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「ヒュッゲ」は何を食べるかより、誰と食べるか

今日のおすすめの一冊は、イェンス・イェンセン氏の『日本で、ヒュッゲに暮らす』(PARCO出版)です。その中から「ヒュッゲとは」という題でブログを書きました。

本書の中に『「ヒュッゲ」は何を食べるかより、誰と食べるか』という心に響く文章がありました。

ヒュッゲをするには、心地よい空間が大切だが、食を通じてのヒュッゲもたくさんある。とくに「何を」食べるかより、「誰と」食べるかが、重要なんだ。

好きな人、親しい人と一緒に、「これ、すごくおいしいねぇ」などと、言い合って食べると、平凡な味のものでも数倍おいしく感じることがあるでしょう。 自分が好きな人たちと「おいしさ」を共感して、心があったまるコミュニケーションの時間によって、ヒュッゲを感じることが多いのだ。

また、ヒュッゲは人と人の心がふれあうときに感じられるもの。人は一人で生きられるわけではないし、人と接することで、自分の存在 を考え、生きる意味を考え、楽しさが生まれる。

自分の力だけでヒュッゲな暮らしをするなんて、僕にはあんまり考えられないね。 家族や友達が大切なのは、自分が一人ぼっちじゃなく、まわりの人たちに守られている「安心」を感じるからではないかと思う。

その「安心」は、ヒュッゲな暮らしを支えてくれる大切なもの。 自分一人ではできないことも、まわりの人の協力があって叶えられていることもたくさんある。そういう感謝を、家族やまわりの人に、日常の行動で自然に伝えられたらいいなと思っている。 

映画を観る日をつくったり、近所の散歩に誘ったり。家族と一緒にヒュッゲを感じることを、僕はいつも心を働かせて考えている。大切な人たちが 「ヒュッゲだね!」って感じる心に触れると、自分の心もヒュッゲになるんだ。

イェンス氏は、日本のカフェやバーには、ヒュッゲな空間が多いという。たとえば、自分たちだけで内装工事を仕上げたような造りだったり、飾ってあるものがシックで個性的だったり、照明が暗めだったりして、居心地がいい空間であるところがヒュッゲだという。

料理はそこそこでも、二回目に「ただいま」と言って入れるような癒される雰囲気があるお店のこと。昔ながらの喫茶店や定食屋、スナックがホッとして、落ち着く理由も、アットホームな温かさがある心地いい空間だからだ。

日常の中で、多くのヒュッゲを感じて暮らしていきたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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