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コミュニティの最大のメリット

今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑氏の『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』(きずな出版)です。その中から「コミュニティが必要」という題でブログを書きました。

本書の中に「コミュニティの最大のメリット」という興味深い文章がありました。

コミュニティの最大のメリットは、「仲良くなりやすい」ことでしょう。 なぜ仲良くなりやすいのか。まず「共通の話題」を持っているからです。「映画サークル」であれば、当然、映画好きな人が集まっているわけで、「映画」という共通の話題で簡単に盛り上がることができます。

コミュニケーションが苦手な人でも、自分の「大好きな趣味」に関しては、雄弁に語れる人は多いものです。 あるいは、気兼ねなく、話の輪に入れる。 

また、コミュニティでは「ザイオンス効果」が得られやすいのです。 ザイオンス効果とは、「単純接触効果 」。接触回数(リアルで会う回数)が増えれば増えるほど親密度は高まる、という心理法則です。 

リアル・コミュニティのほとんどは、月1回 (以上) の例会を行っているところが多いでしょう。 「習い事」「学びのコミュニティ」 であれば、毎週とか週に数回、参加者同士が顔を合わせる場合もある。 同じ人に何回も会うことによって、心理学のザイオンス効果が働きますので、自然と仲良くなるのです。 

コミュニケーションが苦手な人にとって、「友達を1人作る」というのは、とても大変なことです。しかし、趣味サークルなら、趣味を楽しみながら、 自然に人間関係が深まります。趣味サークルに入るだけで、今まで一度も会ったことがない人と、一瞬で5人、10人とつながることができます。 

今まで会ったことのない人と会う、つながる、関係性が深まる。これは、言い換えるとコンフォートゾーンを出るということです。あなたの「世界」が広がるのです。 自分の業種とまったく異なる人との会話は、非常に新鮮に感じます。そしてさまざまな「気づき」や「発見」が得られるでしょう。 

「コンフォートゾーンを出る」のはハードルが高い、 とても大変なことのように思っている人もいますが、趣味サークルに入るだけで、「コンフォートゾーンを出る」ことができるのです。 

「越境学習」という言葉がある。法政大学の石山恒貴(のぶたか)氏の言葉だ。「越境学習」とは、自分の居心地の良い場所(ホーム)を抜け出して、アウェイを体験すること。アウェイは居心地の悪い、すぐにはなじめない場所だが、越境してその違和感や葛藤を味わいながら、なんとかやろうとすることが自分の大きな経験となる。

その最初の違和感を乗り越えれば、人としての幅が広がる。人は居心地の良いコンフォートゾーンをなかなか抜け出せない。しかし、何があるかわからないこの激変の時代は、まったく違った環境での行動が試される。

そのためには、大きなチャレンジではなく、小さなチャレンジを繰り返す必要がある。それが「新しいコミュニティに飛び込んでみること」。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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