「本」がなくて不安になった瞬間、人生に欠かせないものだと知った。
ずいぶん昔のことのように感じるけれど、
緊急事態宣言が出されたあの春、
図書館が軒並み閉館となりました。
家に本を置くスペースがないので、
当時のわたしは積読をしない派。
そのため、図書館を利用することが多く、
2週間以内に読了できる分だけが家にある状態でした。
そこにあの〈緊急事態宣言〉。
まさか図書館に行けなくなるなんて。
読む本が、手元になくなる日がくるなんて。
自分でもびっくりするほど焦りました。
どうやって暮らせばいいんだ!??と。
そういえば、東日本大地震のときも
同じように読む本がなく困り果て、
会社にあったミニ図書館の本を読み漁りました。
(社員が読み終えた本を寄付する本棚でした。
いま思えば、なんてステキな棚だったんだろう)
震災を経験していたのに、
あたり前にそばにいてくれたから、
本の存在を軽んじていたようです。
外食ができなくても、旅行に行けなくても、
会社に出勤できなくても、打合せがzoomでも、
全然平気でした。むしろうれしかった。
でも、本だけは違います。
私の人生に、なくてはならないものでした。
片時も離れてはいけない、大切な存在だったのです。
緊急事態宣言のとき、やっと電子書籍を覚えました。
それからは、マンガに限っては電子ばかりです。
でも、やっぱり紙の本がいい。
家にホームライブラリがあったら、マンガも紙にしたい。
家に紙の本が並んでいる。
それだけで、なぜかとても安心するのです。
わたしのお守りである本たちを、
わたしも守れるようになりたい。
何ができるかは、いまだ考え中……。
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