今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑氏の『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』(きずな出版)です。その中から「もっと人生を楽しもう」という題でブログを書きました。
本書の中に「社会との接点を持ち続ける」という心に響く一節がありました。
アメリカでは定年制は法律で禁止されている。年齢を理由に差別することになるからだ。定年制が許容されているのは、公共交通機関の業務や警察官、消防士などだけ。ちなみに、カナダやイギリス、オーストラリアなども定年制が禁止されている。こうした事情のため、アメリカでは従業員個人の意思でリタイアの年齢を決定する。(Morebiz/西東美智子)より
このコロナ禍では、年齢にかかわらず、社会との接点が激減した人は多い。約2年以上にわたり、その状態が続き、それが習慣となってしまったからだ。しかし、それは長い人生の中のたった2年だけの異常な期間。
それまでの人生では、「もっときづなを深めよう」「旅に出よう」「たくさんの人と会おう」「もっと密につながろう」ということが推奨された価値観だった。それが人としての本質的な行動だからだ。しかし、それがコロナ禍ですっかり変わってしまった。
そして、このコロナ禍では、高齢者ほど外へ出かけることが制限された。しかし、外へ出なくなればなるほど、社会との接点は少なくなる。つまり、このままいくと、高齢者の寿命は縮み、認知症は急増するということになってしまう。
今一度、社会と接点を持ち続けることの大切さを思い起こしたい。
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