2020-7-5 日記. ベンチャー企業の研究者: 営業は普遍的な人間的活動

最近, 営業の本を読んでいる.

この本もその1つだ. 

昔から営業と聞くと押し売りの人という感じがして, 嫌な気持ちになることの方が多かったけれど, どうしてそう思うかの言語化はきちんとできていなかった.

自分は毒されていたと思う.

忌み嫌われても必要なものはなくならない. 多分, 営業だってそうだ.

最近, ほんの一回だけ営業の方の営業を見させてもらった. なんとなくだけれど, 以下のような流れがあるように思った.

1. 興味を持っている人が絶えないように取引先のプールや多くの仲間を持つ

2.  相手の課題を聞き分け, 持っている技術をすり合わせ提案できる内容をまとめる

3. 相手の欲しい意図を読み込み, 提案内容を文書化する

研究者も似たようなところがあって, 営業的と言えるところはたくさんある気がするし, 大人になれば他人と関わるには営業的と言えるところはたくさんある.

ポスター発表時に相手の質問の意味を読み込んで回答したり, 相手が求めていそうな技術を売り込んで共同研究に持ち込んだり, 科学予算をもらうために提案書を書いて審査してもらうなど. いくつかの提案書を各作業に同席させてもらったけれど, 評価者の意図を読み込んで, 自分の興味とは別にどう言った提案だと採用してもらえそうかを考えることもある.

自分も研究者として, 自分の研究を見てもらうために話をしたり, ポスドクとして自分を売るときに営業したポイントと同じような感じがある. 

今の会社に自分を売り込んだ時は, その時は自分で自分を売り込んだのだけれど, 相手が求めているものと自分が求めているもののマッチングが合うのかはかなり気にした. 結果的に合うものだったけれど, かなり偶然だったような気もするし, どうしてなのかはいまだにわからない.

良い選択だと思ってもらえるように, 採用されてからも, この一年必死に成果をあげてきたと思うし, 他のプロジェクトの完遂まで努力を続けていく.

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