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もう悩まない! 賢いSNSとの付き合い方

ひろ健作です。

最近、SNSでの誹謗中傷が原因となって、悲しいできごとになるケースが増えています。

芸能人や一般の人でもふとした発言や態度が元で、攻撃のターゲットになり、まったく見知らぬ人から罵詈雑言を浴びることがあります。

どんなに優しく、いいことを言っていても、ごく一部の人はそれを快く思わず、攻撃をしかけてくる。これはある意味人間の性(さが)といえるでしょう。

しかも言っている本人を調べてみると、意外と大人しい人が多い。ふだんはあまり言う人じゃないのに、ネットで匿名となると途端に豹変するんです。

なぜでしょうか。

それは特に日本人は、あまり言いたいことを言えていないからです。

ふだん言いたいことを言えていないと、どこかでそれ(その想い)を発散したくなります。

そうしたときに利害関係のないターゲットを狙い、不平や不満をぶつける。そうやってストレス発散できるからです。

批判や攻撃を何とも思わない図太い人ならいざ知らず、やはりほとんどの人は言葉の攻撃にさらされていくと、どんなに強がっていてもダメージが来ます。

それは「言葉」には「トゲ」があり、からだに刺さるからです。

ではどうすれば防げるか?

きょうはその話をします。

もう悩まない! 賢いSNSとの付き合い方

元々、2ちゃんねるが登場した2000年あたりから、私はいまの状況を危惧していました。

匿名で人の悪口を書ける掲示板という存在自体に問題があると思えたのです。

いわれもない誹謗中傷に遭う人と言うのは得てしてまじめな人が多い。真正直で正論を言って戦おうとする。だから逆に面白がられて格好のターゲットにされるのです。

SNSではコメントを誰でも書けます(コメント非表示の場合を除く)。そのため何か発信するとすぐ書き込まれ、発言をいいように引用されます。

ですからまともに発言しても、さまざまな角度からチェックしておかないと、突っ込まれたり、責められたりします。

人に対して腹が立ったり、なにか言いたくなったとしても、それをそのままぶつけると火に油を注ぎかねません。

炎上するのを面白がる場合は別として、少し境界線を引いたものの言い方をしましょう。

たとえばこんな感じです。

コメント)
「へー、よくそんなこと言えますよね! いったい何様だと思っているんですか!」
×な例
「これまで私は何年も●●をやってきてます! だから今回のことも生半可な気持ちでは言ってません!」

「すみません、偉そうなこと言って(苦笑)。お互い様だと思ってます(微笑)♪」

解説)
上の例では皮肉を言って引っかけたいと思って相手は言っています。それに対して正論を言えば言うほど逆に相手は面白がります。もっと引っかけてやろうと思っているからです。

一方下の例では見事にかわしています。相手の「偉そうに言うな!」という批判に対して、ストレートにボールを返している。「はい、偉そうに言ってすんません」と。

このすみませんと本当は思ってはいないけれども枕詞的に付けることで、相手の言い分を取りあえずは認めたうえで、その上のレベルに行っているんです。

イメージ的に描くとこんな感じ。

          ←←←(かわし技)私 はい、偉そうですみません!

相手 よくそんなこと言えますね!(攻撃)⇒⇒⇒

立ち位置的に同じ土俵で話していないので、攻撃をかわしているんです。こちらはムキになっていない。だから攻撃できないんです。

            ←←←(かわし技)お互い様だと思ってます!

相手 何様と思っているんですか!(攻撃)⇒⇒⇒

解説)
相手はけなすように「何様か!」と責めてきています。
それに対しこちら側は「お互い様でしょ」と返しています。

ユーモアを入れながら、私も悪いかもしれないけれど、
あなたも一緒よ、として同罪だと言っているんです。

ここで大事なことは、本当に自分のことを悪く思って
謝ったりしないこと。

それをやると今度は相手はさらに増長して
あなたを責めてくるからです。

ここのかわし方は非常に重要で、
相手と同じ土俵に乗らずにいながら、
同じ言葉を使ってあたかもちゃんと対応しているように
観えること。

無視してスルーしているわけではなく
かといって
まともに相手しているわけではない。

この絶妙なバランス感覚が大事なんです。

正論を振りかざすと失敗する

まじめな人がよくやってしまうのは、
正論を振りかざすこと。

理屈に対して理屈で返そうとすること。

これだと
同じ土俵で戦うことになるので、
戦いの火の粉が出て
いつまで経っても終わりません。

SNSの功罪(良い点と悪い点)

SNSは言いたいことをすぐ言えて、
自己表現を思い切りできる点は
とてもいいといえます。

以前のように紙しかなかった時代は
自分発信の場がなく、
思っていることを思ったようには
言えませんでしたから。

だからひとたび色が付いてしまうと、
勝手なイメージが先行し、
フラストレーションになっていました。

それを自分メディアとして
ある程度コントロールできるのは
良い点です。

一方で、
どこのだれかわからない人から
ダイレクトにメッセージが届いてしまうのは
悪い点です。

根拠のない噂や、批判にさらされたり、
スルーしていると、「無視するんですか」と
あたかも知人のような振る舞いをしてくる。

それだけやっかいなんですね。

気丈に振る舞っている人でも
内面は傷ついていることがある。

傷ついているのに虚勢を張って
元気です! なんて言っていても。

だから表舞台に出て行ったら、
上手にSNSと付き合わないと、
ひどく傷つくことがあります。

賢いSNSとの付き合い方。
きょうからあなたも上手に付き合っていって
くださいね。




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