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白髪染めトリートメント、使ってみた

キラリと光る白髪。白髪染めトリートメントで、ぼかせるのか検証してみた。

1.参考商品と使い方

【商品名】
シエロ カラートリートメント
(ダークブラウン・白髪用)

【内容量】230g

【使用方法】乾いた髪にご使用ください。
(1)髪全体にぬる
  白髪が気になる部分には、たっぷりぬってください。
  ※頭皮にすり込まないよう注意。
(2)5~10分ほど放置する。
  さらに時間をおくと、より効果的です。
(3)よくすすぎ、しっかり乾かす
  汚れてもかまわないタオルでふきます。
  ※必要に応じて、シャンプー、コンディショナー等をご使用ください。
  ※手や爪の汚れが気になる方は、手袋をご用意ください。

【ご使用の目安】
・約3日(回)連続使用で、白髪がしっかりなじみます。
・その後は、週2~3回を目安にご使用ください。
・ぬれた髪にもご使用いただけます。

2.経過

【1回目】

先に結果を言うと、白髪は残っているけど、薄っすらベージュになっている??

入浴前の乾いた髪に白髪染めトリートメント(以下、塗料)を塗布。コームを使って、白髪のある部分に塗布。まばらな白髪とはいえ、結局、頭髪全体に塗布する必要がある。

塗布後、洗面台に飛んだ塗料を拭き取る。素手で塗布した為、黒く染まった両手と爪を洗う。その間に、放置時間5~10分が経過する。

塗料を洗い流す。浴室には洗い流した黒い水が広がる。色がなくなるまで洗い流す。浴室内の黒い水滴も見逃さずに洗い流す。なかなか面倒。手袋を使用せず、素手で塗料を塗った為、爪に色残りあり。爪以外の手のひらや指についた色は、入浴後に落ちた。タオルの汚れにも配慮して、暗い色のタオルを使用する。

塗布と掃除の手間、手と爪の汚れ。
費用対効果や、いかに。2回目に期待。

【2回目】

朝、枕への色移りはなし。改めて鏡を見て、1回目の仕上がりに正直落胆する。白髪は白いままじゃないか(がーん)。

説明書きをもう一度見てみると、最初は3日連続で使用すると指示されていた。なるほど「たった1回で驚きの染まり」というキャッチコピーに惑わされていたのだ。

俄然、気を取り直して、2日連続で使用する。

本日も、入浴前の乾いた髪に、素手で塗布。面倒なコームは省く。爪は汚れるが、手のひらの汚れは落ちるからと、両手でガシガシ塗布。頭皮に付けないようにと指示はあるけれど、白髪の根元から染めたいのに、頭皮に付けないなんて無理じゃないか?と諦める。

塗布後は、掃除しているうちに5〜10分が経過する。

色がなくなるまで塗料を洗い流してから、シャンプーとトリートメントを行う。色がなくなったと思ったのに、シャンプーをすると、泡は茶色になる。塗料を落とし切れていない証拠だけど、洗いすぎると白髪の着色も落ちる。複雑な気持ち。

2回目の仕上がりは、1回目と比べると、だいぶ馴染んでいる。もちろん、白髪は黒髪にはなっていないけど、なかなかいい。

爪の汚れは、手袋を使用すれば解決するけど、塗布の手間や、洗面所や浴室の掃除、タオルへの色移りなどを考えると、一度で染まる白髪染めをした方がコスパは良いのかも?

塗料を定期的に塗布する事で、生え際の白髪が目立つ現象を予防できるメリットはあるかも?3回目に期待。

【3回目】

昨日と同じ工程。乾いた髪に塗布し、洗い流した後にシャンプーとトリートメントを施す。いざ、鏡を見る。どきどき。

…染まってる!

いや、よく見れば、白髪特有の輝きはある。光りの強さで印象は変わる。だけど、茶色く光る。着実にブラウンだ。柔らかい印象だ。いいね!

シャンプーとトリートメントをしたけど、それらをしなければ、もっと染まるのかも。色が残る、が正しいのかな?染めているのではなく、髪の表面に着色しているから。

髪にたっぷり塗布して、コームを使用して全体に均一に塗布し、10分以上時間を置いたら、もう少し色は残るのかも。たっぷり塗布した場合、塗料の消費量は増える。1チューブで、何回分だろうか。

私は短髪。髪質は太く、毛量多め。白髪は生え際だけでなく、まばらに生えている為、全体に塗布している。3回使用して、まだ残量あり。説明には「セミロングでピンポン玉約3個分」と書いてあるけど、毛量多めの私は、短髪でもそのくらいの量を塗布した。毛量が多く、長髪の方は、1チューブをすぐに使い切ってしまうかもしれない。

3日連続使用で、白髪をぼかす効果はあった。この効果は、どの程度持続するのか。ちなみに、週2~3回使用する事が推奨されている。経過観察。

【4回目】

3日連続で使用後、塗料の使用を控え、通常通りに頭髪を洗う。約3回の洗髪で、白髪の色は元に戻ってきた。

4回目は、初回に戻ったような気持ちで、再チャレンジ。

左手に手袋をつけて塗料を塗布し、右手でコームを使用する(右手に手袋をつけないのは、手袋の消費を最小限にしたいというケチ臭い理由)。手袋で塗料を扱うと、素手の時よりも、塗料の減りが少ない。塗料が手に経皮吸収されないからかも。

放置時間を、推奨時間よりも長い約20~30分に変えてみた。違いは出るだろうか?

放置後、塗料を洗い流し、シャンプー&トリートメントを施す。全ての工程を終え、しっかり洗い流しても、髪の毛の水を絞ると、うっすら茶色い。シャンプー後に、水気を拭い、塗料を使用する方がより効果を感じられるのだろうけど、個人的に抵抗を感じる。

結果は、1回目と同じくらいの染まり具合。ほぼゼロからの再出発だったのが敗因かも。もっとたっぷり塗布する必要があったのかな。手袋とコームのおかげて、少量でも伸びが良かったけれど、塗布量が少なかった可能性あり(反省)。

【5回目】

前回(4回目)と同様に、左手に手袋を付けて、コームで塗布する。約20~30分放置し、洗い流した後に、シャンプー&トリートメント。

結果は、いい感じに染まっている。いいね!

そして、5回目にもなると、塗布するのも慣れてくる。1回目と比べて、だいぶスムーズに完了する。頭皮に塗料を付着させずに、コームでまんべんなく塗布できるようになる。継続は力なり。

しっかり洗い流しても、シャンプーをしても、塗料は落ち続ける。塗料は、髪表面に付着しているだけだから、洗えば落ちる。塗料を使用しなかった日も、洗えば落ちる。

濡れた髪の状態で、浴槽に浸かる。浴槽に塗料と思われる着色汚れが付く。急いで落とす。気を抜いて白いタオルを使うと、薄っすら塗料が染みる。

塗布する手間よりも、常に浴室やタオルの汚れに気を配る必要があるのが、やや面倒だなーというのが、5回目やってみた正直な気持ち。

【6回目】

塗布も掃除も、手慣れたもの。
塗料の残量は、あとわずか。
次で、使い切るかもしれない。

ちなみに、ズボラさんに朗報です。塗料を洗う際は、手袋をつけなくても、爪への色移りはありませんでした(私調べ)。もし付いたら、ごめんなさい。

【7回目】

ついに残量に限りが見えてきた。チューブの蓋を閉めて、叩いたり、振ったりして、残りの塗料を集める。

これまで、初回から塗料と格闘してきたけれど、ここで最後の闘いが待っていた。それは、チューブ容器の宿命と言ってもいいかもしれない。

出口付近に集めた塗料を出す。その時に、チューブ容器内に溜まった空気が、塗料と共に爆発を起こす。

ブバッ!!

空気が爆発するたびに、塗料が細かく飛散する。小さく細かい塗料の飛沫が、まわりに飛び散り、汚れる。

うわー!マジで止めてくれー!!

飛散を防ぐ為に、細心の注意を払って塗料を絞り出す。それでも、小さな爆発は起こり、洗面所や鏡には、小さく細かい黒い点々が付着する。

すぐに拭き取れば、大丈夫。
慌てず、騒がず、さっと拭く。

自分を落ち着かせ、何度も爆発と格闘しながら、塗布を続ける。

今更だけど、チューブを切って、中の塗料を取り出せば、飛散を防げていいかもしれない。なぜ、塗布している時に、思いつかなかったのだろう(マヌケだ)。

使い切る直前の塗料の飛散には、十分ご注意下さい。

この商品は、230g。短髪で約7回分だった。使用料は個人差(頭髪の長さ、量、髪質、白髪量など)があると思うけれど、ご参考まで。

3.ジアミンアレルギーって何?

塗料について調べていたら、ノンジアミンとか、ジアミンフリー、ジアミンアレルギーって言葉が出てくる。いったい何のこと?

ジアミンアレルギーとは、ヘアカラー剤に含まれる酸化染料が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎のこと。特にアレルギーを発症する頻度が高い「パラフェニレンジアミン」をジアミンと略している(※注意:化学用語としてのジアミンは、必ずしも酸化染料を指す訳ではない)。

頭皮に塗らないようにと注意書きがあるのは、経皮吸収を避ける為だったのか。セルフカラーをする時に、染料が頭皮に付いてしまうと、その蓄積によってジアミンアレルギーが引き起こされる可能性が高まるのだ。皆様、どうぞお気をつけ下さい。

4.使った感想

(1)利点

・髪を傷めない
・ジアミンアレルギーでも、白髪をぼかせる
・定期的にケアできる

(2)難点

・白髪染めに比べると、染まらない
・週に何度も塗布する必要あり
・掃除する手間あり
・タオルなどの汚れに注意

(3)まとめ

当然だけど、白髪染めをした方が、一度でしっかり染まるし、美しい。

私は黒髪だから目立たないけど、すでに白髪を染めている人は、選べる色が限られているから、色ムラになったり、色が変わるリスクがある。あと、次に髪の毛を染める時に、塗料が邪魔をする可能性もあるみたい(要注意だね)。

塗布と掃除の手間が面倒だけど、慣れれば負担は減る。素手でもいいけど、爪の着色は落ちにくいので、手袋をする方がいいね(ズボラを反省)。

ダークブラウンを使用したけれど、ピンク色などのカラートリートメントを楽しんでみるのもいいのかも。

今回の検証では、汗の色落ちは不明。汗をかく場面(運動、サウナ等)での色落ちは、どうなんだろう。入浴時など、水に濡れると塗料は落ちやすい。白いタオルの使用は控えることをお勧めします。

そもそも白髪は染まりにくい。傷んでいない根元のピチピチ毛は特に。白髪染めをしても、すぐに伸びてくる白髪たちを、日常的にケアして、ぼかせるのは、白髪染めトリートメントの良さだ。

塗布を休み、3回以上洗髪すると、白髪は目立ち始める。「あ、やっぱり白髪あるよね」と現実を再認識。白髪染めトリートメントのおかげで、白髪が見えにくくなっていた証拠だ。

白髪染めトリートメントは、白髪をぼかす効果あり!

これで検証を終わります。ありがとうございました!

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