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タイ建築探訪 #1 -バンコク現代建築12選-

タイ建築探訪は、タイの特定のエリアやあるテーマに沿った建築を簡単な解説を紹介することで、日帰り旅行や数日間の旅行の際に、気軽に素晴らしいタイの建築を体験してもらおう!という事を目的に作っています。

第一弾は、Twitterで反響の大きかった【建築士が選ぶバンコクのおすすめ現代建築12選】を建築探訪していきたいと思います。


タイ建築探訪#1-バンコク現代建築12選-

1. EM Quartier

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 在バンコク日本人にはお馴染みの"エムクオ"だけど、改めて見ると建築はかなり挑戦的。有機的な形状をした各フロアのズレに緑を生やして立体的な風景をつくりだしている。この風景がたまらなく良い。
 螺旋状の建物形状をしているHELIX部分は、大きな吹抜けをスロープ状の通路が囲み、その外側にレストランが張り付くユニークな空間。5-6階部分には空中庭園もあり、イベントが行われることもある。眺めも良いので買い物中の休憩等にも良い。

【建築】Em Quarier : https://www.emquartier.co.th/ja/
【設計】LEESER Architecture : http://www.leeser.com/

詳しい解説は筆者のnote 記事 風景をつくる建築へ ↓
https://note.com/hirotarosono/n/n3e8dccf2c41d
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1284687949217452032

2. ICON SIAM

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チャオプラヤー川沿いの新ランドマーク、Icon Siam はガラスの彫刻。最大高さ24mのガラスパネルが333枚連なる長さ300mのファサードは、ジグザグ状にすることで、方立を無くして風荷重を受ける。ドイツのファサード企業seeleによる世界でも有数の技術が可能にした純粋なガラスのみのファサード。
ICONSIAMの吹き抜け周りは凄い。
タイでは竪穴区画の考え方がなく、吹き抜け周りの防火シャッターの収まりを考えなくても良いのでホント自由。吹き抜けでは各階ごとの世界観が断片的に見え、圧倒される。
昼は彫刻の様だったガラスファサードは、夜になるとネグリジェの様にブランド店舗を包む。川沿い店舗の壁面はインテリアであると同時にエクステリアでもある。

【建築】ICON SIAM
https://www.iconsiam.com/en
【設計】Urban Architect Co., Ltd.
http://www.urban.co.th/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1287229790164901889

3. The commons Thonlor

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何より建築がカッコいい。躯体が現しになっている部分が大半のため、意匠、設備、構造の調整は大変なはず。現に荒々しいおさまりも多々あるが、それもタイらしい即興的な(?)意匠なのだと割り切って楽しむべし。マイペンライ!

【建築】The Commons Thonglor
https://www.thecommonsbkk.com/
【設計】Department of ARCHITECTURE Co. https://departmentofarchitecture.co.th/

詳しい解説は筆者のnote 記事 タンブンする建築へ ↓
https://note.com/hirotarosono/n/n42e38a4251a6
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1280311221976096768

4. Open House

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Co-living space の考えを元にした滞在型の本屋さん。本屋、レストラン、コワーキングスペース、子供の遊び場等をゾーニングで緩やかにわける事で全世代が一緒の空間にいることができる、オープンな街のリビングを実現。

【インテリア】Open House
http://www.centralembassy.com/anchor/open-house/
【設計】klein dytham architecture
http://www.klein-dytham.com/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1081898570100355072

5. Central embassy

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30万枚のアルミニウムパネルからなる鱗のようなファサードはタイの伝統的な模様をデジタルデザインによって実現。鱗のようなファサードと流線的な形状は、低層基壇部と高層部を一体的に見せるとともに法規制を逆手に取ったデザインに見える。

【建築】Central embassy
http://www.centralembassy.com/
【設計】AL_A
https://www.ala.uk.com/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1081899624997150720

6. Baan Somtum Bangna

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タイ料理 Baan Somtum と カフェHorme の新店舗。渦巻き状の建築とランドスケープが混ざり合う空間。とにかく薄く、軽快なディテールは小屋と建築の間のような佇まい。リニアな東屋とでもいうべきか。豊かな自然を感じながらリーズナブルなタイ料理をおいしくいただけます。


【建築】Baan Somtum Bangna
https://www.baansomtum.com/branches/
【設計】Supar Studio
https://suparstudio.com/


Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1281433631911624704

7. Suan Mokkh Bangkok

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高僧であるBuddhadāsa Bhikkhuの書籍のアーカイブや研究、瞑想スペース等がが入った施設だった。柱脚のおさまりが少し残念だが、全体としては気持ちのいいスペース。人もまばらで瞑想をしている人もちらほら。自然を感じられる空間でした。

【建築】Suan Mokkh Bangkok
https://www.suanmokkh.org/
【設計】Arsomsilp Comunity and Enviromenta architect+ PLAN ASSOCIATES Co.,Ltd.
https://arsomsilparchitect.co.th/ + http://www.planassociates.co.th/profile.php

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1284163374910066688

8. The Jam Factory

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元ジャム工場をリノベーションしたオフィス、カフェ、本屋、家具屋、ギャラリー、レストランの複合施設。設計したDBALPの事務所もココに入っている。定期的に様々なイベントも行われていて、ココに来ると設計事務所こそ、こういう素敵な環境にあるべきだなぁと思わされる。

【建築】The Jam Factory
https://www.facebook.com/TheJamFactoryBangkok/
【設計】DBALP
https://www.dbalp.com/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1288134572014620673

9. Apple Central World

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Kanchanaburi にある Giant Monkey Pod に着想を得た (店員さん談) という大きな樹の下に人が集まるリテール。すべてのエレメントがあるべき所にあって流石Appleだなぁと、感じさせられる。

【建築】Apple Central World
https://www.apple.com/th/retail/centralworld/
【設計】Foster + Pertnaers
https://www.fosterandpartners.com/

詳しい解説は筆者のnote 記事 建築メモ#1へ ↓
https://note.com/hirotarosono/n/n8f2a3a6cd5ea
Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1294211661683802115

10. Samyan CO-OP

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Samyan Mitrtown にある24時間営業のCO-LEARNING スペース。Onionのインテリアはディテールを消した家具のような建築が多い。多様な空間を用意することで、移動により気分を変える事が出来る。勉強や仕事をするにはかなり良い空間。
カフェも中にあったりして、普通にボーッとコーヒー飲みながら本を読んだり過ごすのにも良き。会員登録はいるが、無料で出来る。基本静かな雰囲気が保たれているのでうるさいカフェ等が苦手な人にはいいかも。

【インテリア】Samyan CO-OP
https://samyancoop.samyan-mitrtown.com/
【設計】Onion
https://www.onion.co.th/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1289249381254746113

11. Patom Organic Living

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オーガニックプロダクトのショップ及びカフェ。ブランディングイメージと空間が良くマッチした建築。建物の中にいても自然をふんだんに感じられる。食べ物もお弁当に入ってるものを自分で選んで温めてもらう形式。とても良い。

【建築】Patom Organic Living
https://patom.com/
【設計】NITAPROW
https://www.nitaprow.com/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/984718572856393728

12. THE COMMONS SALADAENG


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ジグザグの屋根が特徴のモールTHE COMMONS SALADAENG. 階段状のテラスで街と接続する構成はトンローと共通するが半屋外空間のインパクトはトンローの方に軍配が上がるかな。ちょっと良いご飯のあるおしゃれなフードコートみたいな感じ。
インテリアは照明とか、ネオンのサインとか、各店舗の統一感が取れていてすごくいい。

【建築】The Commons Saladaeng
https://www.thecommonsbkk.com/
【設計】Department of ARCHITECTURE Co. https://departmentofarchitecture.co.th/

Twitter
https://twitter.com/kinnnosuke/status/1288518994178093057

以上、12件です。近くに立ち寄った際は、ぜひ寄ってみて下さい。

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https://www.instagram.com/sono_thai.jp/

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