心を動かす会話術
●なぜ心を動かす必要があるのか
そもそもなぜ心を動かす必要があるのでしょうか。
仕事面で協力をあおぎたい時、好きな人と付き合いたい時、誰かに一緒に遊びにいってほしい時など、人に何かしらかの行動をしてほしいシーンは多々あります。
人に何か動いてほしい時は、まず心を動かす必要があります。
なぜでしょうか。
それは、人は感情がイエスになってはじめて行動に移る生き物だからです。
どれだけ理屈が通っていても、感情面で行動したい、とならない限り自ら進んで行動に移すということはありません。
「理動」という言葉はなく、「感動」と言いますが、人は感じて動くものです。
だから何か人に行動をしてほしい時は、まず心を動かす必要があります。
●心を動かすためには
では心を動かす会話はどのようなことを意識すればよいのでしょうか。
●傾聴する
どのように話すかの前に、まずは聴き方です。
会話というと話し方ばかりに目が行きがちですが、人は自分の話をよく聴いて、その話を受け入れてくれる人に心を開きます。
相手の関心事に関心を抱きましょう。
相手が関心を抱いていることに自分も関心を抱くことで、自然と心を開いてくれるようになります。
●共感する
共通点を見つけたら共感を示しましょう。
人は自分と同じところがある人に親近感を抱きます。
年齢が一緒、地元が一緒、趣味が一緒など、何かしらか同じ境遇があると分かった時に一気に心の距離が縮まった経験はないでしょうか。
私もあなたと同じですよ、というのを示すことで、心を開いてくれるようになります。
●ゆっくり話す
早口よりゆっくり話した方が、落ち着いて見えるし、相手の頭も話に付いてきやすいものです。
話に頭が付いていかないと、途端に聞く気が失せてしまいます。
また、ゆっくり話すことで、自分自身も頭の中で整理しながら話せるようになるので話が分かりやすくなります。
●ドラマのワンシーンのように映像が届くように話す
何か伝えたい時は、その物事をドラマのワンシーンのように詳細に話すと良いでしょう。
理由は相手が感情移入できるからです。
ただ物事をそのままストレートに伝えるより、具体的なストーリーと一緒に、ドラマのワンシーンのように話すと、相手の心にも届きやすくなります。
●心の声を入れる
心の声を入れることで、より話に臨場感が出ます。
淡々と伝えるより、一気に話が面白くなるでしょう。
自分の感情を話に乗せることで、相手の感情も動かすことができます。
上に書いたことを意識して会話すると、心が動く会話ができるようになるのではないでしょうか。
ぜひ意識してみてください。
吉村先外
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