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オーストラリア英語ショック と 憧れの英語訛り

イギリスにお住まいのパーリーメイさんの「ドびっくりイギリス英語プチ講座」シリーズは、おもしろいイギリス英語を紹介されていて、毎回読むのを楽しみにしているnote。


僕は高校・大学をオーストラリアで過ごしたので、僕の英語はオーストラリア訛り。しかも友達は地方から来ているカントリーボーイが多かったので、かなり「田舎っぺ」な雰囲気の英語を覚えてしまいました。

でも「オーストラリア訛りかもしれないけど、違いは些細なものでしょ」と思って日本での社会人生活を過ごしていました※。

ところがっ!

会社の社費留学制度でアメリカのビジネススクールに行った入社5年目にして、初めて自分の英語が「めっちゃオーストラリアじゃん」と気付かされる「オーストラリア英語ショック」を体験。

今日は、パーリーメイさんのnoteに触発されて、そんな思い出の話です。

※ 新卒入社で入った会社は、一応グローバル企業だったのですが、残念ながら僕の仕事で英語を使う機会はゼロでした。

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それはアメリカのビジネススクールの授業が始まって、最初のグループワークをした時だったと思います。

長期間のグループプロジェクトだったので、2週間おきにみんなで集まって打ち合わせをした方がいいよなぁと思い、みんなに👇のように提案。

Should we meet up fortnightly?
(2週間ごとにミーティングした方がいいよね?)

するとアメリカ人とカナダ人のメンバーの顔がぽかん〜〜・・・。

そして、数秒後に大爆笑。

えっ?何かおかしいこと言った? とキョトンとしていたら、カナダ人のラッセル君が、

Fortnight ってなによそれ〜😂 シェイクスピア英語?? うける〜〜🤣

とお腹を抱えて笑うんです。

オーストラリアで生活している時は、「2週間おき」のことを 「Fortnight」 か 「Fortnightly」と表現するのが普通でした。家賃支払いや給料が Fortnightly (2週間ごと) というのはごく一般的。

ところが、アメリカでは「2週間おき」というのは「biweekly」もしくは「every other week」というらしいのです!

しかも、アメリカ人がFortnight という単語を使うのは、高校で学ぶシェイクスピア文学ぐらい。

古文のようなものなので、僕が普通の会話の中で突然「拙者でござる」とか「いとおかし」と言い始めたイメージだと思います😅

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その時のグループワークは、これだけで終わりません。

数時間後、グループワークをしながら課題を解き、やってもやらなくても良いオプショナル課題のみ残すところとなりました。

みんな疲れ始めていたので、今日はお開きにして帰った方がよさそう・・・そう思った僕は👇のように意見具申。

I can't be bothered to finish the rest. 
(残りをやる気にはならないなぁ)

すると、今度はテキサス出身のアンジェラちゃんが、ニヤニヤっ😆

ちょっとからかうような様子で・・・、

ひろし〜、アメリカではそんな回りくどい言い方しないんだよっ!
Just say, I don't want to do it!! 
(やりたくないって言いな!)

・・・

え〜〜〜〜!?

 アメリカ人、 「I can't be bothered to xxxxx」って言わないの? オーストラリアならごく普通の言い回しなのに・・・

びっくり😵

***

他にも色々な「オーストラリア英語ショック」がありましたが、この2つの事件はとても印象的に覚えています。(日本帰国後、もう1つ別の事件があったのですが、それはまた別の機会に!)


一言で「英語」と言っても、イギリス英語、アメリカ英語に加えて、細かくすればスコットランド、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、シンガポール、インド・・・・と非常に多彩!

以前も👇で紹介したように、英語でない英語もたくさん。

ちなみに、大陸欧州で近年広がっている英語は、イギリス英語でもアメリカ英語でもない Euro English と言われているそうです。

このままデンマークに長くいたら、僕の英語は Euro English になっちゃうのかもしれません。

でもね。本当は ショーン・コネリーの渋いスコットランド英語に憧れているのです・・・。


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