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集団レッスンやチームトレーニングでやるべきこと 1/2

 なにかスポーツをしよう!というとき、レッスンに通ったりチーム・クラブに所属したりすることが多いですよね。
 その中ではいろんなトレーニングメニューが組まれていたり、チームやクラスの目標があったりします。トレーニングを続けていく中で

「なんだかあんまり上達しなくなってきた...」
「あの人は急に上手くなってきたな...」

なんて思いをしたりすることがあるかもしれません。
その時に(あるいはその前に)考えておきたいことがあります。

トレーニングの目的は

 トレーニングをする理由は、目標(大会での勝利や、やりたい動作ができるようになること)に対して不足している技術や能力を向上させることです。この点はあまりに基本的なことなので改めて意識しないと思いますが、大事です。

 例えば、マラソンで4時間を切りたいという目標があって、切れない原因を心肺の弱さだと分析したら、それを向上させるのがトレーニングの目的です。あるいは球技をしていて1対1の場面で弱いのでフェイント動作のスピードを上げるというのも目的に対するトレーニングです。弱さの克服だけでなく、もともとシュートスピードは速いけれどそれに磨きをかけたい、そのために筋力を向上させるというプラス方向の事項もトレーニングの目的です。

集団トレーニングと個人トレーニングにあるギャップ

 スポーツを始めて初期のうちは、集団トレーニングと個人の課題がマッチしている部分が多いので全体練習でも向上していきます。しかし、いずれマッチしない部分が増えていきます。そのことに気づかずに集団トレーニングをこなしているだけだと向上しなくなっていきます。チームやクラスで行うトレーニングは

集団トレーニング / 集団レッスン
・全体としての目標がある(●●大会での勝利、全体のボトムアップ、シーズンごとの到達目標など)
・一般的、全体的なトレーニング
・集団でできるトレーニング(構成員全体が参加できるメニュー)
・集団だからできるトレーニング(対人トレーニングやシナジー効果)

 けれどプレイヤーはそれぞれ体格も違えば競技歴や習熟度、得意不得意な技能も違います。条件が違うならば課題も違ってきます。

レース系の競技で例えると

① 長距離を走ると最後まで付いていけない選手
② 一定ペースだと続けられるけど、アップダウンがあるとキツイ選手
③ 最後のスプリントでいつも競り負けてしまう選手

この3選手が取り組むべきトレーニングメニューはそれぞれ違うはずです。

①→ ミドルレンジの心肺機能を向上させるトレーニング
②→ インターバルトレーニングなどで心拍の上下に対応できる心肺にする
③→ 加速能力向上や高負荷を維持するトレーニング

 さらに③スプリントと一括りにしていますが、スプリントのどの能力が必要なのかは細かく分かれます。

A) 加速が遅くて最後のスプリントに反応できない選手
B) 最高速が維持できなくて離れてしまう選手

でもトレーニングは違います。
 トレーニングメニューを決める際は、自分の現状を把握して何が不足しているのかを見極めてからメニューを組み立てていきましょう。

→集団レッスンやチームトレーニングでやるべきこと 2/2




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インラインスケート日本代表の戸取です。(スピード競技/2007〜現在)。東京ドームのローラースケート施設で働きながら世界中のレースを回っています。国内外で見つけたこと、身に付けたこと、トレーニング方法などを書いていきます。

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