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モノクロフィルムをAdox HR-50に変えた話

メインで使っていたモノクロフィルム「Rollei Ortho 25 Plus」が入手が困難な状況が続いているので、別のフィルムに変えることにしました。
正直とてもよい製品だったので変える気はなかったのですが、自分ではどうにもできないところで、変える他ないという感じでした。


フィルム本体

これまで:Rollei Ortho 25 Plus

これまで4年くらい使い続けてきて、すごく気に入っていた。
乾燥時のカーリングもほとんどなく、オルソクロマチックなのもすごく面白かった。Spur Acurol Nで微粒子なまま、感度100で現像できるのもとてもよかった。
ただ、本当に全然入ってこないので、しばしお別れです。

これから:Adox HR-50

やっぱり解像感はある程度欲しいし、価格もこんな時代だからそんな高くないものがいい。
こちらは10本で10,200円だったので、1本1,020円で許容範囲かなと思います。

前のRollei Ortho 25 Plusに比べるとベースの部分が薄くてペラペラなので、乾燥時とフィルムスキャン時のカールが気になる。
少し扱いづらい気もするけど、そのうち慣れるかなっと思っています。


現像液などの薬品

現像液だけが変わる感じですね。
プロセスが大きく変わることもないので、調節だけして自分好みにしていきたいと思う。

これまで:Spur Acurol N

希釈1+70
3,820円で250mlなので、
450mlで2本現像した場合、約39回=78本できるので、
1本あたり48.9円

これから:Adox HR-Dev

専用ってわけじゃないけど、これが完璧らしいのでこれにしてみた。

希釈1+49
1,990円で100ml
450mlで2本現像した場合、約11回=22本できるので、
1本あたり90.5円

まぁ少し高くはなるけど、Spur Acurol Nがお得過ぎるだけ

その他の薬品

停止液 Spur Stop Bath 500ml 2,150円
希釈1+19

定着液 Spur Ultrafix A 1000ml 2,890円
希釈1+5


First Roll

2本分だから正確には、First&Second Rollだけども…一緒に現像したしいいよね?
感想としては、もう少しフィルム現像でお好みに調整する必要があるのと、フィルムスキャンが今までよりしにくい(ベースの違い?)ことくらいで、後は慣れでどうにかなる範囲だと思う。

レンズとの相性は悪くないな
Rollei Ortho 25 Plusと比べると描写が柔らかいかな
そもそもオルソと比べるのが間違いか
人物もよい感じかな
少しシャドウ部が…フィルム現像で調整必要かな


まとめ

ただのフィルムを変えたよってだけの記事でしたので、まとめるもクソもないですが…。

とりあえず、物は試しということで、
推奨の希釈、温度、撹拌で実施したので、もう少し色々試して自分にとっていいところを見つける必要はある気はします。
Spur Acurol Nでの処方も挑戦してみたいし、少し遊んでみようと思う。

後、ベース薄いので、スキャンしにくいのと、リールに巻く時とか乾燥時とか傷つけないようにしないとね。


おまけ:フィルム現像(モノクロ)のススメ

フィルム現像って難しくないですか?いえいえ、そんなことはありません。どのくらいの難しさかというと、料理でレシピどおりに調味料を測って、手順どおりに進めることができるレベルでいいんです。
自炊と一緒で、うまくやれば、お得にいい写真が作れるようになれます。

ちなみにフィルム現像次第で、写真の出来が全然変わるのがモノクロ写真の面白いところです。興味あれば過去記事をご覧ください。







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