ライティングには人柄が出る説
常々自分の文章みて思っていたことを、今日はかいてみます。
自分の得意なトーン
広告のライティングをする時、自分は消して「クライアントが伝えたいこと」を書くのですが、やっぱり私の文章には特徴があるなあとつくづく思いっていまして。
その特徴は「エモさ」と「硬さ」。お涙頂戴なエモい文章、得意です。てか好きです。書いてる時、ちょっとテンション上がります。
一方、超ビジネスライクな硬めの文章も、得意です。導入事例とかで整然と説明している文章。キリッとした感じの奴。ああいう文章もよく書きます。むしろ、硬くなりすぎる時があるので気をつけているくらいです。
でも人の文章をみていて、時に自分の書けないトーンを上手に書いている人をみると、羨ましくなる時があります。
「あー、このヒトの文章、軽やかだなー」「あー、この人の文章、肩の力抜けてるなー」とか。なんというか、垢抜けている文章。さらりと書かれている文章。スマートだなー、羨ましいなーといつも思ってみてます。
文章に映し出される自分
軽やかに書きたいなーとは、昔から思っていました。実は新人の時、先輩ライターさんが書いたとある求人広告をみて、感動した記憶があるんですよね。
その文章はもう手元には残ってないのですが、とても軽やかで最後の段落にいたっては、「さあさあ、皆さん(略)・・・しませんか?」と締めくくられていた。
「求人広告で『さあさあ、』とは…!!なんてシャレおつな言い回し!!」と、広告見ながら震えた若かりし記憶。ええなあ、私もそうありたいなあ、と憧れた思い出があります。
それと同時に、やっぱ人柄って文章に出るんだな、とも学びました。
私が感動した文章を書いたライターさんってね、なかなかの浮世流しの自由人だったんですよね笑。平たく言うと「アーティスト肌」。私にはないものをたくさんもってる人でした。確実に持論ですし、確率論ではありますが、「人柄は文章に出る」。これ結構あるあるだと思います。
個性として受け止め、生かす
でも、そうやって人柄が出ることを最近ではプラスに考えています。書けないものは書けないけど、書ける領域は確実にあるってことだし。
ほら、よくライターとして「自分の得意分野をつくるといい」ってなアドバイス、よくありますよね。もちろん業界や媒体に特化するのもありなんですが、そことっぱらって、自分の性格をそのまま得意領域にするってのもありなんじゃないかと思います。
私なら「真面目さ」。基本的にクソ真面目なので、エモい話やきっちりした文章が得意になった。でも面白い人は面白い文章を書けるし、スマートな人はスマートになるし、おしゃれな人はおしゃれになる。
無理なく書き続けていくなら、それも全然ありよなーと思う今日このごろ。エモ固い系のライター・松本、これからも精進してまいります。
ではまた
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