意味不明な「極度乾燥しなさい」は、高級ファッションブランドという話
「スーパードライ」といえば日本の代表的なビールですが、僕が働いているオフィスの目の前には「Superdry」という謎の洋服屋さんが立派なお店を構えています。
このSuperdry、実はイギリス発の高級ファッションブランドなのですが、日本人からするとツッコミどころがありすぎ・・・。
まず、極度乾燥という訳。Superdry を直訳したら極度乾燥かもしれないけど、本家ビールのスーパードライは「辛口」って意味だろうから乾燥じゃない。
それにSuperを訳すなら「超」の方が自然な感じがしませんか?
まぁ「超乾燥」も変だけど、「極度乾燥」よりもましな気がします。
そして最後の(しなさい)も意味わからんし。なぜ命令形? 括弧書き?
「極度乾燥しなさい」という文脈も意味不明です・・・
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でもこの洋服ブランド、英国・欧州では超がつくほど大人気のオシャレブランドなのです。
なんたってSuperdryの総売上は800億円以上もあり、日本だったらアパレル業種のトップ10位に入るぐらいメジャーです!!
さすがに西松屋の売上1,300億円よりも小さいですが、ライトオンの800億円やワークマンの740億円よりも大きい売上規模のブランドなのです。ちょっとすごくないですか?
お店の中を覗くと、スポーティな洋服が並んでいるのですが、最も人気が高いパーカーのお値段はなんと1,199クローネ(約20,000円)。かなりの高級路線です💰
日本人からすると激ダサと言えるデザインですが、欧米人からすると Superdry というカッコ良さそうな単語と、日本語の文字がかっこいいようです。
デンマーク人の同僚のM君やE君的には、欲しいブランドの一つらしい・・・😅
それにSuperdryを日本のブランドと勘違いしている人も多い。
なので、「うーん、日本のブランドじゃないし、日本語の訳が変すぎて、日本人の感性ではちょっとダサいから人気でないと思うなぁ 😅」
と説明すると、「えー、日本にはないブランドなの?!しかもヒロシ的にはダサいの?」とちょっとびっくりしていました。
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実はSuperdryの歴史を辿ると、英国のデザイナーが日本の居酒屋で見たビールで思いついたというのが発端だそうです。
おそらく意匠権の問題があるので、アサヒ・スーパードライとは言及されていませんが、NY Timesのインタビュー記事で下記のように誕生秘話が紹介されていました。
このSuperdry誕生秘話を紹介すると、M君とE君、がぜん本家ビールのスーパードライを飲みたくなったよう。
仕事中なのに、ネットでアサヒビールを検索して、SuperdryのTシャツを着て日本の居酒屋に繰り出す想像旅行を楽しんでました 😅
コロナが落ち着いて旅行がしやすくなって、日本に来たらアサヒのビール工場に連れっていってあげたいなぁ。
でも、その時にはSuperDryの洋服は着て欲しくないかも・・・。
意匠権の問題もあるし、ちょっと恥ずかしいっ 😖
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注記:日本の税関によると、日本においてSuperdryブランドの商品を販売したり、(個人であっても)日本へ輸入してはいけないそうです。お土産でもダメみたい🙅♂️ やっぱりそうだよね。。。
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