見出し画像

人生を全肯定する授業

僕が30代の元気盛んなころ、
「ガンになってよかった」と
感謝している人たちを取材した本
(タイトルをどうも思い出せない)を
読んだことがありました。


あなたは、
不幸に感謝すること
できますか?

* * *

僕が実際に
喉の末期ガンになってみると、
大変でした。


僕はガンになるには
まだ若いアラフィフなので
ガンの進行が早く、

日に日に食道が狭まり、
固形物が食べられなくなりました。


体力の低下、
体重の減少も早く、
痛みも増してきて、

ガンの進行が
手に取るようにわかります。


寝ようとすると
血の痰が気道を塞ぎ
息ができなくなるので
眠ることもできないまま、

一晩中痰を出し続ける夜が
続きました。


寝たいのに寝られない、
夜が来るのが怖かったです。


幸い、
死に対する恐怖は
それほど感じなかったものの、

毎日増えてくる苦しみに
対処することが大変でした。


抗がん剤治療、放射線治療は
自分の免疫を下げて死を早めると
知っていましたので、

それとは違う方法を
探し取り入れてみたものの、

ガンの進行が早すぎて
治癒まで追いつかないことを
肌で感じていました。


このままでは
進行を食い止めることもできないと思い、
結局、抗がん剤治療と放射線治療を
受け入れることを決めました。


入院すれば、
それはそれで大変。


気軽に
体に針を刺され、管を通され、
薬の副作用でぐったりする日も
多かったですし、

痰のおかげで
眠れない夜も
入院後1ヶ月は続きました。


ガンを治療すると
消滅したガン細胞のあった部位も
消滅するんですね。


僕の場合は
食道と鼻腔を分けている壁に
穴が開き、

食べたり飲んだりすると
自然に鼻腔に飲食物が入ってしまい、
吐き出してしまうようになったので、
飲食することが出来なくなりました。

(鼻腔に空いた穴から空気が漏れるので、
うまく発音ができなくなる言語障害にも
なりました)


そこで胃ろうの手術をして、
ようやく治療から解放されました。

治療の副作用が
落ち着いた頃を見計らって、
最終的なガンの状態を知るために、
再検査をしました。

すると、
早くも肺に転移している兆しが…


転移はもう少し先のことと思っていたので、
「ああ、もうあと数年の命か…」と
覚悟と共に諦めました。


このことは
以下の記事に書いています。


「諦めたら幸せが見えてきた」
   ↓↓↓


* * *


残された時間を
どのように生きようか?


死の扉が意識された時、
この問いに真剣に向き合いました。


そのことは
以下の記事に書いています。

「あなたが本当に
 やりたかったことは何ですか?」
  ↓↓↓


真剣に自分に向き合った結果、
仕事に関しては、

・心のことを仕事にしたい。
・文章を書く仕事がしたい。

ということがわかりました。


そして今、
このようにブログを書き、
心のことを仕事にするための準備を
しています。


おかげさまで
このブログにも少しずつ「スキ」を
つけてくれる人が増え、

フォローしてくれる人も
少しずつ増えてくれています。


たくさんのブログがある中で
僕のブログに反応があることを
喜びに感じています。


みなさん、
ありがとうございます。


死を意識する事で
生きることに完全にスイッチが
入りました。


これも
ガンになったおかげです。


ガンに心から感謝です。


ガンのおかげで
今後の自分の人生を
真剣に生きる覚悟に恵まれたからです。


今のところ、
収入面などの変化はないものの、
毎日の充実度は今まで以上のものがあります。


不満も
なくなりました。


今、
このように充実した気持ちでいる時間で
ほぼ満たされているので、

今後の僕は
充実した生活環境に
変わっていくのでしょう。


思考が先、現実はあと


この法則が
作用するのであれば。


以前のブログでも
ガンに感謝したことを
書きました。


「現実創造の秘訣」
  ↓↓↓


この時は
自分の過去を癒しました。


今回の感謝は、
自分の未来への祝福と
いえるでしょう。

* * *

がんなどの病気になることは、
一般的に不幸なこととされ、
できればそうなりたくないものです。


でも現実は
僕がガンになっただけであり、
そこに幸せも不幸も
結びついていないのです。


幸せや不幸を
現実に結びつけているのは
僕自身です。


ガンに感謝できる
自分になれたことに、
僕自身の成長を感じました。


不幸に思えること、
イヤに感じることに
真剣に向き合うことで

自分の魂を成長させることができると
思えるならば、
それらは感謝の対象となります。


自分を全肯定するための
授業です。


さあ、
今日も素敵な時間を
満喫しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?