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自己嫌悪

一つのことをやり遂げて
それは決して簡単なことではなく
自分を評価しても良いのだと思うが
辿り着いてみれば達成感は一瞬で
あとは空虚な気分と
強い自己嫌悪に支配される
痛みと目眩が続く

これまでも同じようなことをずっと繰り返してきた
保守的な生き方ができない性分だ
過去が全て嫌なのだから

ここまで最速で歩いてきたのだから
それはそれで評価してやればいいのだろうが
そういう気にさらさらなれない

ただただ虚しい
おそらくこの空っぽな感じは
それなりに大事で
一度振り返って
整理しなさいという大いなる何かの
思し召しなのかもしれないと
考えてはみたものの

こうも虚しいと
やるせなさに
生きることが面倒になる
老いていくことに抗っても
時間を逆回しをすることはできない
自分の能力を高く見積もっても
能力が高まるわけではない
ただ嫌悪感が増すだけだ

これは病気なのかもしれない
自己嫌悪の病
治療法はない
不治の心の病

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