疇と農民軍は死闘を繰り広げます。洪承疇は情け容赦なく農民軍の殲滅を図り、農民軍…

【明清交代人物録】洪承疇(その四)

陝西で洪承疇は農民反乱軍に対する最も有効な討伐軍として実績を積み、それに伴い彼の立場も次…

【明清交代人物録】洪承疇(その三)

前回明朝の組織上の問題をマクロにとらえましたが、今回それが農民の大規模反乱につながってい…

【明清交代人物録】洪承疇(その二)

鄭芝龍編では閩南人の海上世界から、カロンとコイエット編ではオランダ人の視点から17世紀初頭…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その十)

1644年、明王朝は李自成の軍隊に北京を落とされ崩壊します。そして、その直後李自成の軍隊は清…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その六)

オランダの配下であることをやめて、独自の勢力となってからの鄭芝龍について触れます。彼はま…