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雨でも旅を楽しもう!~山陰をめぐる観光列車「あめつち」~
今年も梅雨入りが始まりましたね。
この時期はあいにくの天気ばかりで、おでかけや旅行もしづらい日が続きますよね。
では、もし「天候に関係なく、移動そのものが観光になる」手段があるとすれば、おでかけの幅が広がるのではないでしょうか。
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今回はそんな目的を叶えてくれる山陰の観光列車「あめつち」の旅をご紹介します!
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出雲と鳥取を結ぶ観光列車
「あめつち」は、出雲市駅~鳥取駅間の山陰地方を結ぶ観光列車です。
特急列車と違い、移動そのものを楽しむように企画、デザインされているのが「観光列車」
特急なら2時間の出雲市・鳥取間を「あめつち」は約4時間かけてのんびり走ります。
まずは「国鉄特急」に乗って出雲へ
この日は旅仲間たちと関西から「あめつち」の出発地である出雲市を目指しました。
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岡山駅からは特急「やくも」に乗車。
車両は先日引退したばかりの381系。
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むしろこの「最後にこの381系に乗りたい!」が今回の旅の目的で、「出雲市に行くなら『あめつち』にも乗ったろか!」というノリでした笑
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けたたましいモーター音を楽しみながら伯備線を北上。
なお以前初めて「やくも」に乗った時の伯備線の旅のもようはこちらでも紹介しています!
出雲市駅から「あめつち」に乗る
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午前10時すぎに「出雲市駅」に到着。
国鉄特急を象徴するこの三角マークも見納めです。
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これで381系とはお別れです。
42年間、お疲れさまでした。
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この日は別路線で遅延があった関係で、大幅に遅れて入線してきた寝台特急『サンライズ出雲』の姿も見られました。
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「あめつち」の入線まで時間があったので、駅近くの「羽根屋 本店」で名物の割子そばを堪能。
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案内された席はお庭を望める奥座敷。
日常の喧騒をしばし忘れられるひと時でした……
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レイクビューとオーシャンビューで乾杯!
さて、再び出雲市駅です!
ホームへと上がると、すぐに「あめつち」が入線してきました!
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公式サイトの説明によると、「ネイティブ・ジャパニーズ」をコンセプトとしたデザインとのことでしたが、乗車時間がわずかだったため、あまり外観の写真を撮れておらず……
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私にとって初めての「あめつち」
内装はというと……
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うおおお、オシャレ……!
席の間隔はゆったりとしていて、ラグジュアリーな内装。
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カウンター席もあるので、一人旅でもカップルでもグループでも楽しめる仕様になっています。
出発してすぐ、出雲の神話と関わりがある「斐伊川」を渡ります。
普通なら通り過ぎるだけの川も「あめつち」は速度を落とし、ゆっくりと景色を楽しませてくれます。
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テーブルにはめこまれているタイルのようなものは、鳥取産の「石州瓦」
こういう内装なので地域の特色を味わえるのも観光列車の魅力ですね。
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さて、列車旅といえばやっぱり欠かせないものがありますね。
そう……
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駅弁です!!
「あめつち」ではインターネットで事前予約すると、地域の特産を使ったお弁当をいただくことができます!
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注文していたのは地酒がついた「山陰の酒と肴」セット。
地元の食材を使った料理を楽しみつつ……
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地酒でぷっはーー!!
宍道湖を眺めながらやる一杯は最高だぜぇぇ!!
お酒は出雲の「豊の秋 純米吟醸 花かんざし」
ラベルとコップも「天地(あめつち)」のオリジナルデザイン。
おいしくて車内の売店でおかわりしました。
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車窓右手には山陰の名峰「大山」
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そして左手には日本海。
「あめつち」の行程や見所は配られたパンフレットで紹介されているので、今どこを走っているのか、この先何が待っているのか、逐一チェックできるのがいいですね!
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もちろん車内でもお楽しみ要素はもりだくさん!
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売店前では「チケッター」という切符に押せるスタンプもあり、ちょっとした車掌気分もあじわえたり!
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日常に"ブレーキ"をかけてくれる旅
風景やお弁当、地酒に舌鼓している間に「あめつち」は途中駅で停車。
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ここは山陰最古の駅舎がある「御来屋駅」です。
停車時間が長くとられているので、ちょっくら駅舎を散策。
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うっかり発車直前まで魅入ってしまっていても、時間になるとスタッフさんが知らせてくれるので安心です。
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なお停車する駅にはこんな見所も。
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鳥取県は青山剛昌さんの出身地!
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あちこちがコナンづくしで、コナン目当てにバシャバシャ写真を撮っている人もいました!
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4時間といえばなかなかの長旅。
しかし実際に乗ってみると2時間くらいに感じるほどあっという間で、気づけば列車は終点の鳥取駅に。
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特急列車でびゅーんと走って旅をするのも楽しいけれど。あえてこうしてゆっくり時間をかけて走ってみるのも良いものです。
むしろ何かと急ぎがちな現代の生活に、ちょっとブレーキをかけてもらえる、そんな旅。
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ちなみに「あめつち」は左の赤いキハをリニューアルしたもの
今回ご紹介できたのは「あめつち」の魅力のほんの一部。
実際に乗りにいって、ぜひ自分ならではの楽しみを見つけてみてください!
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