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コメディアンのゼレンスキーはなぜ、得意のコメディアンセンスを生かし、プーチンから微笑みを取ろうとしないのか。

ひとつ、不可思議なことがある。

それは、コメディアン出身のゼレンスキーがなぜ、得意のユーモアやジョークでプーチンの懐に飛び込み、笑いを取ろうとしないのか、だ。

たしかにロシアは悪い。市民への攻撃は良くない。核に手を出すと脅しをチラつかせるのことも許されないことだ。

しかしちょっと待ってほしい。ゼレンスキーの発言が、ウクライナで落ちた支持率を上げるためのものがあり、また西側諸国の応援を取り付けるものだとしたら・・・・・・答えは微妙に違ってくるのではないか。

実際彼の発言は”挑発”している部分がある。小国ウクライナが大国相手にぜったいに負けないと挑発し、プーチンへ語りかけるというしぐさを見せ、大人の対応をしている風にSNSを使って見せているのだ。

さすがコメディアン出身、芸が達者だ。しかしちょっと待ってみてほしい。それだけ芸に長けているのなら、なぜプーチンから笑みを取り付け、双方に利のある選択を取ろうとしないのか。

市民を交えて迄我々は戦いに負けない。脅しには屈しないという姿勢をアピールするのはいいが、なぜ、ユーモアを交えてプーチンの懐に入ろうとしないのか。

<いやいやそんな話が通用する相手ではない。>

そうだろうか。私にはそうは思えない。

たしかに2014年緊迫化したウクライナロシア関係以降話が通用しないと見る向きも正しい。

しかしその一方でプーチンは日本に来て、友好関係を示し、大好きな柔道では、中学生相手に投げ飛ばされるという演技までしてみせたくらい冗談好きな面がある。

そうだとすれば、悪党プーチンは西側諸国が作り上げた虚像があるかもしれない。その証拠に西側諸国は非難こそすれど、割って交渉のテーブルに入るまではしていない。

むしろウクライナ全面支持(アメリカバイデン)を打ち出し、武器供与や戦争への支持をしている面がある。

ある意味別の意味で怖い。

「ウクライナは世界とともに」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6420132

プーチンは90%悪いにしても、残り10%はウクライナ側にも一因がある。得意の芸を生かさず、英雄然としたたたずまいでゼレンスキーのいることが、プーチンのプライドを傷つけているからだ。

この主張には異を唱える人は多いと思う。しかし平和というのは議論や交渉では解決しない部分もじつは多いのだ。

前回記事
暴走化するプーチン、第三次世界大戦を避けるのにたいせつなこと

なぜプーチンは暴走を止めないのか



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