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ハーフカメラ

今回はフィルムカメラの中でハーフカメラについてふんわりと紹介してみたいと思います。

この記事を読んだからといって、写真がうまくなったり、カメラに詳しくなったりすることはありません。どんまいです。
その代わり、ふんわりとハーフカメラが気になったり、好きになったり、新しい捉え方ができたり、そんなことがあるようなないような…という感じで書いていきたいと思います。

ハーフカメラとは?

正式には「ハーフサイズカメラ」のことです。日本製と海外製のハイブリッドみたいなイケメンのことではありません。
通常の35mmフィルムの一コマの半分のサイズで撮影するカメラのことです。つまり倍撮れるわけです。36枚撮りなら72枚撮れるわけです。

たくさん撮れる代わりに1コマの画像のサイズは半分です。つまり画質的には半分と思ってもらっていいです。

OLYMPUS PEN EF

様々な機種がありますが、「写ルンです」みたいなシャッターを押すだけのものから、一眼レフタイプまで色々な機種があります。
どの機種もコンパクトなものが多く、サイズ的には上着のポケットに入るくらいのものが多いです。

ハーフカメラの特徴

さてそんなハーフカメラですが、どんな特徴があるのでしょうか?

とりあえず、たくさんフィルムで撮れます。
フィルムを撮り終える頃には、いつ入れたフィルムだったか忘れるくらいには…(入れたフィルムがカラーだったのか、モノクロだったのかも…)。
そして重要なことですが、そのたくさんのフィルム写真を見返す機会があることです。

どう付き合うか?

写真を見返すこと

僕は撮った写真を見返すことに、とても価値を感じるんです。

たくさん撮れるハーフカメラの1枚のネガシートを見返すことは、その撮っていた時の記憶や感覚を追体験したり、再解釈し直したりするのにすごくいいなと思うのです。
撮ったらSNSに上げてそれで終わりの写真と違って、フィルム写真って撮った後、強制的にネガが手元に残ることがいいんですよね。

写真を見てもらうこと

写真を見せるときに、何を手掛かりにセレクトをしますか?

自分が何を考えているのか、何を感じて何を言いたいのか、世の中の何に興味があって何を見せたいのか?
いろんなアプローチで、自分の中や接続する何かを探っていく作業が制作だと僕は感じていますが、
そんなとき普段、自分が感じている感覚や気になったものを見るのにハーフカメラはちょうどいいと思う。たくさんパシャパシャ撮れるからキメに行っていない感覚的なものが写っている感じがあります。

もちろん、それがスマホで撮った写真の人もいるし、別に普通にフルサイズのミラーレスで撮る場合もある。
でも、フィルムは撮ったらちゃんと残るし、撮影時にそこまで多くの操作や工夫がいらないハーフカメラはちょうどいいと思います。

制作をしない人も友だちや家族との写真に、日常の写真にもちょうどいいと思うんです。


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