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ギバーになって自己肯定感を高める

今日のおすすめの一冊は、ポール氏の『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』(ダイヤモンド社)です。その中から「自己肯定感はすべてのパワーの源」という題でブログを書きました。
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ポール氏は「自己肯定感は、子供の頃、主に3歳までに受けた感情の量に比例して高くなる」といいます。そこで思い出したのが以前、親業(PET)というトマス・ゴードン博士が提唱した心理学のワークです。以前、親業のいくつかのコースを受講しましたが、そのときに言われた言葉が「愛情袋」の話です。

人は誰でも、心の中に愛情袋という袋を持っています。自分の愛情袋が一杯にならないと相手に、優しい言葉、優しい気持ちといった愛情をあげることができません。愛情袋に愛が入っていない人は袋がやぶれているのかもしれません。やぶれているとどんなに、人から優しい言葉をかけてもらっても愛情がどんどん、袋から流れて出て行ってしまい、ちゃんとためることができないのです。

愛情袋が破れている人は、いつも不機嫌でイライラしています。しかめっつらをして、マイナスのことばかりに目がいきます。「どうせ、自分はダメなんだ」と。つまり、自己肯定感がメチャクチャ低い人です。人からほめられても、それをまともに受け取らず、「きっと腹の中では笑ってるんだ」とか「お世辞ばかり言って」とかひねくれて考えてしまいます。

愛情袋の破れを直し、愛をためるには、TA(交流分析)でいうプラスのストロークをもらうことです。プラスのストロークには、言語的なものと、非言語的なもの2つがあります。【言語的】なものには、挨拶する、励ます、ほめる、声かけする、感謝する、大好き、等々の言葉がけがあり、【非言語的】なものには、笑顔、うなずく、相づち、会釈、ハグ、握手、なでる、抱きしめる等々の動作やしぐさがあります。

大事なことは、ストロークはまず、自分から先に人に与えるということです。つまり、先にギブをしなければ、いくら待っていても、人からストロークはもらえないのです。日ごろ、人からストロークをもらっていないと感じる人は、自分が人に与えていない人だとも言えます。見返りを期待しない「ギバー」にならなければならないということです。

「ギバー」というとマザーテレサのように思ってしまうかもしれませんが、家族や親しい友人には、見返りなしの愛を与えているはずです。「ギバー」の反対が「テイカー」です。与えるものより、多くを受け取ろうとする人です。損得勘定で考え、常に自分が有利になるように考える人です。

愛情袋がいっぱいの人は「自己肯定感」の高い人です。そのために必要なことが、ギバーになること。自分が勉強したこと、人の役に立ちそうな情報を惜しみなくアウトプットすること。人に、機嫌よく、ニコニコしてストロークを与えること。「自己肯定感」の高い人には限りない魅力があります。

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