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「おうちにいよう」なら、LEGOをすればいいじゃない?

LEGOは、素晴らしい。
そんなことは誰でも知っている。
「LEGOは素晴らしいことは誰もが知っている」という事実ぐらい、誰でも知っている真実だ。
だからこの前の休み、具体的には4月29日は丸一日、LEGOをした。
期待通り、素晴らしい一日になった。
タイトル画像はその日のバカバカしいほど出色の傑作である。
以下、顛末と作成過程をツラツラと。
その後、フォトギャラリーへと続きます。
当社比9割増しで自己満足寄りで参ります。
でも通読すると、実は役に立ちます。本当です。
騙されたと思って騙されてください。

2年ぶりに燃え上がったLEGO愛

私は割と古くからのLEGOファンだ。
小学生の頃は高くて手が出なかったので、大して仲が良いわけでもない「LEGO長者」の友だちのウチに通っていた。時は1980年代、宇宙開発シリーズとかの時代である。
時は流れ。
2000年生まれの長女の「ナンでも口に入れまっせ」期を過ぎたころから、LEGOをどんどん買った。
分かりやすい、リンゴォキッドの休日ならぬ、貧乏キッドの復讐である。
だから、LEGOはバケツに数杯分ある。こんな感じで収納している。

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累計投資額は「車は買えないけど、安いスクーターならいける」ぐらいだろう。
だからガチ勢ではない。
ガチ勢は人生の何かを犠牲にしている。私は人生にプラスの範囲にとどめている。
実際、三姉妹のうち次女と三女が「どハマり」して一時期は朝から晩まで2人で遊んでいたので、余裕で元は取っている。

赴任したロンドンにもLEGOは持参し、かの地で数々の傑作を生んだ。行く前にもけっこうな頻度でLEGOっていた。のちほど嫌というほど作品をご覧に入れます。

そんな高井さんが2018年春の帰国後、一度もLEGOをしていなかった。あれこれ忙しかったので。

そこへ来たのが新型コロナである。「おうちにいよう」である。
おうちにいると、いろいろと捗ってしまう。
ついに、確定申告は終わった。
だが「確定申告が終わったら本気出す」はずのPCの切り替えは先送りしたい。
ついでに「PCを切り替えたら本気出す」はずの某原稿も先送りしたい。
ドミノ倒しみたいなタスクの影に追われている気分のとき、こんなツイートが流れて来た。

「だいまり」さんは面識はなく、ツイッターだけでつながっている。
つまり、同志だ。
お仕事も似たようなことをされているようだ。
このboysチームの素晴らしい作品を見て、LEGO愛に火が付いた。
いや、潔く認めよう。

「俺のも見てくれ!」という気持ちが燃えあがった。

「noteの投稿ネタにもなるし……」と現実というドミノから逃げる理由も見つけた。
「だいまり」さん、ありがとうございます。noteも発見。

てなことで、休日の朝から思い立ち、ツイッターで実況しながら8時間かけて作ってみた。実況の連続ツイートはこちらです。
内容は重複するので別に見なくていいです。3年ぶりちゃうな、2年ぶり。

リモートオフィスを作っちゃおう

LEGOのオリジナルモデルで最も重要なのは構想だ。
ちなみに私は「いじくりながら適当に好きなモノを作る」という行き当たりばったりなLEGOモデラ―だ。
うん、今回は「お部屋」にしよう。以前、こんなのを小一時間で作ったので、半日あれば大作が作れるはず。「行き当たりばったり」と「1日で完成」が私の基本方針です。

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(次女作「男の子の部屋」に対抗したラブリーな一品)

まずサイズを決めがてら土台をつくります。

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うん、こんなもんだ。シートは不安定なので薄い板を床に使う。
最終的には全面を別のパーツが覆うけど、一応、白で統一。
今回のテーマは、
・天井までのでかい本棚
・快適にリモートワークできるデスクスペース
・ミニキッチン
・くつろげるソファ
の4要素を入れるという方針を固め、まずは一番手間がかかりそうで、しかも作るのが楽しそうな本棚から。
まず、本。
薄いパーツとポチ2つを組み合わせると、それっぽくなるのは常識ですね?

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これをドンドン、見込み生産する。これぐらい入るデカさにしたい。

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するってぇと、アレだ、幅はこれくらいで、一番下はちょっと小物入れやら、作業用の机がある感じにしちゃうと素敵なんではないか?

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ここでパーツ数を吟味して、棚部分の色をクリームに決定。

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この「ポチ」がないツルツルのパーツは、家具作りに便利。8ポチ分の長さのパーツが棚板にピッタリだ。
サイズ感が決まれば、本が綺麗に収まるように調整しながら一気に組み上げていける。

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うんうん、こんな感じだ!
梯子がないと、上に届かないからね。
テーブルの上にはポチを3つほど出しておいて、後から装飾できるように備えておく。コーヒーカップを仮置き。

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本棚をバックに本棚の写真を撮って遊ぶ高井さん。
最初に目分量で用意した本がピッタリおさまるあたりはLEGO歴の長さのなせる技よ…。
細かいところですが、本と棚板にわずかにスキマがあるのがミソ。
ナチュラルに組むと、ピッタリはまってしまい、「本感」が減退する。このスキマを作るの、実はちょっと手間ですが、ここは手を抜けない。
ツイートを見ると、この時点で1:30。作業開始から2時間近く経っている。

効率のキモはパーツ管理

ここで一息入れて、私のLEGOの収納と作業手順を紹介しておこう。
あまり興味がない方、次の見出しまでパスしてください。

まず、LEGOタイムの半分程度は通常、「パーツ探し」に費やされる。
アイデア出しや工夫に3割、組み立てに2割、残りはほぼ「あれ?こんなパーツがあったはずなんだが……」とジャラジャラ探している。
だから、作業効率を左右するのは「パーツの見つけやすさ」なのだ。
我が家のLEGOは、種類別に100均で買ったケースにしまってある。

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ちょっとアップでお見せする。

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左が「ベージュと灰色」、右が「屋根タイプ」のパーツ入れ。

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今度は左が「パステルカラー」、右上が「1ポチ×2ポチ」、右下が「ポチ無し薄板」。

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お次は左が「稼働系」、右上が「透明」、下は左が「薄い1ポチ系」右が「通常サイズの1ポチ系」。

これ以外に「FIG(人形)」「FIGの持ち物」「特殊パーツ」などのケースがある。
この量なら分類はこの程度で十分だろう。
私は自分のコレクションのパーツはだいたい頭に入れているので、探すのにそれほど手間はかからない。把握できる程度のパーツしか持っていないことからも、私は「ガチ勢」ではない。
でも、ちょっとは「ジャラジャラ」しないと、見つからない。
このさじ加減が大事だ。
面倒だけど、「パーツ探し」はLEGOの醍醐味の一つでもあるからだ。
お目当ての色と形状のものが見つかると、嬉しいです。

ちなみに基本パーツはこんな状態で大きめのケースに放り込んである。

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シートを広げればジャラジャラフィールドになり、しまうときにはシートごと畳めば一発である。

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この技、散らかったLEGO踏んで悶絶している親御さんにおすすめ。

以上、ご参考までの寄り道を終わり、本線に復帰します。

ディテールが命のキッチン周り

キッチンは、最小限の流しと棚、コーヒーメーカー、冷蔵庫があれば十分だろう。本棚がデカすぎて、ちょっとはみ出しながらのセットアップとなった。

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このキッチンは実はかなり手が込んでいる。
シンクとキッチン台の一体感を出しつつ、窓と開き戸の棚を組み込み、台の下には引き出しまである。
こういう細部をどう仕上げるかがリアリティを左右する。腕の見せ所だ。

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うん。自分が怖い、ね。

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ミニ冷蔵庫も付けて、花瓶も配置。床もパーツの残数を見ながら清潔感のあるタイルを選択。
オジサンもビビるクオリチイ。
さり気なくLEGOリスペクトなプレートを掲示。

明るく快適なデスクには、もちろん…

さあ、メーンディッシュだ。
今回は見つけた瞬間に勝利を確信したパーツがあった。これである。

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Zoomの台頭を予感していたかのようなパーツだ……。
部屋全体に天窓的なのをはめこみ、デスク周りは普通の窓で明るくするので、デスクはシックな路線ではなく、LEGOらしいポップな感じに。

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前掲の「女の子の部屋」でも使った引き出しに、丸みを帯びた特殊パーツ。
ええ感じや…。
これに肉付けしていく。

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キーボード柄のパーツに、PC画面パーツまであったのは幸いであった。
マウスまでつける大盤振る舞い。

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キーボードの位置を調整し、充電中のスマホや封筒、書類、観葉植物など小物を配置。

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足が置ける台までつけたあたりで、本気でここで仕事したくなってきた。
だって、こんな椅子に「リモートあるある」の邪魔するネコまでいるなんて…。

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どうですか、お客さん!

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ライト、壁には地図の装飾、デスク周りはカーペットは明るい黄色。机の横には据え付けバッグまで。
ヤバい。
この時点で18:00前。製作時間は優に6時間ほどに。
集中力は問題ないが、最大の敵は腰痛という戦いになってきた。

総仕上げはダラダラできるソファ!

リモートワークの醍醐味は、堂々とサボれることだ。
いや、ちゃうねん。もとへ。
適度に休憩を取ることは、作業効率を上げる。
だから、これは外せない。

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本当はベージュとか落ち着いた色で作りたいところなのだが、ガチ勢ではないので、配られたカードで勝負するしかない。
ま、これはこれで悪くない。

このぐらいまで進むと、一部のパーツが枯渇し始める。
特に大変なのは床張りの工事だ。慎重に残数を計算しながら、それでいて調和を崩さない職人芸がもとめられる。

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こんな調子で敷きつめていく。この写真はさきほどのデスク周りの床工事前なので、若干前後している。ご容赦を。

ついに完成!

そして8時間の苦闘の末、ついに!

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完成!!
おいおい、これ。
凄くないか?
細部を見ていきましょう。イヤと言っても、見てもらいます。

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デスク周り。ゴミ箱と2つめの観葉植物をさりげなく追加。

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キッチンは再掲。

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ソファにはギター。なぜか持ってるはずのフォークギターが見当たらないので、オジサンには元メタルバンドという属性が賦与されてしまった。
ソファ横の樽には、運動不足対策でバットと(写真じゃ見えないけど)ダンベルが入っている。

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圧巻の巨大本棚。
本棚前の作業机には、丸椅子と書類、ブックライトを追加。

そして。
もう散々、映りこんでいるのでお気づきでしょうが。

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オジサンはスーツ&ネクタイで下はパンツとZoom仕様の装い。
「ちゃんと働いてます」アピールの迫真の表情まで、デキる男だな。

いやー。愉快だなー。
作品は自分のリモート環境にビルトインされております。

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のぞき込めばいつでもマトリョーシカ気分が味わえます。

以上、「おうちにいよう」ならLEGOをやろう作戦、完了!

過去の名作たち

ここからは過去の自作のLEGOを脈略もなく、羅列します。
ご興味ない方は、一番最後の『おカネの教室』のリンクまでスクロールしてポチってからご退場ください。またのお越しをお待ちしております。

さぁ、逃げなかったアナタ。
物好きですね?
とくとご覧あれ。

まずは軽くone of my 最高傑作から。

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Michael Jordan!! Come fly with me!!
見よ、この躍動感!

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ついでに桜木の庶民シュートも。

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少し前の作品でボールの丸みを出せるほどパーツが無かったなぁ。
続いて、軽い手のひらサイズのものをいくつか。

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かわいいでしょ?
LEGO好きならピアノの鍵盤とペダルの造形テクに鼻血が出るはず。
とミニマム路線かと油断させておいて……。

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ドカンとライブステージ!
ドラムとピアノからのスムーズな展開。ちゃんと中にいます。
アーティストのモニタースピーカーに気づいたアナタ。
見込みがあります。
神は細部に宿るのですよ、LEGOでは。

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照明も芸が細かいなー。アホか、高井さん。

一般ピーポーがドン引きしているかもしれないので、有名どころのキャラものでオーディエンスにアピールします。

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若干、ラインナップに加齢臭が……。ロボットばっかりだし……。
待って、ヤング&女子!こんなのもあるのです!

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一番下のは甥っ子の高校入試の合格祝いで作った作品。
サクラの花びらと枝のアングルの付け方が只者じゃないですな。

この辺りでゲーマー諸氏にもアピールすべく、勝手に「よつばと!」と「スプラトゥーン」のコラボ連作を。
はっきり言って、すごいよ?

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ゲーマー諸氏は「シャチホコ」の再現度にビビるでしょうが、LEGO界隈の皆さんなら、ローラーのずらした四角パーツによる回転アニメーション効果に瞠目するはず。
バレルスピナーだけアップも載せとくか。再現度、えぐいよ?

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私の「スプラトゥーン」の腕前は最高「Aマイナス」、通常時は「Bフラット」と、債券で言うと適格と投機的の間を行き来しているが、「LEGO×よつばと」に関しては日本有数のランカーだと自負している。
誰もやってないですね、こんな暇なこと。ブルーオーシャンだな。

箸休めにポケモンを2つ。ガラケー時代のなので画像粗いです。

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グラードン、この向きに組むのが我ながら天才。割と基本的なパーツだけで作ってますねぇ。

キャラものといえば、ドラゴンボールの神龍も。こちらは特殊パーツの乱れ撃ちですな。
よく見るとボール4つしかないのに呼び出されてる。

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強度なさすぎで完成・撮影直後に崩壊。
やはり4個じゃダメです、ドラゴンボール。
強度重視でシェイプアップしてもらったのがこちらの神龍さん。

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こちらはボールが7個そろっているので、完璧。願いは聞いてくれませんでしたが。
こういう「ミニマムで勝負」の方が好きですね、私は。

そろそろ皆さん飽きてきたでしょうが、今日は最後までやり切ります。
初めて使いました、「やり切る」。どうも苦手なんだよね、この言葉。
次は、自分でも笑ってしまうほどの傑作。

LEGOの人形の頭部パーツ工場!

何を言っているか分からないと思うが……。

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右上の赤い炉で白いパーツを溶かして、成型された頭部が黄色の塗装ユニットに流れ込んで出てくるという、「なぜ作った?」感満載の逸品。

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この細部の作りこみよ……。右上の1枚から「ブニュ」と音が聞こえるようだ……。塗装ユニットの程よい奥行き感……。
これはもう、作っている最中から自分でニヤニヤしてましたね。

さて、ちょっと休憩で、小品をいくつかお楽しみいただきましょう。

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「すご!」と思った方は、一般ピーポーでしょう。
これを作った頃は、LEGOインスタアカウント界隈でタイプライターブームが来ていたのですよ……。
紙を切って挟んだところが高井さんオリジナルのひと工夫。

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同じく「こんな感じのキャラもの」ブームに乗って真似してみたのが目つきの悪いピカチュウ。
お次もLEGOアカウント好きなら「ああ、あれね」という系統。

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真似っこは終わりにして、オリジナルな小品を。

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ニワトリコスプレの卵売りおじさん。意味はない。なぜ作った。

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虹と小屋。これは昔、ツイッターのプロフィル画像に使ってたお気に入り。

この「LEGOで描くモザイク画」シリーズは、額縁を作って一時期、連作してましたね。こんな感じ。

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はい、休憩終わり。力作に戻ります。

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ロンドンの街角。
これもまた、細部がね……。見ます?

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小さいポットみたいなのは人間って設定です。
角のコンドミニアムのサイズ感が合ってないが、どんまい。

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このちょっとしたドアとか、街灯とか、もうね、そういうとこ。

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ロンドンと言えば、ダブルデッカーにブラックキャブ。
地元民なら分かる、このバス停を含めたミニモデルと思えない再現度の高さ。

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いいですよね、こう、広場にマーケットが立ったりしてね。
噴水まわりの敷石や木の横のベンチに気づくのがLEGO通です。

街並みシリーズ、その2。

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これもディテールがね。

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噴水、ゴミ箱、街灯、ベンチ、シアターの彫像、カフェの看板。
楽しいな、高井さん。

似たようなのをまだいくつか。

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街並みものはこれくらいのサイズだと短時間で作れる一発勝負感ある。パーツの残数を気にしないでいけますしね。

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ちょっと変化球で屋外アイススケートリンク。ロンドンは冬になると期間限定であちこちにできるんです。
これは、サマセットハウスをイメージしてますね。大理石のアーチがそれっぽくないですか?
お店は割と作りこんでいる。

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ピザ屋さんに、隣はビアサーバー。ファンキーだなー。

LEGOは笑いも取れる(はず)

……もしかして、飽きました?
ちょっと待って!今、一発、笑い取るから!

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「♪サザエさーん、サッザッエさん~」
カツオがグレて茶髪になってて、サザエさんも思わず「フンガ、フッフ」

え?
ダメ?つまんない?

ちょっと待って!
次は、LEGO 4コマ!

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今日は身体測定。背、伸びたかな。

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「俺も測って~」

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うーん。測れません!

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チーッス!

……うーん。ちょっと高度過ぎたかな……。
じゃ、これは?

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コタツでLEGOのオジサンを作っているLEGOのオジサン!
LEGOのオジサンが! コタツで! LEGOで! オジサンを!
しかも、コレ!
高井さんがコタツに入って作ったのよ!
3階建て「コタツでLEGOオジサン」マトリョーシカ!

ふぅ…。
ナノブロックとのコラボでウケもとれたし(ウケたとは言っていない)、続けます。

ビリヤード好きの高井さんらしい一品。
チョークとキャロム台の「ポイント」、台の横のレストに注目を!

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こちらは我ながら馬鹿馬鹿しい作品。
仕事ではカジュアルなのに、ちゃんとネクタイしてます、高井さん。無駄に似てるな。

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球は、宇宙飛行士のヘルメットです(笑)

王道・乗り物シリーズ!

あれ……?
今、誰か「LEGOなのに、乗り物はないの?」って言いました?
ガンダムやマジンガ―Zって「乗る人」選ぶので、そんな声(幻聴)にお答えして、こういうのも。

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たいれる、ね。6輪。コレのミニカー、一番のお気に入りだったなー。

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ロンドンの街並みに配置したダブルデッカー。
公式モデルより一回り小さい職人技。

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これも、乗り物、ですよね?
クラクフの旧市街で石畳を疾走するセグウェイ集団を見かけたときほど21世紀を実感したことはない。

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はい、来ました。アラフィフ感涙のホンダシティ&ミニコンポ。
80年代らしい陸サーファー仕様。
持ち主が誰かって?

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「たろさ」に決まってますよね。
ドアの窓、取っ手、郵便受け、開閉するギミックに苦労の後が。

ところで、私だって、私利私欲だけで作ってるわけじゃありません。
父親らしく、三姉妹がお人形で遊べるように作ったのはこちらのキャンピングカー。

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けん引しているのはアイスクリーム屋さんの屋台です。
本体は開閉式で、中に家具も完備。
キッチンとカフェスペース、ロフトのベッド。住みたいな、おい。

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お人形遊び用では、こちらも超力作。移動遊園地。

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これはメーンの観覧車で、色んな車両をどんどん繋いで拡張しました。

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ミニメリーゴーランドにソフトクリーム屋さん。
遊具のミニチュアを配した魔法使いの看板が秀逸。

ほかにも軽ーく作ったミニカーみたいなのはいっぱいあります。15分ぐらいでできちゃうヤツ。

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突然ですが、親馬鹿タイムです

LEGO自慢、自分でも飽きてきたので、しばし娘自慢に切り替えます。
といっても、LEGOです。三姉妹の作品から、いくつか。

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このメーターの部品一つから、ナイスなクリエイティビティ。
ちょっとやられた感というか、先を越された感ありましたね。
それで言うと、これが悔しかった。

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ルンバ、うめぇ……。

次女と三女は小学生のころ、壮大な街を作って何時間でもお人形遊びをしてた時期がありまして。住民票や学校の時間割まで作って、叙事詩のようなストーリーが延々と続く2人の世界。
その間、LEGOのパーツを使い果たされて父は困り果てたものでした。
残念ながら、その時の写真は2人が写り込みまくっているので、今回はご紹介を見送ります。畳1枚埋まるぐらいの複合作品です。

代わりに、そんな修練の果てに生まれた傑作をいくつか。

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眠れる森の美女。

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パーツの知り尽くした秀逸な配置ですなぁ。

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これは何だっけ?映画のキャラ。

お家も次女、三女とも、小学生時代にけっこう凄いの作ってます。

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これは次女。各階で分離できる。なぜか天井裏で犬を飼っている(笑)
トイレに紙まで付いているし。住みやすそうだなぁ。

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こちらの三女のは、裏側が開いていて、遊べるタイプ。

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窯焼きのピザを出す店のようですね。照明とはしごが秀逸。

はい、親馬鹿終了。

自分馬鹿、再開。

LEGOって、何でも作れるぞ!

乗り物で自慢し忘れたのがあったので。

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エイリアン2!リプリー、凛々しい。ちゃんと乗降可能。

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これはもう一回り大きいバージョンもあります。

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こちらの方が再現度は高い。肩も腕も手もグリグリ動きます。

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かっこいいなぁ…。
あ、乗り物と言えば。

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これは外せない。
トナカイとソリ。
ま、当然、これはクリスマスの飾りつけなわけですよ。
だって……。
普通、これくらい、やるでしょ?

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庭に置いてあるのはLEGO公式の「アドベントカレンダー」で出てきた小物。置き場所として、ホームアローン的な家を建ててみた次第でございます。
ちゃんとサンタ、屋根の上に君臨してます。
で、夜、部屋の電気消すとね……。

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ちゃんとレゴの家の中までLEDの明かりが!
アンタ、どこまで暇人やねんという仕様。
でも、こんなウチ、ありますよね、クリスマスの頃。こんなLEGOがあるウチは稀だと思いますが。

ここまでLEGO自慢の垂れ流ししておいてナンですけど、私が言いたいのは、LEGOはアイデア次第で何でも作れるってことです。
多少、値は張ります。それは認める。元貧乏キッズとして。
でも、これは「元が取れる」投資です。

最後に「何でも作れる」というテーマのふりして、LEGOフォルダから紹介しぞびれたモノにあふれかえっていただきます。

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ガチャポン?ガチャガチャ? You name it!!

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「よつば」にピッタリサイズ。

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わびさび?

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ミニ引き出しつきペン立て。

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カフェ的な。

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虹と鐘のある教会。

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年越し工事中。ちょっとLGBT的ね。

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開くドールハウス。

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カヌーで川下り。

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とあるバーで。

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煙を吐いて峡谷を超えて進む汽車。

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ハンバーガーショップ。

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ちょっと見にくいけど、水族館。宇宙飛行士のFIGの流用。
これ、実はすごいパーツが含まれてます。
マイクで解説している左のオジサン。この御仁です。

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LEGOの中興の祖と言われる名経営者、クヌッドストープ氏のFIG。

来日時にインタビューして、その時もらった家宝なのに、現在、行方不明……。
これが「名刺」で、アドレスと電話番号がついてます。
ポケットまさぐりながら「あー、ビジネスカードを切らしてて……」と言いながらスーツのポケットからコレを繰り出してきて、「申し訳ないが、これ、ちょっと似ていないんだよ。本物より、髪が多すぎるんだ……」って、もう、つかみネタ、強すぎだろ。
追加質問のメールにも速攻で答えてくれる人徳者。大ファンです。

「ガチ勢」じゃなくても楽しければいいのだ!

ここまでご覧になった一般ピーポーは、「高井さん、ガチじゃねぇか」と思ったかもしれない。
全然、そんなことはない。
よく見てもらうと、画素が粗い画像は特殊パーツが少ない。段々とセットを買い揃えていって、パーツを充実させてきたのだ。
私はLEGOの商品をおもに「パーツ狙い」で選んでいる。
説明書通りに一度は作ってみる。これはテクニックの勉強にもなるし、説明書を見ながらだと、子どもと一緒に組み立てられるからだ。
その後は基本、バラしてしまう。
自分のアイデアでオリジナルを作る方が楽しいタイプだからだ。
そういうオリジナルを作るLEGOファンとしては、私のパーツの手持ちは薄い。
「ガチ勢」というのは、こういう連中を言うのだ。

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おいおいおいおい。

こういう連中がどんなの作ると思います?

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これはまだかわいい方。

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セントポール、キター。

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これ、LEGOですよ?
また別の機会にご紹介しますが、この基地外じみた本に載ってます。超オススメ。

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日本語版出てたのか。でも、品切れか。

こういうのを見ると、「LEGOには無限の可能性があるな!」と楽しくなる。
でも、尻込みする人もいるかもしれない。
大丈夫。
ここまで「逝っちゃってる」人はごく少数だ。
前述のLEGOのクヌッドストープ氏が「日本は特殊で、『赤のバケツ』と『青のバケツ』がずっと売れている」と語っていたのが印象的だった。
これですね。定番の。

これは、自分で知恵をしぼって自由に作る、LEGO精神が根付いているからだと私は思う。
この2つに、乗り物好きならそれ系、建物好きならパステルの追加パーツなどを買うと1万円程度、そこから広げていってもせいぜい数万円ぐらいじゃないだろうか。
それでハマってくれれば、一生モノで遊べる。
このnoteにも書いた通り、「子どもの心の養い」への投資としては、悪くないのではないだろうか。

うん。コロナの給付金10万円の使い道、決まりましたね。
私はこれ以上、収容できないので、書い足さないと思いますけど。多分ね。

最後にロンドン時代の思い出の地、Leicester Square のレゴショップの画像をいくつかご紹介して筆をおきます。

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イギリスが生んだ名探偵。

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地下鉄の車両内で、バッキンガム宮殿の衛兵さんと文豪シェイクスピアに挟まれて記念撮影できます(まだあるのかな?)
ええ、それぐらいデカいんです、これ。
あれ?なんか尖ったもの被った白髪の女性の後頭部が……。

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ラスボスは、この方しかあり得ませんな。
並んで写真が撮れないのは王室への敬意でしょうが、地下鉄、乗らないっしょ、女王陛下。運転はするけどね、自分で。

あーあ。また1万字も書いちゃった。
誰も読まないよ、また……。
ま、いいや。
LEGO万歳!

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最後に、LEGOのロゴをLEGOで、なんてね。
おあとがよろしいようで……。

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