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コロナパス復活〜😅 in デンマーク

本日、フレデリクセン首相が緊急記者会見を開き、Covid-19を再び『社会的に重大(脅威)な疾病』に格上げするという発表を行いました。

9月に『社会的に重大(脅威)な疾病』の解除と同時にあらゆる規制をとっぱらい、まるでコロナが存在しないがのように、マスクなし!! ソーシャルディスタンスなし!! コロナパスなし!! の日々を送ってきたデンマーク。

10月になって日々の感染者数が増えてきて大丈夫かなぁと思っていましたが、新規感染者数はここ5日間で連続の2,000人越え・・・。

ワクチン効果で、集中治療が必要な患者の数は昨年よりもずっと低いそうですが、人口550万人しかいない国で毎日2,000人ってやっぱり多い💦

また、入院患者数が予測モデルを超えて準危険水域に達したことで、専門家委員会(Epidemic Commission)が規制復活の再検討を政府に助言。それを受け、フレデリクセン首相は一部の規制を復活させる方針に切り替えたようです。

正式には明日、国会議員がメンバーを務める議員委員会(Parliamentary Epidemic Committee)での議論をもって決定となりますが、多分正式決定するのだろうなぁと思います。

※ デンマークの法律では、『社会的に重大(脅威)な疾病』に分類しないと、政府が規制を課すことができないルールになっているので、分類を格上げするということは政府が規制を課すことができるということになります。
なお、『社会的に重大(脅威)な疾病』への格上げには過半数の国会議員の同意が必要となっています(実際には与党・野党の国会議員から選出された議員委員会の過半数でも決定できるそう)。

とはいえ、いきなりのロックダウンではなく「レストランなどの屋内施設でのコロナパス提示」を義務付ける緩いところからスタートするみたい。

統計的では、ワクチン未接種者の入院率がワクチン接種者よりも4倍というデータがあるそうで、コロナパスを復活させることでワクチン接種を促す狙いがあるようです。

マスク着用に関する規制は実施しないところはいかにもマスク嫌いなデンマークらしい 😅

さてさて、このまま11月末になればクリスマスのパーティシーズンを迎えるデンマーク。このまま追加規制やロックダウンせずにクリスマスを過ごせるだろうか?!

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