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日本の食品添加物の現状について

前回は、日本の農薬の現状について、簡単にご説明させて頂きました。

本当は、もっとポストハーベスト(収穫後農薬)のことや、除草剤のことにも触れたいのですが、
出来るだけ簡潔にまとめるために、割愛させて頂きました。

 今回は、日本の食品添加物について、お伝えしていきますね。

 日本人が1年間に摂取する食品添加物は、およそ
8〜10kgと言われます。

 また、2022年の日本の食品添加物認可品目数(指定添加物)は、472品目。
天然香料や、自然由来の添加物も全て合わせると1500品目くらいになります。

毎年毎年、認可される品目数は増える一方です。

最新の情報は、日本食品添加物協会ホームページにて(https://www.jafaa.or.jp)

海外の認可品目数との比較ですが、各国の認可の
基準が同じではないため、単純比較はできません。
ただ、例えば、タール系色素など、海外ではずいぶん以前に認可されなくなったものが、日本では未だに使われているものも多いので、私達消費者が知識を持って選べるようになることが大切ですね。

 添加物のおかげで、食品の保存性は格段に上がりましたし、見た目もとても美しく美味しそうになりました。

食感も抜群に良くなっています。

 そして、多くの日本人がとても価値を置く
「値段の安さ」。
ここにも、大きな貢献をしているのが、食品添加物です。

 私達は、食品添加物のお陰で、
見た目の良い保存性の良い、そしてお手頃価格の食べ物を享受出来ているのですね。

 食品添加物が出現したことで、私達は、世界中の食品を思う存分楽しめるようになり、豊かな気持ちにさせて頂いているのです。

 ですが、その反面、色々な裏の側面も見えてきたのも事実です。

 「食品の裏側」という本を書いた安倍司さんは、食品添加物の製造メーカーのトップセールスマンでしたが、ある日お嬢さんのお誕生日に
安倍さんが開発したミートボールが食卓に並び
お嬢さんがそれを食べようとした瞬間に
「食べるな!」
とミートボールを取り上げてしまいます。

自分がこれまで、社会的にためになると開発してきた食品は、実は大切な家族には食べさせたくないものだったと気付かれ、職場を後にされます。
(「食品の裏側」に詳しくそのエピソードが紹介されています)

 食品添加物の光と闇の両方の側面を知った上で
確かな知識を元に食品を選べるようになれば、大切なご家族を守ることに繋がると思います。

 今回は、日本の中に溢れる添加物の中で、特に避けたい食品添加物について
ご紹介させて頂きます。

①亜硝酸ナトリウム
②人工甘味料甘味料(アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムK)
③タール系色素
④防かび材(OPP・TBZ)
⑤亜硫酸塩
⑥安息香酸ナトリウム
⑦カラメル色素

です。
それぞれの添加物の特徴については、ここでは割愛させて頂き(お話し会では詳しくお伝えしております)ますが、なぜこれらの添加物を特に避けた方が良いかその理由を、簡潔にお伝えしますね。

○発がん性が明らかにあると認められているもの
○海外では禁止されていたり、ある種の障害と
関連が強く指摘されているものであるもの
○体外に排出されにくい性質のもの

などによる理由からです。

添加物は、単体もですが、複合的に身体に作用を及ばすことが考えられるため、その複合的な作用については、私達日本人が、大規模な人体実験をしている最中であるとも言えます。

 日本人が、総じて健康で幸せに長生き出来ていれば何ら問題はないと思われますが、癌をはじめ、糖尿病、アレルギー疾患、腎臓透析など
日本に溢れる多くの疾患は何が原因となっているのか、ここで一旦立ち止まって少しだけ自分の頭で考えてみる機会を持つことは、長い人生の中で
とても貴重な大切な時間になると信じています。

 現実的には、お買い物をする際に、裏の原材料表示を確認する癖をつけるだけでもかなりのリスクが避けられると思います。

もっと具体的に詳しくお知りになりたい方は、最後に参考文献を載せておきますので、ご自分で調べてみられることを強くお勧めいたします。

 (参考文献)
「食品の裏側1」安倍司 東洋経済新報社
「食品の裏側2」安倍司 東洋経済新報社
「体を壊す10大食品添加物」渡辺雄二
             幻冬舎新書




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