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コピーはすべてブランディングにつながる

商品コピーやサービスコピーなど、いわゆる「売るためのコピー」を求められることはよくあります。というか、ふだんからオファーをいただき、取り組んでおります。

その場合、「売る」の向こうに何があるか、ここを会話し、たとえ私の空回りになったとしても、しっかり語らせていただくようにしています。

ストーリーはこうです。その商品が売れることで、買った人たちの暮らしは、未来は、どう変わるのか。瞬間的な満足値だけではなく、お客さまの将来の夢や望みや願いは、どう叶っていくのか。

そして、そこまで考えて消費やサービスを考えていく自社は、社会的にどういった価値を提供できるのか。

パーパスやミッション・ビジョン・バリューから売りの現場へ下ろしておくと堅苦しくなったり面倒くさくなったりしがちですが、少なくとも販促手法を考える時に、大きな視点で一度、俯瞰してみること。少しでも、軽くても、会話に入れてみること。

それをするとしないとでは、コピーの深みが違います。逆に言えば、書き手としてどうにも筆が進まないときは、そこをおろそかにしていると、後で気づきます。

もちろん、商品やサービスが売れていかないと、企業の存続に関わりますし、「志はわかるが、いま事業環境が良くないんだ」「目標達成の瀬戸際なんだ」、というケースもあるでしょう。

でも、そこで心を踏ん張らせて、お客さまの幸せを具体的にイメージしてみる。それが巡り巡って事業や企業の成長になると、私は実感しています。ブランディングコンサルの立場から見て。

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