Catnap〜昼寝と猫ドロボー

昼寝のことをCatnapというらしい。猫（Cat）が昼寝する（Nap）からCatnap。今日もお隣のチビ猫がうちのパティオに来て無防備に昼寝している。そんなに無防備で大丈夫かと心配になるほどだ。１時間以上経った今もそこで横になってる。

あんまりしょっちゅう来るから、うちの猫かと錯覚してしまうし、お隣の飼い主さんも気を悪くしないか心配になる。というか飼い主さんと一緒にいるところをほぼみたことが無い。お隣さんは勤務時間が不規則なのか、私と生活時間帯が異なり、ほとんど顔を合わせることもない。

飼い猫を放し飼いにしている人は結構いそうなので、そういうものなのかも知れない。他にも首輪をつけた猫がうちのパティオを横切って歩いて行くことがちょくちょくある。稀ではあるが、スカンクやオッポッサムという野生動物も見たことがある。動物達の通り道になっているのかも知れない。

でもこのチビ猫ほど程頻繁にくるのは稀。赤ちゃんの頃からお隣の敷地方面から柵をくぐり抜けてやってくるので、よっぽど居心地が良い何かがあるのかも。一年ほど前で、その時は本当に小さかった。猫好きの知人から、「そんなに来るならCatnapしてしまえば良いのに」と言われたことがある。Kidnap（Kidの誘拐）とかけて猫を盗むというスラング。会話は勿論ジョークだが、成る程と思った。

Catnapという言葉が生まれるくらいだから、そういうことは割とあるのかも知れない。あとは庭を意味するパティオ（Patio）に猫用にフェンスを張り、Catioと呼ぶこともあるそう。ここは地方で土地が広いという理由も手伝ってか、ペットを飼う人が多いと思う。愛の強さ故生まれたスラングなのかも知れない。

一方でペットへの虐待やネグレクトも多く、動物用のシェルターが存在する悲しい現実もある。保護猫や保護犬をシェルターから引き取って育てる人も多く、そういうペット達に会うたびに、このチビ猫には幸せに生きて欲しいと思う。あまり多くはできないけど、ウチに来たら好きなだけゴロゴロして欲しい。安心くらいは与えられていたら嬉しい。

見ているだけで気持ちが和む