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医師がいなくなる未来のはじまり

今日のおすすめの一冊は、堀江貴文氏の『今やらないヤツはバカ! 堀江貴文のChatGPT大全』(幻冬舎)です。その中から「今、ChatGPTをやらないヤツはバカ」という題でブログを書きました。

本書の中に加藤浩晃氏の「医師がいなくなる未来のはじまり」という興味深い文章がありました。

私は医師で、 アイリス株式会社という医療AIベンチ ャーを起業しています。 医療AIは2015年から広がり、 今までの医療が変わるのでは、と期待されていました。

そんな中でChatGPT が出てきました。 しかし、GPT- 3.5の時は正しい答えが返ってこなかった。 まだこのレベルかと思っていましたが、GPT-4が出てからは特に潮目が変わりました。

ChatGPTはアメリカの医師国家試験でも日本の医師国家試験でも合格レベルだったと報告されています。 そもそも医師は 「機械学習」 のように作られていきます。 大学で6年間知識を学び国家試験を受け、そこから研修してさらに学んでいきます。

これからChatGPTも 医療領域でさらに学習が進み、今のレベルからこれから 数年で圧倒的な性能になっていくと考えています。 だから今、医師の本質的な役割とは何か? という議論が出てきています。

診察をして患者さんのデータを取る部分は、まだ今は医師の行うことです。「診断や治療方針を決める」のも医師法で医師しかできないと定められていますが、「診断や治療方針を考えること」は人間よりもAIの方が得意になっていくでしょう。

医師は平均年齢が50歳です。 開業医に絞ればなんと平均年齢は60歳。そりゃ、集団の年齢を考えるとChatGPTを使っている人はいなそうですよね。

また、医師は医学という領域の職人と考えた方がよく、ChatGPTや AI とか、自分の専門領域以外に興味を持って取り組み出す人がなかなかいません。 なので、いくら 論文検索が便利とか、論文の要約をしてくれるとか伝えたところで、数年経っても ChatGPT の浸透は他の業界 に比べると低いかもしれません。

ただ ChatGPTの先には医師がいなくなる未来があると考えています。今後、患者さんの身体診察データも医療機器により取れるようになったら、ChatGPTがデー タから診断をして治療方針を決めてそして患者さんに説明もすると医師がいなくても医療が成り立つようになり得ます。

ChatGPTは医療領域でも業界が大きく変わり得る革新的なツールです。 決して敵ではなく、 ChatGPTを活用することで次世代の医療のあり方を模索したいですし、 若い世代がChatGPTの普及を進めてもらいたいと期待しています。

◆このChatGPTの未来は、医師だけでなく、すべての「士業」(弁護士、会計士、行政書士、社労士)にも言えることだ。

なぜなら、これら士業の業務の多くは、医師と同じ「相談」(診断や対策)だからだ。

未来を生きるため、ChatGPTを味方にする人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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